心が届かないと聞こえた治療

小脳梗塞からの難聴、視野狭窄、片麻痺患者。

若い方であり、治してあげたかったが、最初肝系に的を置き施術していたが

これは、極度の腎虚から発生したものだと、内なる声。

西洋医学により命が助かっただけでも良かったのではないかと思ったし、又、内なる声を聴いたとき

自身では実力不足と悟り、今度いつか来られた時の為に、腕を磨いておくぞと決めた一例。

鍼灸穴

鍼灸学校時代、ある勉強会に出席したことのことだ。

足の親指と人差し指の間にある肝経の太衝というツボに、脳天まで響く鍼を頂いたときのことだ。

半日は自分で歩いていない、雲の上を飛んでいる感じになったのだった。

素問、水熱穴論篇に「三陰の交叉は脚に結ぶ。踝の上でおのおの一行、六行（三陰交、照海、復溜、交信、築賓、陰谷）するのが

腎気の下行である。その名を太衝という」とある。

その注には「腎脈と衝脈は並んで下行し、足を循り盛大になるので太衝という」とある。

その治療する症は湧泉と大体同じであるという。

このツボ、天地を抜ける感覚があると感じたから、ほぼ皆さんに深さはそれぞれだが打っています。

また、肝胆の経別で使用しますから、自律神経にもとても良い作用をします。

Sさん、画像提供ありがとうございました。