MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

ストーリーテリングの会に参加して――発見の連続

2014年04月08日 | ストーリーテリング(おはなし)
今日はストーリーテリングの会に行ってきました。(1)
保育園からの呼び出しがなく、ラッキー♪

先週まで原稿でてんてこまいだったこともあり、
会でおはなしを語る練習発表をする予定はなかったのですが、
やっぱり練習発表をしてしまいました。

練習をしていなくても、人前に出て椅子に座って話す・・・

月に1回だけでも、その習慣があると、
そこから学ぶことがたくさんあるのです。

やっぱり練習をしていないとダメだということ、
私は普段の声で、声が十分届くということ、語尾が重たくなる癖があること、
おはなしのテキストを見て語ってしまうと、おはなしを自分の中で描けないことなど、
おはなしを語ってみて、わかったことたくさんありました。

なので、今後もストーリーテリングの会に参加する時は、
必ずみんなの前にある椅子に座って語ろうと、心に決めました。

そうすることで、私の中のモチベーションが維持されるでしょうし、
おはなしを語る練習の必要性を、体で感じ取れると思ったからです。

そんなわけで、今日は図書館でのおはなし会で、
子ども達におはなしを語る約束をしてきました。

追い込み作戦です(笑)
これで、嫌でも練習をしなければなりません。

もし子供が当日体調を崩し、参加できなくても、
会の方が代理を引き受けてくれると言ってくださったので、
おかげで安心して練習に専念できます。(2)

子ども達の前で語るチャンスをいただいたので、
その分、物語を子ども達に届けられるよう、しっかり練習をしたいです。

いい波の乗れますように・・・!!

コメントのお返事をゆっくり書きたいのですが、娘のお迎えの時間になったので、
今日の夜の楽しみに、とっておこうと思います。今しばらくお待ちください♪


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【注】

(1)ストーリーテリングとは、語り手がお話を覚え、本を見ずに昔話などを語ること。素話ともいう。
過去ログ 「ストーリーテリングの会の見学へ」 「おはなしを語る当日――ステップアップできた」 や、「ストーリーテリング(おはなし)」のカテゴリー等参照。 

(2)前日から私の代理の人をたててもらえないか、気にしていた。 過去ログ 「ストーリーテリングの会の前日」 参照。

【今日読んだ本】

ペーン・デュボア 文・絵/ 松岡享子 訳 『ものぐさトミー』 岩波書店、1977年。
「ズボラな男の子におすすめ。思わず笑ってしまう絵本。家庭向き。」(54/100 絵本)

平山和子 文・絵/ 北村四郎 監修 『たんぽぽ』 福音館書店、1976年(かがくのとも傑作集)。
「絵が大きく美しい。根っこのページがお気に入り。読み聞かせボラでおすすめ。」(55/100 絵本)

パット=ハッチンス 作・絵/ 乾佑美子 訳 『おまたせクッキー』 偕成社、1987年。
「繰り返しが心地いい。絵をじっくり見てほしいので、教室で読むのには向かない」(56/100 絵本)


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4 コメント

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声の大きさ (akira)
2014-04-08 16:51:30
 着実に一歩一歩前に進んでいるようですね。
よしよし、と頭をなでてあげます。(笑)

 >私は普段の声で、声が十分届くということ、語尾が重たくなる癖があること、

 (私は地声が大きいので)特別に大きな声を出さなくても、
普段の声で相手に届く、ということかしら?
それとも、(特に聞き手を意識しなくても)普通にしゃべっている声でいい、
リラックスしてしゃべればいいんだよ、ということかしら?

 わたしはまだどれくらいの大きさの声を出したらいいかわかっていません。
つまり、空間の大きさ、聞き手の人数などいろいろな条件の違うもとで、
こういう時はこれくらいの大きさの声で、というのがわかっていません。
 一番後ろにいる人が聞き耳をたてないでも聞こえる声、
というのが基本だと思っているんだけど、
それだと前にいる人には怒鳴っているように聞こえてしまうとか、
ささやくように声を出したいのに、それでは後ろの人に声を届けさせられないとか、
という問題をどうしていいかわかっていません。

 その場にあった必要十分な声の大きさをつかむのは大変なことだと思っています。
(それこそ場数を踏むことが必要な最大のことかもしれない)
聞こえないのも困るけど、うるさくて耳障りなのも困ります。
 普段から、みんなの(特に後ろにいる人の)表情を見て、
声の大きさを調節する訓練をしていくしかないのかなと思っているんだけど。

 語尾が重たくなる癖があること、については後ほど。
返信する
akiraさんへ (MAYU)
2014-04-10 02:38:08
月1回の集まりに行ってきました!

こういう集まりでもないと、日常生活でおはなしと関わることがないので、
どんどんおはなしを日常に取り入れていきたいと思います。

私の声はもともと大きく、かなり通るようなので、
意識して大きな声を出そうとしなくてもいいそうです。

自分が思っているより、声は人に聞こえているようなので
最近は少し抑え目に話すよう、心がけています。

自分の声がそういった声だという、自覚があまりなかったので、
会に参加して、自分の声のタイプを知ることができてよかったです。
自分の声のタイプがわかれば、何に気をつければいいかわかると思うので・・・

akiraさんは、自分はどんなタイプの持ち主だと思っていますか?

それがわかると、声の大きさもどうすればいいかがわかる気がします。
おはなし仲間に聞いたりしてみるといいですよ!

おはなし初心者の私が言うのもなんですが・・・(^_^;)

今から4年くらい前でしょうか。
ストーリーテリングの講座で、初めてお話を語ったとき

「絵本の読み聞かせとかをしている人の声ですね」

と言われたんです。ドキッ!としました。

そういった声の人は、かなり訓練をしないと癖が抜けないと言われたので、
自分にはおはなしは厳しいかもなぁと、当時思いました。

けれど、今回の講座では、マイナスな言われ方はされず、
声は通るから、あとはコントロール次第と言われ、
自分の声を肯定された気持ちになり、とても嬉しかったです。

おはなしの先輩は、読み聞かせボラもやっていて、
その時その時で声の出し方を使い分けているので、
私もいずれはあんなふうに声を使い分けられるようになりたいと思いました。

まだ、どう使い分けるのかわかりませんが、
声は私の大事な楽器なので、定期的にメンテナンスをしながら、
おはなしの練習を積んでいこうと思います。

まずは夏に語るおはなしの練習を始めないと、何も始まらなさそうです・・・
返信する
語尾について (akira)
2014-04-10 15:56:17
 私は民話をもとに話していて、MAYUさんは(たぶん)読み聞かせをもとに話しているので、
ちょっとズレがあるかもしれないですね。
おはなし(素話)は民話に近いと思うけれど。

 >akiraさんは、自分はどんなタイプの持ち主だと思っていますか?

 ふだん話すときの声はいい声だねってほめられます。
低い声ですね。
こもってる(くぐもっている、同じかな)って言われることもあります。
 語りのとき、おなかから声が出てるねって言われた時は、
「外郎売」やってよかったって思いました。

 >語尾が重たくなる癖があること、

 「語尾が重たくなる」って、どういうことなんだろう?
 重箱の隅をつっつくようなこと言ってごめんね。
私はよく「語尾が弱くなる」と言われるので、語尾のことだとつい敏感になって。

 「語尾が弱くなる」ってどういうこと?
この頃、そう言われることが多いので、
この前、思い切って、言った人に聞いてみた。

 たとえば、~しました。っていう場合、
最初から最後まで同じ強さの音で言わないで、
最後の方で音の力が抜けてしまう、ということのようです。
小さくなってしまう、消えてしまう、しぼんでしまう、同じような意味かな。
私はそれが昔話の語り口と思っていたんで、あれっ?って感じです。

 この前、民話の仲間8人で一人ずつ語り、感想を言い合ったんだけど、
ある人がそこはダメだと言っても全員がダメと言うことは少ないんですね。
全員にダメと言われれば改めるしかないけど、
それでなければムリに改めることはないんじゃないかと思っています。
「100人いれば100人の語り」っていう。
最初は変に思っても何回も聞いていくうちに慣れてきて、
それがその人独特の味になるんじゃないかな。

 語尾について言えば、肯定文なのか否定文なのか疑問文なのかとか、
最低限のポイントを押さえていれば、
そんなに気にすることはないと思っているんだけど、
ここのところ、何人かに同じことを言われたので、
これからちょっと語尾を意識してやってみようと思っているところです。

 ちょうどいい機会なので調べてみようと、
 「語尾が弱い」でぐぐってみたらおもしろいのをみつけたので紹介します。
私のPCではトップに出てきます。
塾の講師のための講座ですね。
MAYUさんにはものたりないかもしれないけど、ざっと目を通す価値はあるかな。
「説明のスキル」22章あるけど、各章、そんなに長くないのでさほど時間はかからないと思います。

http://teachingskill.blog59.fc2.com/blog-category-16.html

 あちゃ、いま、最後まで読んでみたけど、けっこうボリュームありますね。

「語尾が弱い」その他にもいろいろ出てくるんで驚きです。
やっぱり重要なことなのかな。
あとでゆっくり読んでみよ。
返信する
akiraさんへ (MAYU)
2014-04-13 01:49:44
お返事が遅くなりましたm(__)m

お腹から声がでていると言われたなんて、素敵ですね。
akiraさんのおはなし、聞いてみたいです♪

語尾が重たくなるのは「~と言った」と語る時に
会話のところは軽い感じなのに、地の文になると急に声が低くなるんです。
あまり気にしていなかったのですが、そういう癖があることがわかりました。

「鳥のみじい」も、私が語ると重い感じになってしまって・・・
なので、グリムとか重厚感のあるおはなしの方が、合っていそうだと言われました。

語尾が弱いに関しては、いろいろありそうですよね。
語尾になると気が抜けて、丁寧に話せていないだけなのか(これは私の場合)、
それとも語尾はスッと消える感じの語り方なのか、ろれつが回っていないのか、それ以外か・・・

私は語尾が消えても、おはなしの妨げにならなければいいと思うのですが、
消えることで、おはなしがわからなくなってしまったり、
おはなしの世界から大きく外れなければ、ありだと思うんです。

私の場合は、ただの癖なので気をつけたいです。
語尾がよくなれば、聞きやすくなるでしょうし、丁寧な感じもすると思います。

あと、ゴニョゴニョと、聞き取りにくいところがあります。
そこは、口がきちんとうごいていないところなので、外郎等で、
しっかり口や舌を動かす練習をしていきたいです。

私は声が大きいから、ゴニョゴニョするところが目立っている気がするので、
そこがよくなれば、かなりなめらかで聞き取りやすくなると思うので、
地味に意識した練習を続けたいなと思っています。
味でなくて、ただの悪い癖のレベルなので・・・(^_^;)

あとは、時々アクセントが変な時ありますが(母が地方の人なので)、それは追々やっていくつもりです。

文章もそうですが、書く人の癖が出るので、そこは読みやすいように直していく・・・
そのためには、人に読んでもらう文章を書き、読んでもらい指摘してもらうことだと思っています。
これもおはなしとちょっと似ているかな・・・

学生時代の恩師が書く文章はとてもキレイで、
新聞のコラム等を担当していただけあって、
文章のリズムを大切にされていました。

ああいった文章を読んでしまうと、自分の文章は
味ではなくて、ボキャブラリーがなくて、雑なだけという感じがしまして・・・

絵本の読み聞かせに関しては、少し自分の持ち味がわかるようになってきました。
淡々と読むものより、参加型タイプや面白い絵本が合っている気がします。
そういう絵本が好きだからかな・・・

けれど、もっと自然に読めるようになりたいです。
目立ちたがり屋な感じでなくて、子ども達の心のポストに、
物語をストンと届けられるようになりたいです。

参考URL,まだ全部読んでいないのですが、少しずつ読んでいきますね。
数ページ読みましたが、興味深い内容でした♪
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