~1989年・夏・サロマ湖畔から昇る朝日~
夏の北海道は夜明けが早く、
朝、4:00a.m.頃、東の空が明るくなってきます。
この日は雲のないところから朝日を臨めました。
刻々と太陽が動いているのが実感できます。
YH(ユースホステル)の朝食の準備のお手伝いをすることになりまして、
ハムを切って並べたりするのですが、
ただ並べるのではなく、
野菜を葉っぱにみたててハムを花のように置いたりして、
勉強になりました。
午前中は一緒にお手伝いをしたAちゃんと、
幌岩山に登ることにしました。
幌岩山はサロマ湖、オホーツク海を望む376m位の高さです。
Aちゃんがサロマ湖に来た理由は、
どこかのポスターで見た「サロマンブルー」のサロマ湖があまりにきれいで、
その「サロマンブルー」がよく見えそうなのが幌岩山だということで、
自分もそれに便乗したわけです。
YHから自転車で30分くらいの登山口まで行き、
そこからは徒歩で展望台を目指して歩きです。
Aちゃんは体育会らしく、すいすい登って行きます。
一方、自分は歩くのも遅いし、
この夏の北海道は例年より暑かったこともあり、
息を切らしながら登る有様でございました。
この時代はペットボトルはなかったので、
来る途中に缶ジュースを買っておいたけれども、
展望台につくまでは我慢我慢と、喉の渇きもごまかし、
ようやく1時間近くかけて到着
サロマ湖の向こうにオホーツク海も見えます。
サロマ湖とオホーツク海の間には細ーく陸地がありまして、
この日は快晴といってよい天気で、
「サロマンブル~」も見ることができました。
展望台には数人の若い男性もいて、
違う道をバイクや車で来たそうで、なぜか一緒に記念撮影。
ひとしきり、北海道の観光情報などを歓談しました。
缶ジュースで喉を潤し、
えっちらおっちら登った登山道を、下りはあっという間に下りてきて、
Aちゃんは午後には次の目的地に行くとかでYHに戻り、
自分はもう少しサロマ湖周辺をサイクリングしてから戻りました。
その日も夕食のお手伝いをして、1日が終わりました。
YHは満室に近く、ペアレントさんも大変そうでしたが、
少しは役に立ったかな ~つづく~