~1989年夏・北海道の旅~
前半は友人タケと二人旅で、後半は一人旅。
気が向くままに後半の旅は進み、
サロマ湖のYHでは人手不足ということで数日お手伝いをすることになり、
気がつくと、
JRの道内周遊券の期限はあと3日になっておりました。
あと、行ってみたい場所といえば・・・。
この半年前に初めて北海道に来た時の旅で、
初めてYHに泊まったのは霧多布の近くにあった浜中YHでした。
不安だったYHデビューでしたが、
ホステラーさんやペアレントさんがとても温かい方たちで、
その後の一人旅を導いてくれたと言っても過言ではないくらいです。
その時に周辺の見所を教えていただいたけれども、
冬だったので行きづらい所もあったので、
夏になったこの時に、ぜひ行ってみたいという場所がありました。
ところが、1989年夏には浜中YHは休業(?)しておりまして。
周辺のユース民宿は混んでいるだろうし・・・、
・・・ちょっと離れるけど、根室のYHに宿泊することにしました。
サロマ湖からバスで網走に出て、
人気の釧網本線で、途中「釧路湿原駅」に寄ることにしました。
はっきりとは覚えていないのですが、
途中、弟子屈駅から、数日前にサロマ湖で会った男子学生たちが乗ってきて、
その人たちと立って会話した記憶があるので、
釧網本線はなんだかとっても混んでいたように思います。
彼らは私のことを「ヘルパーさんだ」と覚えていてくれましたが、
それは違うのだよ・・・と訂正しまして。
彼らも釧路湿原駅で下りて、近くの細岡展望台まで行くというので、
ご一緒させてもらいました。
細岡展望台から見る釧路湿原は、
あまりにも雄大でした。
この旅は天気には大変恵まれており、
ここでも、空の広さと湿原と台地の地形に感動いたしました。
この時、一緒にいた学生が私を入れて湿原の
写真を撮ってくれたのは有難かった、
・・・ですが湿原だけの写真がなくてここではアップできませぬ。残念。
次の列車の時間に合わせて駅に戻り、
釧路湿原駅では、コスプレ()用に駅員のブレザーと帽子を貸していたので、
それを着けて写真を撮ったり、
・・・こういう時同行者がいるって良いですね~・・・
楽しいひとときとなりました。
釧路駅でそれぞれの方向に分かれ、
自分は根室へと向かいました。
時間的に、根室本線の海が見える風景は、
午後の日差しがオレンジっぽくキラキラ輝いて、
ちょっと荒涼感も漂い、
これが駅舎という駅もいくつかあって、駅名も面白い、
ちょっと異次元的だったように思います。
こうして、根室に到着しました。 ~つづく~