地図帳のはなし*ピトケアン島
学生時代(1990年)タヒチに行った時に、
夜、時間があいたときなどに
持参したガイドブックや地図などを見ていて、
南太平洋にいかにたくさんの知らない島があるものだと思いましたが、
「イギリス領・ピトケアン島・人口40人くらい」
・・・絶海の孤島のようなところに、40人くらい
どうやって暮らしているのか、とっても謎だったのですが、
現在のように簡単にインターネットで調べることもできない時代、
旅から帰って、図書館に行ってみたものの、
人口40人というのは誤植ではないことと、
反乱をおこした人たちが流れ着いて住み着いた末裔だということが
わかったくらいでした。
それからも心の片隅に「ピトケアン島」はひっかかっておりましたが、
ある時、テレビのドキュメンタリー番組で、
時任三郎さんがピトケアン島に滞在したのを放映したのです。
(調べたら1997年くらいでした)
ニュ-ジーランドから船旅で数日(いや、もっとだったかな?)、
ピトケアン島へは飛行機はなく、行くのも大変です。
放送によると、3ヶ月に1回定期船が物資を運んできたり、
島内は発電施設(発電機?)があったり、
想像していたより文明的な生活の暮らしぶりでした。
自分の中で知りたかったことが、クリアになって、
「時任さん、よく行ってくれましたね」と感謝したほどです。
さて、その後、インターネットが普及して、
ピトケアン島についてもすぐに調べられる時代となりました。
が、もちろんよくない話も見えてくるわけで・・・。
地図で見ていたときは、ロマンあふれる島を想像しておりましたが、
現実を知らないほうがよかったりして
絶海の孤島に浮かぶ少人数の島・・・未来はいかに?