まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

農水省、三笠フーズの事故米など24都府県377業者に流通を公表

2008年09月16日 | ニュース・関心事
 農水省の太田大臣は、ここに来てようやく、事故米の流通が24都府県377業者、和菓子、給食、焼酎など国民の生活に関わる日常食品に流通していたことを公表しました。

 NHKニュースで、377業者を書き出すと畳3枚分というのでまさか、静岡県はと目を凝らすとあるではありませんか。そこで、農水省と内閣府のホームページ開くも22:00段階では見ることが出来ません。

 三笠フーズによる農水省幹部接待のニュースを見ると、成程そういうわけかという気になりますが、この分野のぼろもうけを手がけるブローカーの存在が指摘されていました。

 日本の米を守るための部分的外米の輸入枠の事故米でこのような不正と消費者無視の流通が成り立っていたことを殆ど認識していなかった身としては、誰の責任なんだろうか、と。

 そして、改めて「生産者と消費者」の顔の見える関係の直接的流通を実現する消費者活動の大切さを認識させられる事件経過です。「曲がったきゅうりの時代」を掲げた自分自身の原点再発見です。

リーマン・ブラザーズの経営破たん、金融庁の資産保護命令

2008年09月15日 | ニュース・関心事
 金融界に異変が起き、リーマン・ブラザーズの経営破たんにともない異例ともいえる金融庁が、日本法人に対し資産の国内保有命令と業務改善命令を出したと発表した、とのことです。

 いよいよサブプライムローンの破綻がアメリカ政府の公的介入にもかかわらず、押しとどめることが出来ない「恐慌」的事態という新たなステージが始まっているのでしょうか。

 メルリリンチがバンクオブアメリカに5兆円と言う多額な資金によって買収されたといいますから、アメリカ政府自身が無視できない危機的状況に直面していることになります。

 中国の北京オリンピックバブルも果してこのまま継続するのか。アメリカ金融界の危機がどのように波及するのか。リバレッジという「虚の世界が虚を生む」金融界手法の破綻がどんな世界を導き出すのか。

 原油の高騰にも関与してきた投機マネー、ピークオイルもあり、単純に原油安に転じないエネルギー分野に政府の経済対策は長期的エネルギー改革を見通してのものか、大いに疑問です。

三笠フーズの事故米販売が与える生活への不安

2008年09月13日 | ニュース・関心事
事故米の販売ルートがこんなに緩やかな監視下にあり、このようなずさんな流通ルートが形成されていたことに、正直、驚きました。農水省のチェック体制の甘さも指摘されてますが、何故このような事が、です。

今まで、お酒とか焼酎とか、の話からお菓子、病院、老人施設と次から次に事故米の使用実態が明らかにされます。三笠フーズの犯罪性に対する厳しい批判は当然ですが、それにしても、なぜです。

しかも、病院、老人施設は中国産のもち米であるということがニュースの最後に触れられています。またまた、中国か。北京オリンピックの成功に沸き立つ中国ですが、何故、のような輸出が許されるのか。

この事件の本質がどこにあるのか、きちんとした検証が必要です。

熊本県知事「川辺川ダムの中止」を県議会で表明

2008年09月11日 | ニュース・関心事
先の知事選挙で当選した蒲島郁夫熊本県知事が、開会した県議会で「現行計画を白紙撤回し、ダムによらない治水対策を求める」とする所信表明を行ったとの報道です。

前知事からの流れもありますが、首長の力を見せ付けるかのような政治決断です。「よくぞやった!」です。それにひきかえ、我が石川県知事は、どうなっているのでしょうか。

強制収用をやったにもかかわらず、安全な航空機の飛行を担保する制限表面に関わる土地を確保できていなかった、という空港管理能力に欠けるとしかいいようなない静岡県の行政水準。

この制限表面での土地の確保ができていないと言うことのもう一つの側面は、私有財産の強制的取得の過程で測量ミスなどと言うような信じられない事態を引き起こしていた静岡県の行政水準。

県知事選挙は来年の7月。総選挙が終わらないと民主党もどうにもなりませんが、民主党が知事選挙にどのような候補者を擁立できるのか、そこに静岡県政改革の大きな条件がかかっています。

自民党総裁選5人の候補者の第一声、東京・毎日・日経夕刊見出し

2008年09月10日 | ニュース・関心事
自民党総裁選の始まりで、各社伝えていますが、夕刊3紙では、東京・毎日・日経が第一声の見出しが結構面白く読めました。見出し的には、小池百合子さんが一番ですね。女性を前面に立てて、アメリカ・ヒラリーを意識でしょうか。


与謝野馨ー「パンチ聞いた話を」(東京)「タイトル戦の心境」(毎日)
     「堂々たる政治、温かい改革」(日経)

石破 茂ー「政治は感動である」(東京)「堂々と真実訴える」(毎日)
     「私は、立て直す」(日経)

麻生太郎ー「民主との戦い肝心}(東京)「最後まで分らぬ」(毎日)
     「日本の底力」(日経)

小池百合子ー「自民党は変わった}(東京)「構造改革進める」(毎日)
      「日本、もったいない宣言」(日経)

石原伸晃ー「胸借りるつもりで」(東京)「胸借りるつもりで」(毎日)
     「心の通う改革続行宣言」(日経)

NHK・クローズアップ現代「おむつは外せる・介護最前線」

2008年09月09日 | ニュース・関心事
 今日は久しぶりに、NHK・クローズアップ現代「おむつは外せる・介護最前線」をみることができました。施設で「おむつ」状態にある親を持った人ならいつも感じていた、何故、寝たきり「おむつ」状態なのか。

 何とか、一人でトイレにいけるようになれないのか。こうした状態は「ある意味、医療難民」という解説が行われていました。勿論、現在のような介護従事者の労働環境で、困難であることは理解しますが、みていて「実感」でした。

 インドネシアからの介護従事者が外国人労働者として日本に入ってきました。外国人労働者を排除するという立場ではありませんが、あまりに介護の労働環境の悪さを考えるとき複雑な思いに駆られます。

銚子市立病院休止で注目される全国の自治体病院と県内赤字病院

2008年09月09日 | ニュース・関心事
 全国の赤字自治体病院、千葉県銚子市での公立病院休止が大きく注目されています。議会を傍聴した市民の方々の怒りの声が静岡にいても伝わってきます。県内でも藤枝市立病院が保険点数、医師不足だけでなく経営問題としても注目されます。

 あたらしく市長に当選した北村さんは、私が県議会時代に農水委員会に所属していた時の部長で酒を酌み交わしながら静岡県の農業について語り合った記憶があります。剣道の達人で豪快さと繊細を併せ持つ方です。

 9月議会でどのような展望を切り開いていくのか大いに期待したいところです。先日の虹と緑の自治体議員勉強会で榛原病院が駿河銀行から11億円の一時的借り入れを断られ、吉田町、牧之原市で緊急支援の議案が出ているとのことでした。

 銀行が病院にお金を貸さない、一昔前では考えられない事態です。貸さない駿河銀行が悪いのか、経営の展望を出せない自治体の側に責任があるのか、それにしても異常な事態といえます。

 総務省は赤字公立病院については独立法人化方針に誘導すると言うことを宣言しています。その方向を持つ病院については財政的支援策を打ち出すとして露骨な姿勢です。健全化指標が示される9月議会の審議に注目したいと思います。

 

自民党総裁選「財政出動派」と自治体9月議会で示される健全化指標tの関係

2008年09月07日 | ニュース・関心事
 自治体の9月議会から財政健全化法に基づく4つの指標のうち将来負担比率と実質公債比率が公表されています。三島市議会では、報告に対して質疑が可能とのことで、議会のチェック能力を示す絶好のチャンスとなっています。

 将来負担比率、三島市では50%、3月段階では180%くらいかとの答弁であったとのこと。危険水域は350%なので、かなり安全宣言に近い50%です。でも、どうして180%が50%にもなっているのか。

 答えは都市計画税の取り扱い、つまり、ほぼ全額を借金返済にまわすとすると財政は安泰と言う数値が導き出されます。しかし、果たして都市計画税は全額借金返済に使われてきたのか、どうかのチェックが必要です。

 ところが、その都市計画税の過去データが議会に示されるかと言うと「議会側が要求しなければ出さない」のが行政当局。静岡県では牧之原市が議会にかなりの資料を提供しています。先日の基金の運用をめぐるミスがあったためかどうか。

 いずれにしても、健全化指標をきちんとチェックできるかどうか。まさに議会のチェック能力水準が問われる9月議会と言えます。一方で、この数値の実態を分析・批判しないと、総裁選候補者の財政出動派に根拠を与える事になります。

 

朝日テレビ報道ステーション、福井県の子育て支援事業を取り上げる

2008年09月06日 | ニュース・関心事
 昨日の朝日テレビ報道ステーションで福井県の子育て支援事業が取り上げられました。4人の子持ちの家族が3人目以上の子供たちに様々な公的支援、1年に130万円以上のサポートがあるとのこと。県全体で100億円以上。

 何故にこんなに公的支援?その前に福井県の合計特殊出生率はいくつで、静岡県は、静岡市は、浜松市は、になります。ただ、この統計数字、簡単には出てきません。毎年の合計特殊出生率公表の県は。

 全国を調べていないのですが、参議院の厚生労働委員会調査室に問い合わせると、少なくも神奈川県と新潟県は毎年の県内自治体別の数値を公表していますが、我が静岡県は全然ダメ!残念です。

 古い厚生労働省の資料をもとに公表しているのは県ではなく菊川市。その資料によると、1998年から2002年で県は平均1,48.トップは浜岡町1,79、松崎町1,70、裾野市1,68。静岡市は1,34、浜松市は1,52.

 これは合併前数値で、清水市1.33、蒲原町1,32、由比町1,32.これでは合併しても静岡市の人口増のシナリオは描けません。何故、静岡市は合計特殊出生率は低いのか。単純出生率も、静岡市は7,8人と低い。浜松市9,2人(05年度)。

 静岡市の人口は毎年減少。少子化だけが原因かというとそうでもありません。社会的には県外流入と流出は05年、06年、07年3年連続で流出が多い。合併後の市内では葵区、清水区の住民が駿河区に流入。

 ところが、静岡市は県庁所在地と、助産院はじめ出産環境はそんなに悪くないと、と亜美助産院の近藤助産師の言葉。では、何故こんなに少子化が進むのか。ここを解き明かすことから市政大改革!でしょうか。

カリブのハリケーン、日本の局地的豪雨、地球温暖化が影響

2008年09月04日 | ニュース・関心事
アメリカのルイジアナ州を襲うハリケーンのニュースに娘が派遣されているドミニカ共和国は大丈夫だろうかと不安。すると、今日の報道ステーションのニュースでハイチで25人が死亡という。

 ハイチといえば、ドミニカ共和国と同じ島。娘に連絡するもこの1週間ほど連絡取れず。今日、やっとメールが通じました。やはり、ハリケーンの影響で電気はストップ、激しい雨と雷雨、下宿先は雨漏り。

 JICAとの連絡も取れず大変らしい。食糧確保もままならず、やっとネットカフェで通じたとのことでした。カリブの情報は日本に伝えられることはほとんどありません。どうしてもアメリカ中心。

 このハリケーン、しかし、他人事ではありません。日本列島を襲う局地的豪雨の10日間。新幹線という交通網はズタズタ、岡崎市、八王子などいくつかの都市で水害の大被害。

 地球温暖化の影響でしょうか。