モアイのためいき

日々のこと・ハンドメイド・若い頃の旅など

1989夏*北海道*16*落石(おちいし)岬

2010-11-04 10:29:20 | 1989年*夏*北海道

~1989年・夏・北海道の旅~

いよいよ旅もあと数日というところで、

北海道の東端、根室へ行きました。

宿泊した根室YHはまだ開所して間もなかったらしいです。

とてもやさしそうなペアレントさんが、

「まだ慣れていなくて・・・忙しいんだよ」とおしゃっていて、

私も図に乗って「暇そうな人に手伝ってもらったら?」と言って、

サロマ湖で数日お手伝いした話をしたら、

早速「ヘルパー募集」と大きな張り紙をされていました

根室はその半年前、納沙布岬をまわった事があったので、

今回はJRで少し戻って、「落石」に行き、

その後、厚床からバスで別海に行くことにしました。

ペアレントさんから「なぜ、そんなところに行くの?」と聞かれましたが、

別海に関しては、「なんとなく・・・」としか言えません。

小学生の社会の教科書で「根釧台地・パイロットファーム」という

語句があって、それが印象に残っていたので、

別海ならそれが見られるのではないかと・・・。

まず、「落石(おちいし)」へ。

JRの駅からてくてく数㎞歩いたでしょうか・・・。

方角的にはこっちで合っているんだろうなぁ、

と少々不安も感じながら、落石岬の駐車スペースに着きまして、

そこからまた、木道を歩いたりしながら、太平洋を望む岬へ。

この日はよく晴れていて、木道の脇の緑も鮮やかで、

・・・しかし、困ったことが

トイレに行きたくなった・・・が見当たらない

周りには人は見当たらない・・・ので、

木道を下りて(←きっといけないのでしょうね)、

草が生い茂る人が隠れるところへ行き、(小)をしてきました。

下世話な話ですみませんが、本当にこの時は人が来ないことを祈った。

いちおう、若い女性だったもので。

さて、すっきりして何事もなかったように木道に戻り、

岬へ向かうと、数人、人がいらっしゃいました。

あ~かち合わないで良かったと心から思いましたよ。

自転車で来たと思われる男子学生がいて、

・・・当時自転車の旅行者はバイクの「ライダー」をもじって

「チャリダー」と呼ばれていたように思いますが・・・、

すごく日焼けして痛そうでしたが、

お互い、写真を撮りあったりしました

落石岬はそんな感じで「たどりついた~」感が強くて、

景色に感動するよりも「人に(小)をするところを目撃されなかったか」と、

気もそぞろに、早々に引き上げてきました。

今となってはそんなエピソードが心に残っていて、

木道を下りた時のちょっと軟らかめの土の感触とか、

それも思い出のひとつになっておりますが

余談ですが、落石はそのちょっと寂しげな感じからか、

ドラマ「北の国から」の続編で、

蛍ちゃんが不倫して逃避行(?)した住所として出てきます。

自分が行った時は晴れて太平洋がきらきらしていました。 ~つづく~


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