~1990年・イースター島4日目・7人のモアイ~
イースター島も4日目の朝を迎え、そろそろタヒチに向かう飛行機の
リコンファームをしなければなりません。
イースター島内に、ランチリのオフィスは、その頃、島に唯一のホテル、
「ホテルハンガロア」の中にあったので、朝から出向きました。
さすがに、ホテルという感じで、1泊100US$位するらしかったので、
我々には高嶺の宿です。でも一泊位しても良かったかしら?
それから、7人のモアイ・・アフ・アキビに出掛けました。
地図では、片道5kmくらいなので、またもやのんびりとウォーキング・・・。
途中で道が合っているのか不安になったときには、
たまたますれ違った地元の人に「セブン?」と指を7本立てれば、
方角を指差してくれるので、比較的順調に行けました。
道の左右は乾いた林のようなところだったりして、
あまり見通しが良くなかったのですが、たまに民家もあるようで、
「ハポネス?」と姿が見えないところから声が聞こえたりして、
多少ミステリアスでもありましたが・・・。
視界が開けてきて、7人のモアイが見えてきました。
ここには観光客の一行がマイクロバスで来ていましたが、
入れ替わるようにいなくなったので、ゆっくり写真撮影しました。 モアイの横顔や・・
海を見つめる後姿・・
海が近そうに見えますが、多分地図上では3km位あるのではないかな。
ここでもしばらくクミちゃんと二人でモアイを堪能して、帰途につきました。
ハンガロアに戻り、「そうだ、博物館に行ってないね」ということに気づき、
またもや道がはっきりわからず、博物館というスペイン語もわからず、
通りかかった女の子に英語で聞いてみたら、
きれいな英語で教えてくれました。英語教育が行き届いているのかと、
ちょっと羨ましくもあり感心もしました。
博物館は小さな建物で、クミちゃんは「モアイの目」を見るのを
楽しみにしていたのに・・・なんと・・・
「モアイの目」はたまたま日本のどこかに展示されに出掛けていたらしい。
イースター島に来るまでモアイに目があることを知らなかった我々・・・、
入れ替わりで、日本に行ってしまっていたとは
イースター島の夜も最後になりました。
暗くなるのが遅いので、折り紙でお花を折ってためていたのを
糸で固定してくす玉を作っていました。
それから、南半球の空を眺めに通りへ出て、
横になっていた南十字星を見てから、眠りにつきました。~続く~