軽井沢からの通信ときどき3D

移住して10年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

雲場池の水鳥(10)カルガモの子育てー1/2

2021-08-20 00:00:00 | 野鳥
 雲場池のカルガモについて、以前本ブログで紹介したことがあるが(2020.6.5 公開)、昨年は雲場池で雛の姿を見ることはなかったので、ここでは繁殖をしていないのだろうと思っていた。

 しかし、今年7月9日の朝の散歩で、孵化後まだそれほど時間が経っていないと思われる3匹の雛を連れた母鳥に初めて出会った。

 池の奥にかかる橋の下には落差はそれほどではないが小さな堰が設けられており、上流からの水が流れ落ちるようになっていて、泡立っているのだが、はじめ母親と一緒に池で泳いでいた雛たちがその泡を見つけて、しばらくの間戯れるようにして遊んでいた。傍らには雛たちを見守る母親の姿があった。


雲場池の奥に架かる橋とその下に設けられている堰(2021.8.19 撮影)

 以下、この雛たちの写真を見ていただくが、撮影場所は図中に☆印で示している。

7月9日

雲場池で泳ぐカルガモ親子(2021.7.9 撮影)

雲場池のカルガモの雛(2021.7.9 撮影)

泡と遊ぶカルガモの雛(2021.7.9 撮影)

雲場池のカルガモの雛(2021.7.9 撮影)

 よくニュースで見るカルガモの母子の場合、雛の数はもっと多く、10匹前後はいたように思うが、今回は3匹と少なめである。カルガモは10個から14個の卵を産むとされているので、まだ若い母親で産卵数が少ないのか、何か事故でもあり、数が減ってしまったのかそれは分からない。しばらくの間様子を見て、3匹の雛たちがこの雲場池で無事成長していくことができるかどうか追ってみることにした。

 以下はこの日以降、朝の散歩時に撮影したカルガモの母子の様子を日を追って示したものである。最初にこの母子を見つけた雲場池の大きい池にはこの親子のほかに四・五羽のカルガモがいて、ショウブの葉を倒して作ったねぐらで一緒に休息する姿も見られたが、母子だけは次第に堰をこえて上流方向へと移動していった。

7月10日(撮影場所は前日と同じ)
ショウブの葉を倒してつくられた寝床でくつろぐカルガモ母子(2021.7.10 撮影)

ショウブの葉を倒してつくられた寝床で遊ぶカルガモ雛(2021.7.10 撮影)

ショウブの葉を倒してつくられた寝床でくつろぐカルガモ(2021.7.10 撮影)


寝床から出て泳ぎ出したカルガモ母子(2021.7.10 撮影)

7月11日(この日は堰を越え上流に移動)

雲場池のカルガモ母子(2021.7.11 撮影)

雲場池のカルガモ雛(2021.7.11 撮影)

雲場池のカルガモ雛(2021.7.11 撮影)

7月13日(再び堰の下流の池に移動)

雲場池のカルガモ母子(2021.7.13 撮影)

堰付近で遊ぶカルガモ母子(2021.7.13 撮影)

堰付近で餌を探すカルガモ母子(2021.7.13 撮影)

カルガモ雛(2021.7.13 撮影)

カルガモ雛(2021.7.13 撮影)

7月14日(再び堰の上流域に移動)
母親から離れて泳ぐ3匹の雛(2021.7.14 撮影)

母親から離れて泳ぎまわる雛(2021.7.14 撮影)

母親が近くに寄って来る(2021.7.14 撮影)

母親と一緒に泳ぐ雛(2021.7.14 撮影)

珍しく他のカルガモも近くにいた(2021.7.14 撮影)


池の中を自由に泳ぎ回る3匹の雛(2021.7.14 撮影)

 雲場池の堰からさらに上流に遡ると次第に幅が狭くなり清流がみられるようになる。この付近にも橋が架けられていて、これより上流になると川幅はさらに狭くなって小川の流れのようになる。流れの両側には草地が広がっているが、カルガモの母子はこのあたりに移動して、流れのある川で泳いだり草地に入って餌をついばんだりしている。3匹の雛と母鳥は元気な様子である。

7月16日(さらに上流に移動していた)


雲場池の上流にある2つ目の橋の付近で餌を探すカルガモ親子(2021.7.16 撮影)


周囲に気を配るカルガモ母(2021.7.16 撮影)

上流の浅い所で餌を探すカルガモ雛(2021.7.16 撮影)


上流の浅い所で餌を探すカルガモ母子(2021.7.16 撮影)

7月17日(撮影場所は前日と同じ)
上流に移動したカルガモ母子(2021.7.17 撮影)

流れの中で餌を探すカルガモ母子(2021.7.17 撮影)

上流脇の草地で餌を探すカルガモ雛(2021.7.17 撮影)

餌を探す雛を見守る母カルガモ(2021.7.17 撮影)

7月20日(撮影場所は17日と同じ)

上流脇の草地で餌を探すカルガモ雛(2021.7.20 撮影)


雛のそばであたりを警戒する母親(2021.7.20 撮影)


雲場池上流のカルガモ母子(2021.7.20 撮影)

 観察を続けていると無事成長するようにと願うようになるのだが、雛たちは天敵に襲われるようなこともなくすくすくと成長を続け、だいぶ大きくなってきた。ところがこの後、数日ぶりに現地に出かけたところ、親子の姿は見えなくなっていた。下流域に戻りあちらこちら探してみたがやはり見当らない。少し心配になってくる。

 以下次回。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏の蚤の市 | トップ | 雲場池の水鳥(11)カルガ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

野鳥」カテゴリの最新記事