受け取り拒否額は増額分9万9450円のうち所得税1万8276円を差し引いた8万1174円です。※写真は「マツキヨ通信」2月議会報告
※申し入れ文書※
田辺信宏静岡市長様 2016年6月23日
期末手当増額分の受領拒否について
静岡市議会議員 松谷 清
私こと松谷清は、2014年度12月議会以来、度重なる人事院勧告に基づく期末手当の増額に反対し受け取りを拒否してきました。今回の期末手当についても同様に受け取りを拒否します。
受け取り拒否理由の第1は、2年前同様に政府のみならずこの参議院選挙告示以前にすべての政党が共通認識とする消費税10%を先送りせざるを得ない逼迫した経済、国民生活の現状が存在していること、
第2は、職員の期末手当の増額は人事院勧告を根拠にしたものですが、議員の場合には特別職等報酬審議会への諮問によって増額の妥当性を客観的に示す必要があるにもかかわらず「条例に規定がない」として報酬審議会の開催もなく議員自身で自らの報酬を議決した「お手盛り増額」であること、
第3に自ら議決に参加し反対してきたにもかかわらず受領することは私の政治信条に照らして到底納得できるものではないこと、です。
その意味では新潟市のように期末手当も条例の審査事項とする条例改正が求められています。田辺市長であれ、議会自身であれ早急な条例改正案が議会に示されることを強く要望しておきたいと考えます。
今回の期末手当は159万1200円、所得税29万2430円で、129万8770円が支給総額となります。尚、市が支給総額を供託した後、期末手当のアップ分9万9450円から所得税分1万8276円を差し引いた8万1174円を残して後日に受領することで、増額に対する反対意思を貫き通したいと考えます。