NPO法人「まぁぶる」10周年を記念しての「ありがとう」イベント、その中の二つの映画『奈緒ちゃん』『ピグレット』がサールナートホールで上映、『ピグレット』だけを観てきました。8年前の制作ですが感動しました。
奈緒ちゃんという知的ハンディを抱えたお母さんの弟さんがその家族風景を撮り続けたドキュメンタリー。「世界中がぴぐれっみたいだといいのに」という言葉が本当に伝わってきます。心が温まり元気が湧きました。
知的ハンディを抱えた家族の集まり「つぼみの会」から授産所となる「ぴぐれっと1」、福祉業所となる「ぴぐれっと2」、パン工房カフェとしての「ぴぐれっと3」そしてグループホーム「ぴぐれっと4」に向かう22年間。
息子さんが「ぴぐれっと」に働くことになり、福祉作業所からパン工房カフェビジネスとして成り立たせようとする方向をめぐる母と父との対話。自分たちが大切にしてきた「ひとが大事にされる」それだけは守ってほしい。
そして、パン工房は成功し、今度はグループホーム、奈緒ちゃんの自立。「ぴぐれっと」が発展していく背景には当然に政治の変化もあったのだろうけれど社会を突き動かしていくハンディかかえる人々の「想いと力」。
「古いより新しい、きたないよりきれい、逆らうことができない流れだけれども失ってはいけないものがあるはず、だけどそれが足を引っ張りはしないか」。時代を超えて「失ってはならないもの」。いい言葉の響きでした。
全編通じて流れる主題曲が「プリパ」。私の記憶では韓国の民主化闘争の中で歌われた曲のはずです。「プリパ」が随所で編曲されて使われ映画のリズムを作っています。監督はその歌を知っている世代なんでしょうか。
われらはプリパだ チョッタチョワ
共に死に、共に生き チョッタチョワ
ひざをついて生きるよりは立ったままで死のうじゃないか
われらはプリパだ
(プリパは根っこの意味。チョッタは「よいよい」のかけ声)
奈緒ちゃんという知的ハンディを抱えたお母さんの弟さんがその家族風景を撮り続けたドキュメンタリー。「世界中がぴぐれっみたいだといいのに」という言葉が本当に伝わってきます。心が温まり元気が湧きました。
知的ハンディを抱えた家族の集まり「つぼみの会」から授産所となる「ぴぐれっと1」、福祉業所となる「ぴぐれっと2」、パン工房カフェとしての「ぴぐれっと3」そしてグループホーム「ぴぐれっと4」に向かう22年間。
息子さんが「ぴぐれっと」に働くことになり、福祉作業所からパン工房カフェビジネスとして成り立たせようとする方向をめぐる母と父との対話。自分たちが大切にしてきた「ひとが大事にされる」それだけは守ってほしい。
そして、パン工房は成功し、今度はグループホーム、奈緒ちゃんの自立。「ぴぐれっと」が発展していく背景には当然に政治の変化もあったのだろうけれど社会を突き動かしていくハンディかかえる人々の「想いと力」。
「古いより新しい、きたないよりきれい、逆らうことができない流れだけれども失ってはいけないものがあるはず、だけどそれが足を引っ張りはしないか」。時代を超えて「失ってはならないもの」。いい言葉の響きでした。
全編通じて流れる主題曲が「プリパ」。私の記憶では韓国の民主化闘争の中で歌われた曲のはずです。「プリパ」が随所で編曲されて使われ映画のリズムを作っています。監督はその歌を知っている世代なんでしょうか。
われらはプリパだ チョッタチョワ
共に死に、共に生き チョッタチョワ
ひざをついて生きるよりは立ったままで死のうじゃないか
われらはプリパだ
(プリパは根っこの意味。チョッタは「よいよい」のかけ声)