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学生時代の旅④*四国・福寿草の里

2010-02-28 15:39:54 | 四国*1991年

1991年2月、高知県大豊町・・・

友人クミちゃんと四国を回るにあたって、細かく予定を立てておらず、

今となってはなぜ、大豊に宿泊することになったのか、覚えていないのですが、

面白そうなユースホステル(YH)がある・・・ということで、

行ってみたような気がします。

はたして、たった1泊でしたが、心に残る宿泊でした。

朝、YH(お寺)で、和太鼓で読経をするというので、

我々も参加させていただきました。

今まで聴いたことのないリズム感のあるお経で、

和太鼓が冷たい空気の中、ズンズン体に響いてきます。

その日の予定も特に決まっていなかったのですが、

あまりのんびりできる時間もなかったもので、

夕方には高知駅に着いていたいという制約の元、

午前中に、大豊の「福寿草の里」へ行くことにしました。

YHから約7㎞、山に向かって歩いていくと、

ちょうど、福寿草の祭りがあるというのです。

こういった情報もYHならではで、口コミの面白さは旅のグレードをUPさせます。

というわけで、クミちゃん、フィンランド人のアンナ、私の3人で出発。

YHで、「腰に巻くように」と「修行中」と書かれた布を借りました。

この日は陽が当たっていながら、凍てつくような寒さで、

道もなかば凍っている為、滑らないように黙々と歩きまして・・・。

クミちゃん、アンナの「修行中」の布が腰にゆらめくのを見ると、

なぜだか歩く力が湧くというか

アンナが転んで鼻血が出てしまった時は、ヒヤッとしましたが、

すぐにリカバリーして一安心。

余談ですが、

アンナは顔も可愛いし、プロポーションもナイス(お風呂一緒だった)、

何より、精神的にタフで、心優しく、

日本のことを好きでいてくれて、一緒に歩けてよかった

人気のない道を2時間くらい歩いたか・・・

福寿草の里に到着

雪の間から福寿草が顔を出しています。

ただ、噂では「咲き乱れる」と聞いていたので、それにしては寂しかったかな。

そして、お祭り?の会場には町の方たちが数十人は集っており、

「暖まってね~」と囲炉裏の前へ案内してくれて、お茶を頂きました。

現代と違い、ペットボトルもなく、山道には当然コンビニもなく、

熱いお茶は冷えた体に染み渡りました。ありがたい

行きはよいよい帰りは怖いと逆に、

帰り道は下りで、気温も若干上がってきた為か、

あっという間にYHまで戻ってきてしまい、

アンナやペアレントさんと惜しみつつ別れ、

今度はJRの駅までてくてく

そして高知駅に着きまして、YHに宿泊を決め、

確か日曜市が開かれていたので(曜日がおぼろげですみません)、

暖かい日差しの中、見て回りました。

高知市の「市」については、ゼミの先輩が卒論に取り上げていて、

ぜひ、見てみたかったものです。

高知市で2泊し、その後は一気に足摺岬へ行くことにしました。

JR周遊券で特急に乗って移動できるのはよいのですが、

残念ながら、特急での移動はあまり心に残らず・・・。

車窓の風景も覚えていないのです。Oh,no

~ 続く ~ 


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