新型コロナウイルス感染拡大防止による小学校の休校も、
早いもので夏休みを超える長さとなりました。
体を動かすのが大好きな娘にとって、家の中での生活はつらいようです。
お友達と遊びたいけれど、症状がないだけで、どちらかが感染している可能性もあるので、
いくら外とはいえ、休校になってからは、友達とは遊ばせていません。
私の仕事が休みの日は、時々一緒に散歩をするのですが、
散歩では遊んだ気分にならないようです。
中学生のお兄ちゃんと家の中で遊んだりもしますが、
それだけでは物足りないようです。
外で遊ぶことが減り、体力が有り余るようになり、
最近では、寝る時間になっても、なかなか眠れないようで、
寝室からリビングにやってきて「眠れない」と言ってくる日も増えました。
昨夜は娘が寝る前に寝室へ行くことも嫌がりましたが、何とか寝室へ連れて行き、
寝室でお話しをしていたとき、いつも読んでいる本の続きを読んでみました。
最初は落ち着かなかったのですが、本の世界に入ったのがわかり、
きりのいいところまででおしまいの予定でしたが、2章続けて読んだところ、
「続きも読んで!!!」
と言い出すほど。
さすがに遅い時間になっていたので「続きは明日ね」と伝え、
私自身も布団に横になり、娘が寝付くのを待ちました。
翌日、娘は朝から不機嫌で、起きてもすぐ寝室に戻ってしまいましたが、
「そろそろ起きよう」と声をかけると
「本の続き読んでくれるなら!」と言いだしたのです。
朝から本を読むことはまずないのですが、私に甘えたかったのでしょう。
本の続きを嬉しそうに聞いていました。
そして聞き終わったあと、
「ホットケーキ焼くけれど、食べる?」
と私がきいた時は、すっかりご機嫌になり、ホットケーキが焼けるのを、
今か今かと待っていました。
本当は家にあったパンで朝ご飯を済ませたかったのですが、
ホットケーキを焼くことで、朝からワクワクする雰囲気を作りたかったのです。
最近は朝起きるのが遅くなってきた息子も、ホットケーキにつられて起きてきました。
私がホットケーキを焼いている途中に
「やけたなぁ~」
と娘に聞くと
「まぁ~だまだ!」
と娘は言い返してきました。
『しろくまちゃんのほっとけーき』(注1)のお話に出てくるセリフです。
焼けたホットケーキは、娘が一番に食べていました(笑)
もちろん、これだけで一日がハッピーになったわけではありませんが、
こうした楽しみがあると、休校中の不安定な心も、少しほっとするのだなと思いました。
今日も寝る前に「本を読もうか?」と聞いたところ
「ママが読みたいなら読んでもいいよ」
と言ってきたので
「じゃあ読もうかな」
と言い、娘が寝る前に今朝読んだ本の続きを読みました。
娘は素直に「読んで!」と言ってこないのですが、そこを突っ込むと、
本人は嫌だと思うので、あえてその辺には触れませんでした。
本を読んでいるときは、私の体にペタペタ障ってきたので、
甘えているんだなと思いました。
休校中に出ている学校の宿題などもあるので、
私もついつい娘に厳しいことを言ってしまい、娘に嫌な顔をされてしまいますが、
本を読んでいるときだけ、やさしいお母さんになることができます。
今日も娘にいろいろ言ってしまって申し訳なかったので、
寝る前に、娘に寄り添いたかったという気持ちもありました。
昔から寝る前に絵本を読んできた習慣に、とても救われています。
最近はそれが絵本でなく児童書こそなりましたが、
赤ちゃんが、ママに抱っこされると泣き止むのと同じだと思いました。
理屈であれこれ言うより、子供に本を読む。
それだけでもとの関係に戻れるというか・・・
絵本の読み聞かせのおかげで、娘と凄い絆を培うことができたなと思いました。
最近は娘が不安定なことが多いので、こちらからもどんどん
「本を読もうか?」と意識的に声をかけようと思いました。
(注1)わかやまけん 作&絵 『しろくまちゃんのほっとけーき』こぐま社、1972年。
【今日(昨日)読んだ本】
アンドリュー・クレメンツ 著/田中奈津子 訳 『こちら『ランドリー新聞』編集部』講談社、2002年。(児童書)
「最近寝る前に毎日リクエストされる本。小3には少し難しい内容ですが、読んでもらえばストーリーは楽しめます。」
水野敬也 著 『顔ニモマケズ どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語』 文響社、2017年。(ノンフィクション)
「生徒に紹介しようと思い読んでいたら、子供たちが写真に興味を持ち、読んでくれと言ってきた本。大人にもお勧め」
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