ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

モンテプルチアーノ・ダブルッツォを2つのグラスで飲み比べ

2024-11-28 23:59:23 | ワイン&酒

ボジョレー・ヌーヴォーが飲み終わったので、次のワインを…と選んだのがこちら。

 

"Jorio" Montepulciano d'Abruzzo 2021 UMANI RONCHI(Italy, Abruzzo)

“ヨーリオ” モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021 ウマニ・ロンキ

 

アドリア海に面したマルケ州のワイナリーで、よく名前が挙がるのが、このウマニ・ロンキ。

アブルッツォ州にもブドウ畑と醸造所を所有しており、このモンテプルチアーノ・ダブルッツォはアブルッツォ州のワインで、ブドウ品種はモンテプルチアーノ。

 

 

ウマニ・ロンキは、イタリア・ワインガイド「ガンベロ・ロッソ2024」のWinery of the Yearを獲得したようですね。

 

 

さて、家ゴハンのメイン料理は、スパイスをきかせた自家製ハンバーグ

モンテプルチアーノとハンバーグは合うと思うけれど、さて、どのグラスで飲みましょうか?

 

 

大ぶりのブルゴーニュグラス(左)とボルドーグラス(右)を用意し、両方に注いで飲み比べることにしました。

 

ワインが同じなら、グラスの形状が違っても同じ味になりそうですが、飲み比べてみると、違いが顕著でした。

 

ブルゴーニュグラスの方は、口当たりがソフトで、フレッシュな果実味とジューシーな酸が前面に感じられます。

ボルドーグラスの方は、タンニンがシュッと立ち上がり、しっかりした骨格が前面に出ています。

 

口の中でほどけ、肉の脂がじんわりにじみ出て広がっていくハンバーグには、ジューシーで口馴染みがいいブルゴーニュグラスに注いだワインの方がより合い、おいしいと感じました。

 

ボルドーグラスの方は、もっとカッチリとした肉料理により合いそうですね。

 

アルコール度数13.5%

 

もう1本買ってあるので、この料理!と、ピンときた時にまた開けてみようと思います。

 

※輸入元:モンテ物産

 

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