いつも遠くから応援してくれる、大阪在住の弟から、
「今日の(3月11日)の、古舘がやってる報道ステーションを見せてあげたかった。
短く言うと、国と福島県は、被爆はあったとしても、子供たちの甲状腺癌等々の病気とは、無関係である。
被爆者やその親に、容易に検査させないように、あれこれ手を回してる。
っな感じ。
録画もしてなかったので、何とかそっちで見る方法はないの?」
というコメントが、Facebookに入りました。
その番組のことは、ツィッターで、コマ切れに内容が流されていて、そのどれもが、これまでにずっと、こういうことを伝えてほしかったというものばかりで、
だからかえって、妙な圧力などがかかって変なことにならないよう、今こそ応援の気持ちを形に現さねば、と思っていました。
けれども、そういう内容だからこそ、即座に削除されているのだろうなあと、半ばあきらめていたら、
やはりこの方、きーこさんが、いつものごとく文字起こしをしてくださっていた!ので、ここに転載させていただきます。
きーこさん、本当にありがとう!
↓以下、引用・転載はじめ
子どもが甲状腺がんに・・・ 母が苦悩の告白3/11報道ステーション(内容書き出し)
「お母さん放射能は調べないでくれ」って泣いて訴えるんです。
だからうちではもう、放射能の話はタブーなんです。
子どもが甲状腺がんに……。
母が苦悩の告白
福島の、18歳までの若い方の甲状腺がんについて、今日はお伝えしたい事があります。
まず、現在の考え方からです。
福島原発の事故由来の放射能と、当時18歳よりも若かった、福島の方々の甲状腺がんが出た、と、
この因果関係は「考えにくい」というんですね。
「考えにくい」というより「分からない」ではないか、という疑念を、番組では持ちました。
これは「因果関係がある」とか「ない」とか、
「どちらも分からないのではないか」というところから、福島での取材を始めました。
そして今まではですね、若い方の甲状腺がん、子どもの甲状腺がんというのは、
「100万人にひとりかふたり」、と言われていました。
福島では、現段階で、27万人の方が検査を受けて、
うち33人が甲状腺がんと分かり、摘出手術を受けています。
33人。
これまで、およそ27万人の子どもが受けた、福島県での甲状腺検査で、癌と確定した人数だ。
すでに、摘出手術を終えている。
子どもの甲状腺癌は、年間100万人に1人から2人とされてきたが、今、その数字は大きく覆されている。
33人。
古舘:
お子さんの甲状腺がんが発見されて、摘出手術を受けたという親御さんに、この番組では接触を試みました。
7人の方に接触させていただいたんですが、
やはり、インタビューをお願いすると、ことごとく断られました。
いろんな事情があると思います。
そしてある方は、こういう事をおっしゃいました。
担当したお医者さんに、
「こういう事に関しては、周囲にしゃべらない方がいいだろう」と。
「お子さんの就職の際などは、マイナスになるから」という様なアドバイスを受けた、という方もいらっしゃいました。
そういう中で、番組では、お一人のあるお母さん、やはりお子さんが甲状腺がんだったんですが、
その方は迷いながらも、音声を変えて、そして顔を映さないなど、様々な条件がクリアされれば、
「この胸の内を語ってもいい」と言って下さいました。
その方にお話を伺います。
10代の子どもを持つ、田中佳子さん(仮名)
県の検査で、子どもの甲状腺に、5mmを超えるしこりが見つかった。
甲状腺がんだった。
周辺のリンパ節の一部を切除した。
田中:
小さい10代の子どもでも、「がん」と聞けば、「なぜだ」って。
「なぜだ、自分だけがなぜなんだ」
「どうせがんなんだから、死んでしまう」
そこまで言われました。
古舘:
はぁ……。
田中:
親として、励ます言葉をどうやってかけていいか、分かりませんでした。
だから一緒に、「死ぬときは一緒だからな」って、言いました。
古舘:
あぁ……、そこまでおっしゃいましたか。
田中:
夫と子どもは、私に、
「放射能の話はするな」
「お母さん、放射能は調べないでくれ」
泣いて訴えているんです。
だからうちではもう、放射能の話はタブーなんです。
毎日が喧嘩になります。
夫は、
「知らないのが一番幸せなんだ」って、
「知らないで生活するのが一番いいんだ」
古舘:
「つきつめていけばいくほど辛いじゃないか」っていう考えなんでしょうかね……。
田中:
そうです。
だって、なってしまったんです。
取ってしまったんです。
戻ってこないんです。
田中さんは、日々の様子を、詳細にノートに記している。
事故当時、家の近くは、年間の線量でおよそ40ミリシーベルト。
家の雨どい付近では、85ミリシーベルトという高い値だった。
子どもは部活に熱心で、原発事故で学校が休みになっている間も、ひとり雪の中練習していた。
古舘:
2011年3月15日。
大変な量の放射線が降り注いだという時も、全く普通と、今お話し下さったような日常だった。
田中:
そうです。
あの、その日は雪が降ったんです。
で、その日は、近所の奥さんが「うちの井戸水を使っていいよ」っていうことで、
みんなして(水を)汲みに行きましたから。
そして、「ああ、雪が降ってきたね」っていうかたちで、
とにかく、水はあらゆるところを探して歩きました。
古舘:
ああ、そうですか。
その震災から7カ月後、県の甲状腺検査が始まった。
1次検査で異常がないとされると、A1判定。
5mm以下のしこりや、甲状腺に水分が溜まってできるのう胞が、20mm以下の小さいものがあると、A2判定になる。
それを超える大きなしこりや、のう胞が見つかると、B判定、C判定とされ、二次検査が必要になる。
癌の疑いもあるため、さらに詳細な検査が行われる。
そもそも、なぜ甲状腺検査が必要なのかといえば、原発事故と深い関係があるからだ。
甲状腺は、成長や発達を促すと同時に、全身の新陳代謝を調整する、甲状腺ホルモンを作りだす。
問題なのは、この甲状腺が必要とする栄養素が、「ヨウ素」だということ。
原発事故で放出された「放射性ヨウ素」も、甲状腺は、区別なく取り込んでしまう。
甲状腺に集まった放射性ヨウ素は、放射線を出し続け、癌の要因の一つとなる。
新陳代謝が活発な子どもほど、放射線の影響を受けやすくなる。
田中さんの子どもは、1次検査でB判定。
つまり、5mmを超えるしこりが見つかった。
しかし、手元に届いた通知は、このわずか1枚。
何の説明もなかった。
2次検査まで半年以上待たされた。
田中さんは半年も待てず、他の病院を探したが、そこで思いもよらない事を言われたという。
田中:
いざ、そこに行きましたら、
「(病院の)事務所の手違いです、ここでは検査する事はできません」
「(県が)決めている事なので、個人の病院では検査することはできません」
と言われました。
(病院の)事務所では、「どうぞ検査に来られてください」と、予約までとりましたので、
いざ先生とお会いしたら、先生は、
「うちは出来ません。ここでは出来ません。(県が)決めている事なので」
県内で、甲状腺の一時検査を行えるのは、県立医大のみ。
来年度から増やす予定があるが、それに選ばれるためには条件がある。
エコー検査をするだけで診断はせず、検査データはすべて医大に送らなければならない。
甲状腺に問題があるかどうかの診断は、医大が一括して判定する仕組みだ。
なぜ、県立医大だけに、診断の権限が集中しているのか?
甲状腺の第一人者で、検査の責任者でもある、県立医大の鈴木教授に話を聞いた。
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
お母さん方が、心配でどこかで調べる。
するとそこの先生が、今度は、「のう胞じゃなくて結節だ、しこりだ」と言って、もう一回(県立医大に)まわる。
で、そうすると、それは全然違う、あの、おー、
小さいお子さんに特徴的な、甲状腺の中に認められる胸腺であったり、あの、血管であったり。
血管をのう胞と言っている。
「私どものところでやった検査と、同じレベルの事をやって下さいね」ということも、理解してもらわなければいけない。
つまり、県立医大と同じやり方で検査しなければ、異なる診断が出て混乱を招く、というのだ。
しかしそれは、県立医大以外での客観的な診断を、抑えつける結果になるのではないか?
県立医大の検査については、不信感を持っている住民もいる。
県の検査で、20mm以下ののう胞が見つかった中学生の女の子の母親が、取材に応じてくれた。
のう胞が見つかった中学生:
(県の検査は)人数も多かったので、しょうがないかなと思ったんですけど、
やっぱり3分や5分では、足りないのかなって思いました。
流れ作業のようだったです。
娘にのう胞が見つかった母親:
どこにどれくらいの大きさのものがあるとか、たとえばこれから、これ(のう胞)がこういうふうになる可能性がありますとか、
そういう説明は一切無く、あの、「説明してほしい」と言っても無く、
ただこの文章、2行の文章だけ。
「検査はしません」ということで、
20mm以下ののう胞は、県の基準ではA2判定で、二次検査の必要はない。
しかし、不安を抱いた母親は、県立医大とは距離を置き、県の検査には批判的な診療所を訪ねた。
のう胞が見つかった中学生:
検査の時間が倍以上かかったので、流れ作業っていう訳ではなくて、
時間をかけてじっくり診てくれるっていうのが安心しました。
親子が再検査を受けた診療所。
松江院長は、排他的な県立医大の診療方法を強く批判している。
松江寛人院長 ふくしま共同診療所:
検査を受けたけれども「不安だ」っていうのは、当然なんですよ。
(県立医大は)「患者に直接説明するな」って言っているんですよ。
それ(患者への説明)も我々がやりますと。
それもね、検査の結果を文章で、我々が渡しますと。
なので「(受診者に)直接説明をするな」っていうんですよ。
こんなことありえないですよ。
親子は、定期的に検査を続けている。
娘にのう胞が見つかった母親:
先月、3ヶ月ぶりに検査をしたんですけど、しこりが突然っていうか、出来てて、
「あ、そういうこともあるんだ」というのを知って、
この先、どういうふうに変わっていくのか、という不安な気持ちと、
なにも終わっていないっていうか、この先も続く、という思いで生活をしています。
原発事故後、体調を崩した娘は、学校の先生に、「放射能への不安」を相談したが、
「心配し過ぎだ」と、相手にされなかったという。
不信感が募り、今は学校に行けなくなっている。
この女の子が今、望んでいる事。
のう胞が見つかった中学生:
包み隠さず、その情報を公開してほしいです。
その情報を公開することで、救われる人たちもいると思うし、
やっぱり、これから生まれてくる人達の事も心配なので、
県の甲状腺検査では、この情報公開についても後ろ向きだ。
たとえ、検査を受けた本人であっても、自分のデータを受け取るためには、
県に対して、情報開示請求までしなければならなかった。
批判を受けて、手続きは簡素化されたが、
それでも申請書類が必要で、受け取るのに3週間ほどかかる。
県立医大に理由を聞いた。
鈴木眞一:
甲状腺のエコーの場合には、渡さないのが一般的です。
渡すとなると、渡し方に責任があるので、えーっとこれは、何度も検討しました。
決して我々は、渡したくない訳ではないので、渡すんなら渡そうと思ったんですけど、
そうすると、それによる不利益や齟齬(そご)もある場合が非常に多いので、現実的には、あの、実現しなかったという事です。
再び冒頭で紹介した母親の話を聞く。
田中さんの子どもは、甲状腺癌にかかり、すでに切除手術を受けた。
その手術の前に言われた事を、今もはっきりと覚えている。
医師が、「甲状腺がんの進行は遅く、危険な癌ではない」と説明したうえで、こう話したそうだ。
田中:
「今大きくなる様なことはまず心配はありませんから、焦らなくていいですよ」
「今ここで切らなければ、(症状が出る)30歳、40歳になってから、
『見つかった時に切ればよかったな』っていうふうに思わないですか」とまで尋ねられました。
だったら、そんなに急がなくてもいいんじゃないですか、と思いましたので、
「じゃあ、2~3年待って下さい」
「子どもが、もう少し冷静に、判断能力が付くようになってから手術しても、かまわないんじゃないですか?」
ともお尋ねしました。
そしたら、
「前例がありませんから」
「発見されてから放置しておくという前例がないので、見つかったんだから、やはり直ちに切る、というのが本当でしょう」と
古舘:
うわぁ……、その両方を言われた訳ですか。
田中:
あんまり時間をおいて悩んでいるよりは、早く解決したかったので、半年以内に、手術に挑みました。
今見つかっている子どもの甲状腺がんについて、県の第三者委員会は、
「原発事故の影響は考えにくい」としている。
星北斗座長 県民健康管理調査検討委員会:
放射線の影響はどうかという事については、今後、きちんと検証する必要があると思いますが、
これまでの知見から言うと、「考えにくい」という表現を使っております。
「分からない」というのが正しい表現、というのもありますけど、
でも、今現時点で、我々が知っているこれまでの知見の積み重ねから言えば、想定内だろうというふうに言えます。
田中さんは、やり場のない思いを抱えている。
田中:
「まだ放射能の事をしゃべるの?心配しているの?」
「まだそんなことばっかり考えてるのかい?それじゃ前に進めないじゃない」
そういう方がいらっしゃいますね。
信頼や信用のおける親戚でも、頼りにしている方でも、
「大したことないんじゃない、そんな事」
「切れば治るんでしょ!死ぬわけじゃないんでしょ!」
「言っちゃ悪いけど、大したことないじゃない!」
3回言われました。
大したことあるんです。
それが悔しいです。
だから私は、自分で罪なのかと思っています。
「本当の事を知るのが罪なんだろうな」って。
古舘:
例えばですね、福島県以外で、別の県で、たとえばお子さんが甲状腺がんになった。
これが分かった時にはですね、病院は、福島県のケースよりも手厚く、と言いますか
丁寧に相談に乗ってくれる可能性、というものがみえてくるんです。
福島県で、こういう状況になった子どもが邪険にされている、その件。
もしそうだとしたら、こんな不条理はありません。
それに付随して言える事はですね、やはり、親御さんで、お子さんが甲状腺がんだった方で危惧するのは、
18歳を過ぎて大きくなった場合には、検査、あるいは治療、そういう事が有料になる可能性がある、という事。
これもおかしな話です。
引き続き、チェルノブイリの例を見ながら、こちらをご覧ください。
■「チェルノブイリは4~5年後」甲状腺がんと事故の関係は?
福島県平田村。
そこに、福島県立医大と距離を置き、子どもたちの甲状腺検査などを無償で行っている病院がある。(ひらた中央病院)
エコー検査にかける時間は、県の検査よりもはるかに長い。
内部被ばくを測るホールボディカウンターも、子ども用の物を導入。
3歳と5歳の子どもを持つ母親:
チェルノブイリでも、後から甲状腺の癌が出たとかあったので、
小さいうちから検査を受けておいて、早めに分かれば、治療なりなんなり出来るのかなと思って……。
ひらた中央病院を運営する 佐川文彦理事長:
今、原発事故が起きて、あれからまだ3年しか経っていないんですよ。
まだ終結していないんですよ。
「放射能は心配ありません」「これは問題ありませんから」と言い切れる問題ではないと思う。
27万人を検査して33人。
子どもの甲状腺がんとは、年間100万人に一人か二人という、極めてまれな病気ではなかったのか。
被ばく医療の専門家として、福島県のアドバイザーを務めた山下氏は。
2014年2月23日
長崎大学 山下俊一副学長:
これはまさに、スクリーニング効果そのものであります。
スクリーニングした事がありませんでしたから、その頻度がまだ分からなかった。
一見増えたように見えますけれども、多分子どもたちが、ある頻度を持っていたんだろうと。
山下氏の説明はこうだ。
これまでも甲状腺癌は、自覚症状が現れることなどで、初めて見つかっていた。
それに比べて今回は、スクリーニングと言われる処方がとられた。
スクリーニングとは、ある集団の全員を調べて、病気を見つけ出すこと。
つまり、今回の場合は、福島県の子ども全員を調べる事で、甲状腺に異変のある子どもを見つけることです。
そのため、自覚症状がなかった甲状腺がんも見つかり、数が多く見えるという。
さらに、県立医大の鈴木教授が繰り返すのが、「チェルノブイリ」だ。
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
チェルノブイリで、4~5年目から、小児の甲状腺がんが多発したっていうこともありまして、
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
最短で、チェルノブイリで、4年、5年で甲状腺がんが増加した。
1986年、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故。
大量の放射性物質がまき散らされた後、実は4~5年後から、子どもの甲状腺がんが増えたとされている。
年齢層では、事故当時のゼロ歳から4歳が最も多かったが、福島では、この年齢層は発生していない。
こうしたことから鈴木教授は、現在福島で見つかっている甲状腺癌は、「事故の影響とは考えにくい」としている。
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
もちろん、えーっと、放射線との関係影響があるかないかを見ていくために始めた検査ですから、ある程度の事は言及しなければいけない訳ですけど、
まだその時期ではないというのがひとつ。
まだ、チェルノブイリでの、先程話した事故のデータでも、4~5年から急増したという事ですので、
今、出ているものに関しては、(放射能が影響した)可能性は、非常に低いんじゃないかと。
しかし、福島の子どもたちの健康調査を、独自に行っているある医師は、チェルノブイリのデータに疑問を抱いている。
北海道深川市立病院 松崎道幸医師:
チェルノブイリ事故が起きた時には、原発事故の後に、子どもに甲状腺がんが激増するという想定は、全くありませんでした。
最初の4,5年の甲状腺のデータには、非常に疑いがありますので、
それを根拠にして、ものを断定してはいけないと思います。
■チェルノブイリ・甲状腺がんの“真実”
原発事故からの4年間。
放射線の影響による甲状腺癌は、本当になかったのか?
真相を確かめるため、私たちは、事故から28年目を迎えるチェルノブイリへ向かった。
1986年4月26日
チェルノブイリ原発の4号機が、爆発炎上。
莫大な量の放射性物質が、放出された。
かろうじて、石棺と呼ばれる分厚いコンクリートで覆ったものの、中には今も溶け落ちた核燃料が、手つかずで残されたままだ。
緊急事態省の担当者:
翌日、住民は避難させられ、これからも絶対に、誰も住む事はない。
■「甲状腺がん増加は4~5年後」
チェルノブイリの“知見”検証
チェルノブイリ原発の周辺にあった、いくつもの町や村。
あの日、放射性物質は、容赦なく人々の元に降り注いだ。
未曾有の原発事故を経験したこの地で、
“子どもの甲状腺がん”と“被爆”の関係は、どのような結論に至ったのか?
ウクライナの首都キエフにある、内分泌代謝研究センター。
ここには、国中から、甲状腺の病気を抱える患者が集まる。
甲状腺が専門のこの機関で、特に調べ続けているのが、チェルノブイリ原発事故の当時子どもだった世代。
この男性は、現在30歳。
事故で被ばくした時は2歳だ。
Q:チェルノブイリ事故への不安は?
事故当時2歳の男性:
もちろん気にしている。
故郷は立ち入り禁止で、検問所もある。
妻も、甲状腺の手術を受けているので、気をつけないと。
原発事故のあと、異変が見え始めたのは、4~5年後の事だった。
甲状腺がんと診断される人々が、急激に増え始めたのだ。
特に顕著だったのが子どもたち。
極めて稀なはずの子どもの甲状腺がんが、なぜ増えたのか?
当時から、研究所の所長を務めるトロンコ医師は、いち早く放射線の影響を疑い、世界に訴えた。
しかし、なかなか認めてもらえなかったという。
ウクライナ内分泌代謝研究センター ミコラ・トロンコ所長:
事故で浴びた放射線の量で、ある学者は「甲状腺がんが発症する」と言い、ある学者は「発症しない」と言った。
大論争が巻き起こった。
原爆を投下された、広島や長崎の調査データをもとにしてだ。
この時、医学会の常識とされていたのは、原爆被害を受けた広島や長崎の“知見”。
「放射線による甲状腺がんの発症は、早くても8年後以降」というものだった。
そのため、「事故後4~5年で見つかった癌は、放射線とは関係ない」とされた。
高性能な機器で大規模な検査、つまりスクリーニングを行ったため、「もともとあった癌が多く見つかっただけだ」と。
しかし、現実は違った。
トロンコ所長:
4年で発症するとは、思ってもいなかった。
しかし、その思い込みは間違いで、子どもたちの潜伏期間はもっと短かったのだ。
様々なデータを集め、事故後4年でも発症している事を実証した。
着目したのは、甲状腺がんの原因となる放射性ヨウ素だ。
その半減期は、非常に短い。
そこで、放射性ヨウ素が消えた後に生まれた子どもたちが、殆ど発病していないのに比べ、
放射性ヨウ素が消える前に生まれていた子どもたちは、発病率が高いことを突き止めた。
こうして、事故から10年経ってようやく、子どもの甲状腺がんと放射線の因果関係が、国際機関にも認められた。
(国際原子力機関の報告 1996年)
この、チェルノブイリの“知見”。
つまり、事故後4~5年以上に甲状腺がんが増えた事等から、
いま福島で見つかっている甲状腺癌は「被ばくが原因とは考えにくい」とされている。
取材を続ける中、気になる情報が出てきた。
原発から西へ110kmにあるコロステン。
放射能で汚染されたが、居住は許されている地域だ。
最前線に当たる、検診センター(コロステン検診センター)。
事故以来、甲状腺がんの検査は、どのように行われてきたのか?
副所長が語ってくれた。
コロステン検診センター アレクサンドル・グテーヴィチ副所長:
当時は、何の機器もなかったので、“触診”で診察するしかなかった。
1990年位に初めて、エコー診断装置や線量測定器が入り、検査の態勢ができた。
この地域に、高性能の検査機器が納入されたのは、事故から4~5年経ってから。
“触診”だけで、癌が見逃される事はなかったのか?
実は、早い時期から、子どもの甲状腺がんが増えていた可能性はないのだろうか?
グテーヴィチ副所長:
検査機器がいいと、患者は見つかりやすい。
Q:甲状腺がんを、もっと早く発見できた?
グテーヴィチ副所長:
当然、可能だったろう。
内分泌研究センターのトロンコ所長も、事故直後の検査体制は、十分でなかったことを認める。
トロンコ所長:
当時のソ連に、高性能のエコー診断装置はなかった。
1989年か90年になって、アメリカの大富豪などから、エコー診断装置の寄贈を受けた。
それでは、
福島で、4~5年を待たずに、早い時期から見つかっている“子どもの甲状腺がん”は、本当に“放射線”と関係ないのか?
トロンコ所長:
可能性は低い。
私たちが知る福島の線量は、僅かだ。
ただ、調査はすべきだ。
科学は、予想外のデータを提示する事がある。
28年経つが、私たちは得た回答より、疑問点の方がはるかに多い。
チェルノブイリで調査した経験もある、京都大学の今中助教は
「当時起きた事が、今の福島に重なって見える」という。
京都大学原子炉実験所 今中哲二助教:
西側のオーソリティー(権威)、日本のオーソリティーも含めて、どういう反応をしたかというと、
「広島・長崎に比べたら早すぎる」と。
また、同時に、いわゆる今でも言われている、スクリーニング効果ですよね。
「熱心に検査検診をすれば、それだけがんも見つかる」という事も言われましたけれども、
(今回)福島関係の方々は、「それは福島の事故が原因ではない」
「なぜならば、チェルノブイリに比べたら早すぎる」とおっしゃったんですよね。
それを聞いて、皆さん、20年前におっしゃった事を忘れたのかなと。
福島で起きている事態は、事故の影響なのか、そうではないのか。
だが、それを検証するための重要なデータが、実は、決定的に不足しているのだ。
かつて、詳しい検査を目指した研究者がいた。
しかし、そこにストップがかけられたという。
ーーつづく
「今日の(3月11日)の、古舘がやってる報道ステーションを見せてあげたかった。
短く言うと、国と福島県は、被爆はあったとしても、子供たちの甲状腺癌等々の病気とは、無関係である。
被爆者やその親に、容易に検査させないように、あれこれ手を回してる。
っな感じ。
録画もしてなかったので、何とかそっちで見る方法はないの?」
というコメントが、Facebookに入りました。
その番組のことは、ツィッターで、コマ切れに内容が流されていて、そのどれもが、これまでにずっと、こういうことを伝えてほしかったというものばかりで、
だからかえって、妙な圧力などがかかって変なことにならないよう、今こそ応援の気持ちを形に現さねば、と思っていました。
けれども、そういう内容だからこそ、即座に削除されているのだろうなあと、半ばあきらめていたら、
やはりこの方、きーこさんが、いつものごとく文字起こしをしてくださっていた!ので、ここに転載させていただきます。
きーこさん、本当にありがとう!
↓以下、引用・転載はじめ
子どもが甲状腺がんに・・・ 母が苦悩の告白3/11報道ステーション(内容書き出し)
「お母さん放射能は調べないでくれ」って泣いて訴えるんです。
だからうちではもう、放射能の話はタブーなんです。
子どもが甲状腺がんに……。
母が苦悩の告白
福島の、18歳までの若い方の甲状腺がんについて、今日はお伝えしたい事があります。
まず、現在の考え方からです。
福島原発の事故由来の放射能と、当時18歳よりも若かった、福島の方々の甲状腺がんが出た、と、
この因果関係は「考えにくい」というんですね。
「考えにくい」というより「分からない」ではないか、という疑念を、番組では持ちました。
これは「因果関係がある」とか「ない」とか、
「どちらも分からないのではないか」というところから、福島での取材を始めました。
そして今まではですね、若い方の甲状腺がん、子どもの甲状腺がんというのは、
「100万人にひとりかふたり」、と言われていました。
福島では、現段階で、27万人の方が検査を受けて、
うち33人が甲状腺がんと分かり、摘出手術を受けています。
33人。
これまで、およそ27万人の子どもが受けた、福島県での甲状腺検査で、癌と確定した人数だ。
すでに、摘出手術を終えている。
子どもの甲状腺癌は、年間100万人に1人から2人とされてきたが、今、その数字は大きく覆されている。
33人。
古舘:
お子さんの甲状腺がんが発見されて、摘出手術を受けたという親御さんに、この番組では接触を試みました。
7人の方に接触させていただいたんですが、
やはり、インタビューをお願いすると、ことごとく断られました。
いろんな事情があると思います。
そしてある方は、こういう事をおっしゃいました。
担当したお医者さんに、
「こういう事に関しては、周囲にしゃべらない方がいいだろう」と。
「お子さんの就職の際などは、マイナスになるから」という様なアドバイスを受けた、という方もいらっしゃいました。
そういう中で、番組では、お一人のあるお母さん、やはりお子さんが甲状腺がんだったんですが、
その方は迷いながらも、音声を変えて、そして顔を映さないなど、様々な条件がクリアされれば、
「この胸の内を語ってもいい」と言って下さいました。
その方にお話を伺います。
10代の子どもを持つ、田中佳子さん(仮名)
県の検査で、子どもの甲状腺に、5mmを超えるしこりが見つかった。
甲状腺がんだった。
周辺のリンパ節の一部を切除した。
田中:
小さい10代の子どもでも、「がん」と聞けば、「なぜだ」って。
「なぜだ、自分だけがなぜなんだ」
「どうせがんなんだから、死んでしまう」
そこまで言われました。
古舘:
はぁ……。
田中:
親として、励ます言葉をどうやってかけていいか、分かりませんでした。
だから一緒に、「死ぬときは一緒だからな」って、言いました。
古舘:
あぁ……、そこまでおっしゃいましたか。
田中:
夫と子どもは、私に、
「放射能の話はするな」
「お母さん、放射能は調べないでくれ」
泣いて訴えているんです。
だからうちではもう、放射能の話はタブーなんです。
毎日が喧嘩になります。
夫は、
「知らないのが一番幸せなんだ」って、
「知らないで生活するのが一番いいんだ」
古舘:
「つきつめていけばいくほど辛いじゃないか」っていう考えなんでしょうかね……。
田中:
そうです。
だって、なってしまったんです。
取ってしまったんです。
戻ってこないんです。
田中さんは、日々の様子を、詳細にノートに記している。
事故当時、家の近くは、年間の線量でおよそ40ミリシーベルト。
家の雨どい付近では、85ミリシーベルトという高い値だった。
子どもは部活に熱心で、原発事故で学校が休みになっている間も、ひとり雪の中練習していた。
古舘:
2011年3月15日。
大変な量の放射線が降り注いだという時も、全く普通と、今お話し下さったような日常だった。
田中:
そうです。
あの、その日は雪が降ったんです。
で、その日は、近所の奥さんが「うちの井戸水を使っていいよ」っていうことで、
みんなして(水を)汲みに行きましたから。
そして、「ああ、雪が降ってきたね」っていうかたちで、
とにかく、水はあらゆるところを探して歩きました。
古舘:
ああ、そうですか。
その震災から7カ月後、県の甲状腺検査が始まった。
1次検査で異常がないとされると、A1判定。
5mm以下のしこりや、甲状腺に水分が溜まってできるのう胞が、20mm以下の小さいものがあると、A2判定になる。
それを超える大きなしこりや、のう胞が見つかると、B判定、C判定とされ、二次検査が必要になる。
癌の疑いもあるため、さらに詳細な検査が行われる。
そもそも、なぜ甲状腺検査が必要なのかといえば、原発事故と深い関係があるからだ。
甲状腺は、成長や発達を促すと同時に、全身の新陳代謝を調整する、甲状腺ホルモンを作りだす。
問題なのは、この甲状腺が必要とする栄養素が、「ヨウ素」だということ。
原発事故で放出された「放射性ヨウ素」も、甲状腺は、区別なく取り込んでしまう。
甲状腺に集まった放射性ヨウ素は、放射線を出し続け、癌の要因の一つとなる。
新陳代謝が活発な子どもほど、放射線の影響を受けやすくなる。
田中さんの子どもは、1次検査でB判定。
つまり、5mmを超えるしこりが見つかった。
しかし、手元に届いた通知は、このわずか1枚。
何の説明もなかった。
2次検査まで半年以上待たされた。
田中さんは半年も待てず、他の病院を探したが、そこで思いもよらない事を言われたという。
田中:
いざ、そこに行きましたら、
「(病院の)事務所の手違いです、ここでは検査する事はできません」
「(県が)決めている事なので、個人の病院では検査することはできません」
と言われました。
(病院の)事務所では、「どうぞ検査に来られてください」と、予約までとりましたので、
いざ先生とお会いしたら、先生は、
「うちは出来ません。ここでは出来ません。(県が)決めている事なので」
県内で、甲状腺の一時検査を行えるのは、県立医大のみ。
来年度から増やす予定があるが、それに選ばれるためには条件がある。
エコー検査をするだけで診断はせず、検査データはすべて医大に送らなければならない。
甲状腺に問題があるかどうかの診断は、医大が一括して判定する仕組みだ。
なぜ、県立医大だけに、診断の権限が集中しているのか?
甲状腺の第一人者で、検査の責任者でもある、県立医大の鈴木教授に話を聞いた。
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
お母さん方が、心配でどこかで調べる。
するとそこの先生が、今度は、「のう胞じゃなくて結節だ、しこりだ」と言って、もう一回(県立医大に)まわる。
で、そうすると、それは全然違う、あの、おー、
小さいお子さんに特徴的な、甲状腺の中に認められる胸腺であったり、あの、血管であったり。
血管をのう胞と言っている。
「私どものところでやった検査と、同じレベルの事をやって下さいね」ということも、理解してもらわなければいけない。
つまり、県立医大と同じやり方で検査しなければ、異なる診断が出て混乱を招く、というのだ。
しかしそれは、県立医大以外での客観的な診断を、抑えつける結果になるのではないか?
県立医大の検査については、不信感を持っている住民もいる。
県の検査で、20mm以下ののう胞が見つかった中学生の女の子の母親が、取材に応じてくれた。
のう胞が見つかった中学生:
(県の検査は)人数も多かったので、しょうがないかなと思ったんですけど、
やっぱり3分や5分では、足りないのかなって思いました。
流れ作業のようだったです。
娘にのう胞が見つかった母親:
どこにどれくらいの大きさのものがあるとか、たとえばこれから、これ(のう胞)がこういうふうになる可能性がありますとか、
そういう説明は一切無く、あの、「説明してほしい」と言っても無く、
ただこの文章、2行の文章だけ。
「検査はしません」ということで、
20mm以下ののう胞は、県の基準ではA2判定で、二次検査の必要はない。
しかし、不安を抱いた母親は、県立医大とは距離を置き、県の検査には批判的な診療所を訪ねた。
のう胞が見つかった中学生:
検査の時間が倍以上かかったので、流れ作業っていう訳ではなくて、
時間をかけてじっくり診てくれるっていうのが安心しました。
親子が再検査を受けた診療所。
松江院長は、排他的な県立医大の診療方法を強く批判している。
松江寛人院長 ふくしま共同診療所:
検査を受けたけれども「不安だ」っていうのは、当然なんですよ。
(県立医大は)「患者に直接説明するな」って言っているんですよ。
それ(患者への説明)も我々がやりますと。
それもね、検査の結果を文章で、我々が渡しますと。
なので「(受診者に)直接説明をするな」っていうんですよ。
こんなことありえないですよ。
親子は、定期的に検査を続けている。
娘にのう胞が見つかった母親:
先月、3ヶ月ぶりに検査をしたんですけど、しこりが突然っていうか、出来てて、
「あ、そういうこともあるんだ」というのを知って、
この先、どういうふうに変わっていくのか、という不安な気持ちと、
なにも終わっていないっていうか、この先も続く、という思いで生活をしています。
原発事故後、体調を崩した娘は、学校の先生に、「放射能への不安」を相談したが、
「心配し過ぎだ」と、相手にされなかったという。
不信感が募り、今は学校に行けなくなっている。
この女の子が今、望んでいる事。
のう胞が見つかった中学生:
包み隠さず、その情報を公開してほしいです。
その情報を公開することで、救われる人たちもいると思うし、
やっぱり、これから生まれてくる人達の事も心配なので、
県の甲状腺検査では、この情報公開についても後ろ向きだ。
たとえ、検査を受けた本人であっても、自分のデータを受け取るためには、
県に対して、情報開示請求までしなければならなかった。
批判を受けて、手続きは簡素化されたが、
それでも申請書類が必要で、受け取るのに3週間ほどかかる。
県立医大に理由を聞いた。
鈴木眞一:
甲状腺のエコーの場合には、渡さないのが一般的です。
渡すとなると、渡し方に責任があるので、えーっとこれは、何度も検討しました。
決して我々は、渡したくない訳ではないので、渡すんなら渡そうと思ったんですけど、
そうすると、それによる不利益や齟齬(そご)もある場合が非常に多いので、現実的には、あの、実現しなかったという事です。
再び冒頭で紹介した母親の話を聞く。
田中さんの子どもは、甲状腺癌にかかり、すでに切除手術を受けた。
その手術の前に言われた事を、今もはっきりと覚えている。
医師が、「甲状腺がんの進行は遅く、危険な癌ではない」と説明したうえで、こう話したそうだ。
田中:
「今大きくなる様なことはまず心配はありませんから、焦らなくていいですよ」
「今ここで切らなければ、(症状が出る)30歳、40歳になってから、
『見つかった時に切ればよかったな』っていうふうに思わないですか」とまで尋ねられました。
だったら、そんなに急がなくてもいいんじゃないですか、と思いましたので、
「じゃあ、2~3年待って下さい」
「子どもが、もう少し冷静に、判断能力が付くようになってから手術しても、かまわないんじゃないですか?」
ともお尋ねしました。
そしたら、
「前例がありませんから」
「発見されてから放置しておくという前例がないので、見つかったんだから、やはり直ちに切る、というのが本当でしょう」と
古舘:
うわぁ……、その両方を言われた訳ですか。
田中:
あんまり時間をおいて悩んでいるよりは、早く解決したかったので、半年以内に、手術に挑みました。
今見つかっている子どもの甲状腺がんについて、県の第三者委員会は、
「原発事故の影響は考えにくい」としている。
星北斗座長 県民健康管理調査検討委員会:
放射線の影響はどうかという事については、今後、きちんと検証する必要があると思いますが、
これまでの知見から言うと、「考えにくい」という表現を使っております。
「分からない」というのが正しい表現、というのもありますけど、
でも、今現時点で、我々が知っているこれまでの知見の積み重ねから言えば、想定内だろうというふうに言えます。
田中さんは、やり場のない思いを抱えている。
田中:
「まだ放射能の事をしゃべるの?心配しているの?」
「まだそんなことばっかり考えてるのかい?それじゃ前に進めないじゃない」
そういう方がいらっしゃいますね。
信頼や信用のおける親戚でも、頼りにしている方でも、
「大したことないんじゃない、そんな事」
「切れば治るんでしょ!死ぬわけじゃないんでしょ!」
「言っちゃ悪いけど、大したことないじゃない!」
3回言われました。
大したことあるんです。
それが悔しいです。
だから私は、自分で罪なのかと思っています。
「本当の事を知るのが罪なんだろうな」って。
古舘:
例えばですね、福島県以外で、別の県で、たとえばお子さんが甲状腺がんになった。
これが分かった時にはですね、病院は、福島県のケースよりも手厚く、と言いますか
丁寧に相談に乗ってくれる可能性、というものがみえてくるんです。
福島県で、こういう状況になった子どもが邪険にされている、その件。
もしそうだとしたら、こんな不条理はありません。
それに付随して言える事はですね、やはり、親御さんで、お子さんが甲状腺がんだった方で危惧するのは、
18歳を過ぎて大きくなった場合には、検査、あるいは治療、そういう事が有料になる可能性がある、という事。
これもおかしな話です。
引き続き、チェルノブイリの例を見ながら、こちらをご覧ください。
■「チェルノブイリは4~5年後」甲状腺がんと事故の関係は?
福島県平田村。
そこに、福島県立医大と距離を置き、子どもたちの甲状腺検査などを無償で行っている病院がある。(ひらた中央病院)
エコー検査にかける時間は、県の検査よりもはるかに長い。
内部被ばくを測るホールボディカウンターも、子ども用の物を導入。
3歳と5歳の子どもを持つ母親:
チェルノブイリでも、後から甲状腺の癌が出たとかあったので、
小さいうちから検査を受けておいて、早めに分かれば、治療なりなんなり出来るのかなと思って……。
ひらた中央病院を運営する 佐川文彦理事長:
今、原発事故が起きて、あれからまだ3年しか経っていないんですよ。
まだ終結していないんですよ。
「放射能は心配ありません」「これは問題ありませんから」と言い切れる問題ではないと思う。
27万人を検査して33人。
子どもの甲状腺がんとは、年間100万人に一人か二人という、極めてまれな病気ではなかったのか。
被ばく医療の専門家として、福島県のアドバイザーを務めた山下氏は。
2014年2月23日
長崎大学 山下俊一副学長:
これはまさに、スクリーニング効果そのものであります。
スクリーニングした事がありませんでしたから、その頻度がまだ分からなかった。
一見増えたように見えますけれども、多分子どもたちが、ある頻度を持っていたんだろうと。
山下氏の説明はこうだ。
これまでも甲状腺癌は、自覚症状が現れることなどで、初めて見つかっていた。
それに比べて今回は、スクリーニングと言われる処方がとられた。
スクリーニングとは、ある集団の全員を調べて、病気を見つけ出すこと。
つまり、今回の場合は、福島県の子ども全員を調べる事で、甲状腺に異変のある子どもを見つけることです。
そのため、自覚症状がなかった甲状腺がんも見つかり、数が多く見えるという。
さらに、県立医大の鈴木教授が繰り返すのが、「チェルノブイリ」だ。
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
チェルノブイリで、4~5年目から、小児の甲状腺がんが多発したっていうこともありまして、
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
最短で、チェルノブイリで、4年、5年で甲状腺がんが増加した。
1986年、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故。
大量の放射性物質がまき散らされた後、実は4~5年後から、子どもの甲状腺がんが増えたとされている。
年齢層では、事故当時のゼロ歳から4歳が最も多かったが、福島では、この年齢層は発生していない。
こうしたことから鈴木教授は、現在福島で見つかっている甲状腺癌は、「事故の影響とは考えにくい」としている。
福島県立医科大学 鈴木眞一教授:
もちろん、えーっと、放射線との関係影響があるかないかを見ていくために始めた検査ですから、ある程度の事は言及しなければいけない訳ですけど、
まだその時期ではないというのがひとつ。
まだ、チェルノブイリでの、先程話した事故のデータでも、4~5年から急増したという事ですので、
今、出ているものに関しては、(放射能が影響した)可能性は、非常に低いんじゃないかと。
しかし、福島の子どもたちの健康調査を、独自に行っているある医師は、チェルノブイリのデータに疑問を抱いている。
北海道深川市立病院 松崎道幸医師:
チェルノブイリ事故が起きた時には、原発事故の後に、子どもに甲状腺がんが激増するという想定は、全くありませんでした。
最初の4,5年の甲状腺のデータには、非常に疑いがありますので、
それを根拠にして、ものを断定してはいけないと思います。
■チェルノブイリ・甲状腺がんの“真実”
原発事故からの4年間。
放射線の影響による甲状腺癌は、本当になかったのか?
真相を確かめるため、私たちは、事故から28年目を迎えるチェルノブイリへ向かった。
1986年4月26日
チェルノブイリ原発の4号機が、爆発炎上。
莫大な量の放射性物質が、放出された。
かろうじて、石棺と呼ばれる分厚いコンクリートで覆ったものの、中には今も溶け落ちた核燃料が、手つかずで残されたままだ。
緊急事態省の担当者:
翌日、住民は避難させられ、これからも絶対に、誰も住む事はない。
■「甲状腺がん増加は4~5年後」
チェルノブイリの“知見”検証
チェルノブイリ原発の周辺にあった、いくつもの町や村。
あの日、放射性物質は、容赦なく人々の元に降り注いだ。
未曾有の原発事故を経験したこの地で、
“子どもの甲状腺がん”と“被爆”の関係は、どのような結論に至ったのか?
ウクライナの首都キエフにある、内分泌代謝研究センター。
ここには、国中から、甲状腺の病気を抱える患者が集まる。
甲状腺が専門のこの機関で、特に調べ続けているのが、チェルノブイリ原発事故の当時子どもだった世代。
この男性は、現在30歳。
事故で被ばくした時は2歳だ。
Q:チェルノブイリ事故への不安は?
事故当時2歳の男性:
もちろん気にしている。
故郷は立ち入り禁止で、検問所もある。
妻も、甲状腺の手術を受けているので、気をつけないと。
原発事故のあと、異変が見え始めたのは、4~5年後の事だった。
甲状腺がんと診断される人々が、急激に増え始めたのだ。
特に顕著だったのが子どもたち。
極めて稀なはずの子どもの甲状腺がんが、なぜ増えたのか?
当時から、研究所の所長を務めるトロンコ医師は、いち早く放射線の影響を疑い、世界に訴えた。
しかし、なかなか認めてもらえなかったという。
ウクライナ内分泌代謝研究センター ミコラ・トロンコ所長:
事故で浴びた放射線の量で、ある学者は「甲状腺がんが発症する」と言い、ある学者は「発症しない」と言った。
大論争が巻き起こった。
原爆を投下された、広島や長崎の調査データをもとにしてだ。
この時、医学会の常識とされていたのは、原爆被害を受けた広島や長崎の“知見”。
「放射線による甲状腺がんの発症は、早くても8年後以降」というものだった。
そのため、「事故後4~5年で見つかった癌は、放射線とは関係ない」とされた。
高性能な機器で大規模な検査、つまりスクリーニングを行ったため、「もともとあった癌が多く見つかっただけだ」と。
しかし、現実は違った。
トロンコ所長:
4年で発症するとは、思ってもいなかった。
しかし、その思い込みは間違いで、子どもたちの潜伏期間はもっと短かったのだ。
様々なデータを集め、事故後4年でも発症している事を実証した。
着目したのは、甲状腺がんの原因となる放射性ヨウ素だ。
その半減期は、非常に短い。
そこで、放射性ヨウ素が消えた後に生まれた子どもたちが、殆ど発病していないのに比べ、
放射性ヨウ素が消える前に生まれていた子どもたちは、発病率が高いことを突き止めた。
こうして、事故から10年経ってようやく、子どもの甲状腺がんと放射線の因果関係が、国際機関にも認められた。
(国際原子力機関の報告 1996年)
この、チェルノブイリの“知見”。
つまり、事故後4~5年以上に甲状腺がんが増えた事等から、
いま福島で見つかっている甲状腺癌は「被ばくが原因とは考えにくい」とされている。
取材を続ける中、気になる情報が出てきた。
原発から西へ110kmにあるコロステン。
放射能で汚染されたが、居住は許されている地域だ。
最前線に当たる、検診センター(コロステン検診センター)。
事故以来、甲状腺がんの検査は、どのように行われてきたのか?
副所長が語ってくれた。
コロステン検診センター アレクサンドル・グテーヴィチ副所長:
当時は、何の機器もなかったので、“触診”で診察するしかなかった。
1990年位に初めて、エコー診断装置や線量測定器が入り、検査の態勢ができた。
この地域に、高性能の検査機器が納入されたのは、事故から4~5年経ってから。
“触診”だけで、癌が見逃される事はなかったのか?
実は、早い時期から、子どもの甲状腺がんが増えていた可能性はないのだろうか?
グテーヴィチ副所長:
検査機器がいいと、患者は見つかりやすい。
Q:甲状腺がんを、もっと早く発見できた?
グテーヴィチ副所長:
当然、可能だったろう。
内分泌研究センターのトロンコ所長も、事故直後の検査体制は、十分でなかったことを認める。
トロンコ所長:
当時のソ連に、高性能のエコー診断装置はなかった。
1989年か90年になって、アメリカの大富豪などから、エコー診断装置の寄贈を受けた。
それでは、
福島で、4~5年を待たずに、早い時期から見つかっている“子どもの甲状腺がん”は、本当に“放射線”と関係ないのか?
トロンコ所長:
可能性は低い。
私たちが知る福島の線量は、僅かだ。
ただ、調査はすべきだ。
科学は、予想外のデータを提示する事がある。
28年経つが、私たちは得た回答より、疑問点の方がはるかに多い。
チェルノブイリで調査した経験もある、京都大学の今中助教は
「当時起きた事が、今の福島に重なって見える」という。
京都大学原子炉実験所 今中哲二助教:
西側のオーソリティー(権威)、日本のオーソリティーも含めて、どういう反応をしたかというと、
「広島・長崎に比べたら早すぎる」と。
また、同時に、いわゆる今でも言われている、スクリーニング効果ですよね。
「熱心に検査検診をすれば、それだけがんも見つかる」という事も言われましたけれども、
(今回)福島関係の方々は、「それは福島の事故が原因ではない」
「なぜならば、チェルノブイリに比べたら早すぎる」とおっしゃったんですよね。
それを聞いて、皆さん、20年前におっしゃった事を忘れたのかなと。
福島で起きている事態は、事故の影響なのか、そうではないのか。
だが、それを検証するための重要なデータが、実は、決定的に不足しているのだ。
かつて、詳しい検査を目指した研究者がいた。
しかし、そこにストップがかけられたという。
ーーつづく
そして、とにかく正しい情報をきちんと伝えるということを、国や自治体に求める。求めるだけではなく、行動に移させる。
日本に暮らす人々すべてに、その気持ちが湧き出てくるよう、今後も伝え続けていこうと思います。
それがこの政権の強みでもあり性質です。
でも、いつまでもうまくいくと思っていると、大きなしっぺ返しを食らう日が来ると思います。
福島での子どもの健康被害について、とうとう福島県が認めたというニュースが最近ありました。
その反面、福島は全く問題がない、安全であるというチラシが作られ、ばらまかれているという現実もあります。
いずれにせよ、放射性物質の拡散は凄まじく、それは今も続いています。情報は隠され、伝えられているものの中には正しくないものも少なくありません。
報道が姿勢を正すのを待つのはもう止めて、あてにせず、市民ひとりひとりが自分の手足を使って調べ、考える時にきていると思います。
安倍総理はテレビ局や出版社の幹部と積極的に会食をとりおこなっているようです。
原発に関しては反対して何か大きな利権があるのか。推進にはあるようですが。
そんな左翼だ右翼だより、自分や家族が被災地にいたら、純粋に心配ではないか。
原発事故は起きないといってたのに、起きた。その時点で嘘だった。
甲状腺がんの検査が県立医大でしかうけられないのでは困るのでは。親がしっかりしてない家庭の子は、親がいない子はどうなる?
自分の足で調べない限り裏は取れない。しかし「報道ステーションきらいだから」で無視して、本当ならどうする?
安全な方が、健康な方がよくない?
報道ステーション信じない、しかし安全だと嘘をついてた政府福島県は信じる?
不思議な気がしますね。
記事の紹介は、どうぞ、ご自由になさってください。
記事そのものは、今から1年も前に書いたものなので、現状とどのような違いが生じているのかは、わたしには詳しく知ることができません。
ただ、政府のやり方を見ている限り、好転しているようには全く思えません。
今なお汚染地で苦しんでおられる方々の救済のためにも、この状況をひとりでも多くの方に知ってもらいたいと思います。
こちらこそよろしくお願いします。
報道STは、ちょくちょく見ているのですが、この番組は見逃しました。
貴重な記録をありがとうございました。
大切に保管なさってください。
念のため、URLをコピペさせていただきましたが、お許しください。
ブロ友に、紹介させていただきたいと思います。
とおりすがりますさんがうんざりされている対象がどちらに向かっているのか、十分に理解していますし、わたしがすがりついたなどと思っていらっしゃらないことも承知しています。
この記事が、忘れられた頃にまた、ふうっと現れてくることで、本当は絶対に忘れてなどいてはいけない、子どもたちだけではなく、汚染地にとどまっている方々のことを、もし自分だったらという観点に立って考えてもらえるならば、とてもありがたいことだと思っています。
ですので、同じような趣旨の、何の解決にも至らないコメントをここにあえて載せるのは、Percianさんやとおりすがりますさんがおっしゃるような意味合いを考えてのことです。
でも、一緒にうんざりしてくださっているとおりすがりさんに、やはりわたしは精神的に助けられているのだと思います。
そういうことですので、これからもよろしくお願いしますね。
なにもまうみさんにすがりつかれたわけではありません。
その筋に雇われてとはいえ、性懲りもなく妄言を繰り返して荒らしにかかる輩に少々うんざりしただけでした。
しかし、Percianさんのおっしゃるように、彼らにもそれなりの役割があるのかもしれませんね。
反応する必要もないのでしょうが、それなら、記事を風化させないために対応するのもありでしょうか。
そんなこんなで、これからはどの記事とかにかかわらず、とおりすがるコメントに対しては、まうみさんもどうぞお気をつかわずにスルーしていただければと思いました。
この欄では、思いや考えを言い尽くしたと思っているので、返事を控えさせていただいているのですが…。
まず、今回の、もう4年前になってしまった事故が起こったことで、この日本が抱えていた矛盾と誤魔化しと嘘が、一気に表面化されたというのに、
どういうわけか、報道などの怠慢を理由に、しおしおとまた、元の木阿弥の状態に戻ってしまっている人の多さに驚いています。
そしてまた、罪や責任を追及するべき相手、怒りや訴えをぶつける相手を、勘違いするだけでなく、どうしてそのようなトリックにはめられてしまっているのかを考えずにいる人もまた多く、
これではまた近々、原発は再稼働させてしまうかもしれないし、戦争ができる国に陥ってしまうかもしれないと頭を抱えています。
日米間に交わされてしまっている、法律よりも権限を持つ同盟条約や規約を破棄できるような気概を持つ政治家が育つよう、そしてそれと同時進行で、主権者としての自覚と考える力を持てるよう、コツコツと伝えていかなければならないと思っています。
福島という、日本の中でも美しい、農業や畜産業がさかんに行われていた地域を、部分的であるにせよ、壊滅状態に陥らせてしまったこの事故が、また次どこかで起こってしまわないよう、いまの社会のあり方を変える。
せめてそれだけでも阻止できないのであれば、日本は自ずと、大きな地震と津波が起こるたびに、少しまた少しと、寿命を縮めていく運命にあるのだと思います。もちろん、戦争ができるようになり、具体的な現実世界での敵ができ、今ある原発にミサイルを一基でも打ち込まれてしまいでもしたら、もっと時間は加速するのでしょうけれども。
この記事はそもそも、福島に今も暮らす子どもたちの厳しい現状を訴えたものだったのですが、読まないうちにコメントを残していかれる方もいるようです。
いずれにせよ、とおりすがりさん(わたしの思い込みかもしれませんが)、何度もお手間をかけました。ありがとうございました。
人が持つ人間としての一般的な弱点と、国策として
やってはいけないことを、その立場にあるものが
私利私欲のためにやるということの違いが、
ひょっとしたら本当にわからない人もいるのかもです。
それで、例え福島や、無関係で被害しか受けていない東北の他の県の負担が減るとしても、受け入れは嫌だと思うでしょう?
自分に都合がいいことだけ「可哀想!酷い!」で、都合が悪いことには目をつぶる。
それは国や福島県がやっている事と何が違うのかな…?
それは身から出た錆ですよね。
国民の血税を乱用している東電や国の立場は
犯罪者のそれと変わらん事を肝に銘じておいた方がいいよ。
子供のために行動を起こせない人程悲しい物はない。
東電や国も当然悪い立場だが、自分の子を守れない親はもっと悪い。
福島県民は「風評」をひどく懸念している。
他県民を犠牲にしてまでも。
自分達もやっていることは東電、国と変わらん事を肝に銘じておいた方がいいよ。
ふたつ、不埒な悪行三昧、
み~つ醜い浮世の鬼(東電始めその他原発、政治屋、
大企業、官僚、マスゴミ、黒幕米国金融財閥、利権集団)を 、
退治てくれよう、桃太郎.!!!』
一方で、福島原発事故の被災者などからはクレームが相次いでいると報じられています。具体的には「原発なしで儲かるのなら、川内も柏崎も再稼働するな」「儲けてどうするんだ!」というクレームが多いようです。東電はクレーム対応のマニュアル等を用意しているようで、電話対応に感情が全く無いとの指摘もあります。
やはり、原発が無いと赤字になるというのは大嘘だったようですね。今の状態で5000億円も黒字が出るのならば、原発廃炉を考えても十分対応出来ると思います。廃炉作業は数十年の時間が掛かるようですし、1000億円以上の利益を確保していれば、どうにでもなるでしょう。
というか、福島第一原発でお金をケチるのを止めて欲しいところです。数年前から安物の汚染水タンクを使って汚染水漏れが多発していましたが、ここまでの利益を出しているのに事故対応でも金勘定とかちょっとどうかと私は思います。…』
http://ameblo.jp/sekainosyoutai/
かわいそうとかっていう気持ちをもつのはいいけど、上から目線にもの言うなや
この記事シェアするやつにも言いたいですけど、当事者たちが頑張ってんのに横から水差すなって思いますわ
その場所に住んでもない人間にいろいろ言われると一番腹が立ちます
いつもニュース見て思うけど、あんたらみたいな人たちのおかげで風評被害進むんだよ
真実や現実を知る権利が、報道を受け取るわたしたちにはありますが、今の社会の有り様を見ていると、どうもその権利さえも奪い取られつつあるのではないかと思ってしまいます。
そしてまた、その真実や現実が、厳しいものであればあるほど、人々は気づかない、聞かない、知らないふりをしてしまいがちであることも事実です。
福島であっても線量の比較的低い地域があります。
でも、keikosantiさんが、お孫さんを案じられるのは当然のことです。
良い方向に進まれることを、わたしも心から祈っています。
あの重大な原発事故が起きてからの日本政府や自治体の対応には、失望と怒りを感じてきました。
最初は、あまりのことに信じる事ができず、まさか…という言葉が頭の中でぐるぐると回っていたことを覚えています。
今となっては、これが現実であり、この国の社会と成り立ちは元々こういうものだったのだと気づきましたが、気づいただけではいけないということを、なんとかして伝えていかなければという思いでいます。
わたしもkinchan2008さんと同じく、これが妄想やただの夢だったらどんなによいかと思います。
けれども、そうではなく、厳然たる現実なのですね。
夫の姉は、14才の時、スリーマイル・アイランド原発事故に遭い、ずっと体調不良が続いていましたが、数年前に甲状腺ガンの摘出手術を2度受け、今もずっと薬を服用しています。
けれども、なんの検証もできず、補償もなく、今後もずっと自身の力で生き長らえていかなければなりません。
一番弱い立場にいる人間がいつも一番辛い思いをする。
この社会の構造を、なんとかして変えていきたいと願っています。
というスタンスは
身近にたくさん見かける
ような気がします。
そしてそれは
自然にそうなっているのでなく
「教育」「宣伝」の成果なのではないかと
感じます。
これだけの大事故があったにも関わらず
当初は「事故」と認めず
「事象」と呼んでいたわけですが
今になっても
核燃料がどこにどうなっているかもわかっていません。
けれども
事故が進行していないように見えるという理由で
「冷温停止状態」と呼び
現状も原因究明も抜きにして
「新基準」をつくりました。
それをクリアしても安全は保証しないと
再三規制委員会が明言しているのに
再稼働を着々と進める神経は
私には理解できません。
報道ステーションの記事の信憑性について
保証する材料は持ち合わせていませんが
そういう状況と
この記事をつきあわせると
矛盾なくストーリーが想像されます。
その恐ろしいストーリーが
私の妄想に過ぎないことを
祈っているのですが
論点をすり替えられたり
根拠を示さない悪口をたくさんいただくほど
もしかしたら
妄想ではないのかと
心配が募ります。
http://matome.naver.jp/odai/2136618062294909201
に、文献の名称が記されています。
旧ソビエト連邦などの、チェルノブイリ事故からの統計なども、参考になると思います。
もちろんです、よろしくお願いします。
さらに、誤変換を指摘してくださり、感謝しています。
終結と集結では、意味が全く違います。
注意をしているつもりでいますが、やはりミスをしてしまっているのですね。
ていねいに読んでくださり、ありがとうございました。
誤変換と思しき箇所を報告させてください。
「集結」は「終結」ですね。
全てが、実験材料、、におもえてしかたないの、
福島も、東京も。、
国をあげて大規模な実験とその結果の統計をしらべているようにかんじるの。
某捏造報道いらい、そちら系の記事には、まったく事実の信憑性の裏付けに、信頼がない。
これは、すべてにわたって巨大な問題だよ。
他社の報道すら、われわれは、眉つばで読むようになったんだから。
同様に所沢のダイオキシン問題など記憶に新しい。
このように結論有りきで悪意を持って記事を捏造する会社の情報を誰が信じられるだろうか?
日本には沢山の善良なるジャーナリストがいる。
判断は第三者のレポートを待つべきである。
ところで、吉田清治証言の真実はまだですか?
なんせガンは日本人の2人に1人はなってるし、しかも治りますからね^^簡単にね!
http://blogos.com/article/82478/
報道ステーションが甲状腺がんに無知な人の危機感を過剰に煽っていたと話題に
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65785412.html
【大竹】甲状腺がん問題取上げ「報道ステーション」お見事!!!
https://www.youtube.com/watch?v=eZ8l9kUrLU0
所詮 嘘が多いですから^^ニュースステーションはね!
自分の主義主張のためなら法律を犯してもいいって。
著作権法に反している。
テレビは見ない、って言う人がテレビの情報を欲している。
おかしい人たちって思われるよ。
ガンを患ってる家族知ってたら広めてあげて!
https://www.youtube.com/watch?v=bH6aqnR5WIM
鈴木某は髭をとったら泥棒・寸借詐欺・パチンコ屋の開店待ちの先頭にいるジジイにしか見えない。
あなたのブログは他人の意見をコピーするだけで、あなたがどこにもいませんね。
他人の意見を受けてあなたがどう感じ、どう思い、どう悩み、どう検証し、どう語るのか。
それが大事なんじゃないでしょうか。
ネット上に多くいる右左両派ともにそういう人ばかりでこの国の未来は不安です。
そういう人こそがプロパガンダにのせられ、熱狂し、ついには国をも煽っていくからです。
こんな状況下でも、原発再始動する政府、自治体、理解できません!
国と言う組織の為には必要とする意見もあると思う。しかし、神の目に隠し通せるものはない。何れは明らかにされる。未来の為に、世界のために、地球と言う星の為に、宇宙の為に、今、とるべき行動をとる勇気を一人一人が持てますように!
大きな歴史の流れも最初は小さな一歩から動き出す事もある。
リーダーシップの責任を負う方々が正義感を持って使命を果たしてほしいと祈るばかりです。
合わせて、我関せずの無責任でいてはならない。
長いものには巻かれろ!
和を乱すな!
こんな言葉で自分を無くしたくない!
アンテナをしっかり立てていたい!
国とマスコミの過ちだってあるはず!
正しい判断が決断ができますように!
アノ番組は根本的に偏向報道の塊ですからね。
もう少し別の路線からも色々と調べてみても面白いかもしれませんね?
まぁ全部地球温暖化のせいですね
そうでしたね、古館さんは、お姉様を亡くされていましたね。
わたしもスキルス性の癌で父を亡くし、他にも癌に冒されて苦しんでいる親族が多くいますので、とても他人事として考えることはできません。
今の日本社会(もしかしたらずっと以前からこんなだったのかもしれませんが)では、あのような取材と放送をすることは、とても難しくなってしまいました。
そのこと自体が異常なのだと気づく人が増えない限り、こんなままの日本が続いていってしまうのだと思います。
勇気をもって決断し、正しい報道をしてくれる局が増えるよう、今後も訴え続けていきたいと思っています。
古館さんはお姉様をガンで亡くされているので、(原発事故よりずっと前です)きっと親身になられるのだと思います。
重なるんじゃないかな、辛いんじゃないかな、と思いながら少しずつ見ています。
何年も前に六ヶ所の再処理工場を特集し、疑念を投げかけた時からやってくれる可能性のある番組だなと期待していました。
それで、この記事に関しては、文字起こしをしてくださったのはきーこさんなのです。
わたしは、彼女のような馬力も能力も無いので、彼女がコツコツと(けれども多分猛烈に速く)文字起こししてくださった記事を、
そのままコピペするのはあまりにも申し訳ない(なんてったって転載させていただく回数が多すぎる!)ので、もういっぺんキーで打ち直して、ついでにちょいと文字の変換の間違いなんかも修正して、ほんでもって文字の強調なんかも勝手に変えて、転載させていただいてます。
みほさんはもちろん、このまんまコピペしてください!全然かまいませんから。
これからもよろしくお願いしますね。
まぁ、大部分のキャスターがそうなんだけど・・
報ステはたまに良いニュース出すけど、古館君が映るたびに広告にしか見えないんだよね
あの流用の件についても、ほとんど報じられないままに過ぎてしまいました。
既得権益者。
わたしたちが立ち向かうべき相手はそこにあるのですが、漠然と大きすぎる、姿を眩まし続けている、立ち向かっても無駄だと信じ込まされている、などが原因で、なかなか矛先を向けることができないままでいます。
言葉上ではなく、実際に現実の世界で、世界の市民が手をつながなければならない時が来ていると思うので、
微力にもほどがありますが、今いるアメリカの小さな町から、その声をだんだんに伝えて行こうと行動し始めました。
「不安を与えるとパニックになるから」と、よくもまあこんな、人をバカにした言葉を口にできるもんだと、こちらの大人たちは皆、この日本の政府の対応には、口を揃えて呆れ返っておりました。
これから問題になる、というか、すでに問題になっているのは、
何の情報も知識も無いままに、放射能ブルームの下に身を置いていた人たちの、放射能物質の吸引、接触による被曝はもちろんのこと、
核マフィアと呼ばれる権力に抗えない政治家たちによる政策によって、ことごとく汚染が拡散してしまった食物や日常品からの内部被曝が影響して、
内臓や粘膜が傷つけられて生じる疾患に、ハンパではない数の市民が苦しめられているということです。
実際に、あの原発事故が起きた際に、都心に暮らしておられたのですね。
さまざまな思いが交錯されたことと思います。
わたしは、今でこそ、このように記事を書いていますが、あの震災と原発事故以前は、日本の中でどのような問題が起きているのか、そのことについて、自分の暮らしを維持するだけで精一杯だからと言い訳をして、ずっと知らないふりをしていました。
知ったからといって、わたしひとりで何ができるというのだ、と思ってもいました。
その頃からすでに、相手が目に見えない、とてつもなく大きく、そして嫌らしいほどに細部に渡ってつながりを持っているモノだということには、気がついていたのだと思います。
日本が、中国が、アメリカがと、分かりやすいので言葉にしますが、実はもう、どこの国が、どこの政党が、などという話ではないというふうに考えています。
けれどもあの事故当時、どの党が政権をとっていようが、大きな差は無かったでしょうけれども、
とりあえず、原発は安全だ完全だと、オウムのように唱え、あのような超地震国の日本に、54基もの原発をホイホイと建て続けていた自民党の人間が、党首でなかったことだけは、不幸中の幸いだったと思っています。
今、日本をはじめ、世界は、巨大企業、巨大銀行、兵器商人によって、深刻な支配をされています。
アメリカの政治家もその例外ではなく、その裏の権力者たちにとっては、政治家などただの駒のひとつに過ぎず、気に入らない言動をした者には、容赦のない制裁を加えます。
大統領であっても、その側近であっても、みなそれぞれひとりの人間ですから、自分や自分の家族の身に何か恐ろしいことが起こるぞと脅かされたら、国のことなどかまわなくなってしまいます。
それでも信念(または正しいと思うこと)を押し通したりすると、即刻殺されてしまうということを、何度もくり返し見せつけられてきているのですから。
東北の、放射能汚染の害を被った地域にまだお住まいのみなさんは、そのようなどうにもならない、すでに厳然として存在する社会の闇の刃を突き付けられながら、それでもなんとか平常心を保って生きようともがいておられます。
そのストレスと疲労感は、いかほどのものか、わたしなどのような者には、いくら毎日欠かさず思い続けていても、察することすらできません。
でも、すでに地中に、水中に広まってしまった汚染は、悪夢のように、自然循環によって汚染地に戻り、それが飲み水や食べ物に、建材をはじめとする生活用品すべての物に、確実にしみ込んでいきます。
核種はセシウムやヨウ素だけではありません。
けれども、現実の社会を知れば知るほど、そんな汚染など珍しくなく、わたしの住む地域でも、過去のマンハッタン計画による汚染が地中に残っていること、日本の核施設がある地域の海や地中にも、放射能汚染は昔から存在していることなどが分かり、ますます自衛をしっかりしなければならないと、強く思うようになりました。
東北にお住まいの方、そして第一次産業に携わっておられる方の中にも、汚染について真剣に取り組んだことによって、これはもう、人間の力ではどうにもならないことを知り、東北を応援しないで欲しい、食べて協力などしないで欲しいと訴えておられる方々がいらっしゃいます。
けれども、このような混沌の中では、それぞれの者が、それぞれに信じることを良しとして行動するしかないのではないかと思います。
なのでわたしは、わたしが信じる事柄を、こうしてお伝えし続けていこうと思っています。
その程度の予算は、大量無駄使いの復興予算の一部を充てればできることだと思います。
問題は、そういう行動をつぶす力(既得権益者が多い)が大きいことですね。
原発事故レベルでチェルノブイリ並みとされたため、とよく比較されますが、後々言われてたようにチェルノブイリの方が圧倒的に汚染度は上で、福島の状況を深刻に伝えるより、チェルノブイリが大したことなかったという心理につながってしまった一面もあります。
また内陸にあったチェルノブイリと違って福島の放射性物質の流出汚染は海洋の方が大なので、海の汚染度でいえばチェルノブイリ並み、というのが正しい解釈です。
それからこれから問題になるのは事故当時飛散した放射性物質を吸引、接触した結果、健康を害したのか、原発作業員のように高い空間線量の放射線を多く被曝し続けたために、健康を害したかで、また大変なことになりそうな予感。
震災当時は、民主党政権で、国民へ一切の情報が封じられ、対応の酷さばかり目立ち、スーパーに並ぶ食品さえ買うこともできず、洗濯物も外に干せず、結局子供の影響を考え、都心から移住しました。自分の放射能汚染の程度を知るために、理化学研究所という所へ、検査を依頼しようともしていました。
しかし海外に出てから、様々な情報を目にするようになりました。政治的に反原発を煽っているのは、近隣諸国とコネクションを持つ団体、有名人がほとんどであること、民主党が一番典型的な例ですが、主なものでも公明党、共産党、社民党、そして自民政権内部まで、近隣諸国のスパイや帰化人が入り込み、政府や自治体内部に潜入し、国政、地方行政が傾こうとしている事を知りました。
特に、アメリカ民主党政権は、敵国であるはずの中国の国益を重視し、中国と同調して、同盟国であるはずの日本の不利益となるよう、政策的に圧力をかけています。おそらくニュージーランドも、そうした動きに同調する事でしょう。
またメディアが、日本の国益を損ねるような報道をするという事も知りました。日本のほぼ全てのマスメディアは、中国、韓国、北朝鮮の利益になるニュースを報じるようになりました。特に、NHK内部には中国政府の広報局が設置されています。中国や韓国の人災による原子炉事故や、「核の冬」とこちらでもしきりに叫ばれている、石炭の粉じんの事も一切報道されません。なぜ、アメリカは同盟国のこの様な危機を、憂慮しないのでしょうか。
この我が国の危機を、外国にお住いの方なら、とうの昔にご存知かもしれません。私は、昨年海外に出て、初めて日本国民が長い間、周辺国に屈従を強いられている事、そして現在、国の奥深くまで諸外国により侵略を受けている事を知りました。
そうした事実を突き詰めていくと、私は放射能の恐怖、恐ろしさというものを、マスメディア、インターネットによって植えつけられ、ツイッターにより反原発団体とつながっている私の夫からも、更なる洗脳を受けています。東京という日本の首都で生まれながら、私は、日本を守らなければならない国民の一部であるのに、気が付いてみれば、日本から逃げ、すべての責任を放棄しようとしています。
そうした事実を知ったとき、私は本当に福島の皆さんについて考えていたのだろうか、東日本の食べ物を不買することで、困窮しているのは福島はじめ同じ東日本の皆さんです。被曝の危険性が明らかに低い環境にいるのであれば、私自身進んで福島の農産物を購入し、分かち合うべきでした。電力を受けるだけ受け、ボランティアにも行かず、酷いときは部屋からも出る事が出来ず、東北に住む親戚に、余りに無神経な言葉を投げかけ続けていました。
日本はこのままでは分断されてしまうでしょう。国民が一つに纏まらなければ、いずれ日本人の国である日本という国は消滅するでしょう。そうならない為にも頑張りたい。現在は、そう考えています。
テレビを観ないようになった方が増えてきているのでしょうか。
わたしも常々、ろくな報道や番組が無いのだから、いっそのこと、テレビを家から排除したらどうか、などと思っていますが、
こういう番組を報道する局が出てきたのなら、基本的に観ないけれども、アンテナだけはしっかり張って、圧力に屈せず、きちんとした報道をしようと腹を括った人たちを応援する意味で視聴する、ということも大切なのかもしれません。
悩ましいですね。
良心のお医者さまは、数は少ないですがいらっしゃいます。
もりえさんがおっしゃっているように、定期的に、私的に、被災地を訪れておられます。
けれども、体制に流されてしまっている人数が圧倒的に多く、心身ともに、本当に大変な思いをされていると思います。
なんとか支えになりたい。そう思いつつ、具体的な行動にまだ移せていない自分がちょっと情けない……。
でも、つながっていきましょうね。そして自分のできない部分は補ってもらい、あまり煮詰まらないようにしていきましょう。
今はほとんどテレビをみていないので、知りませんでした。
>この報道ステーションがきっかけになって欲しいと心底願っています。
>報道の良心の目覚めが、あちこちから噴き出すようになってほしいです。
私もそれを切に願います。
どこかに必ず良心の人はいます。
良心の医師もどこかに必ずいるはず。
定期的に、私的に、福島をおとずれている医師もいるのでは?
どうかあきらめないで、がんばって欲しいです。
よい出会いがあり、つながっていけたら・・・
記事を書くにあたり、2万文字の制限があり、今回はそれを超えてしまったので、分けて掲載させていただきました。
被災地の子どもたちに押し付けられた災難……、検査はもちろんのこと、体と心の両面に渡る、しっかりとしたケアが必要だと思っています。
そしてなによりも、一日も早く、国が主体となった疎開や避難が実現するよう、心から願っています。
http://fukushima-mimamori.jp/urgent-info/2014/03/000125.html
福島の子供たちの甲状腺がんが原発事故によるものかどうか、全国的に調査したら一発で分かるのでは?もちろん、政府が認定する機関による調査ではなく、全く利害関係のない専門家による複数の機関で。
そして、ブログを読ませていただきました。
「知らないのが一番幸せなんだ」
「知らないで生活するのが一番いいん
だ」
わたしもこの部分に、一番胸が詰まりました。
どうしてこんな思いをしなければならないのか……。
どうしてこんな思いを強要されたままの人たちがいて、動ける人、なにかできる人が何もしないまま、3年も経ってしまっているのか……。
この報道ステーションがきっかけになって欲しいと心底願っています。
報道の良心の目覚めが、あちこちから噴き出すようになってほしいです。
東京などの病院に行っても、福島県からの通達で、検査ができないと断られた方が、少なくない状況です。
そしてその診断の結果も、個人に渡されるのではなく、福島県に直接送られてしまう、というような話も聞きました。
もしかしたら、あなたがおっしゃるように、検査をしてもらえる状態になっているかもしれませんけれども、わたしはその実情を知ることができません。
データ集めの材料にされるだけ。
本当にその通りです。
けれども、それでも行くしかない。そういう矛盾を抱えておられる親御さんが、たくさんおられるのだと思います。
けれども、あなたがおっしゃるように、X線に対する日本の過信が、さまざまな疾患の原因になっている、ということは事実だと思います。
はなもげらさんも経験されたように、わたしも、17才の時に、奇妙な後遺症を患った脊髄の検査のために受けていたレントゲン照射で、当時まだ制度として残っていたインターンの記入ミスで、急性白血病の初期症状となり、そのための治療を受けたりしましたので、医療の矛盾を実際に体験した者として、おっしゃりたい気持ちはわかるつもりです。
原発事故の放射能汚染の恐ろしさは、そういう外的なものだけでなく、内部被曝にも及び、その影響は日夜、回数を問わず、ずっと加算されていくというところにあると思います。
なので、比べることなどできないのではないでしょうか。
そして、実際に暮らしておられる方々からの話や、わずか数週間ではありますが、帰省した折りに観た日本などを照らし合わせてみても、
被災地以外の場所の、なんともいえない、無かったことのような社会の在り方が、わたしにはやはり、どうしても納得がいきません。
外者は黙ってろと、時々怒る人がいますが、わたし以上に蚊帳の外を決め込んで、無かったことにしよう、知らないことにしようとしている人たちが、とても多いことにも驚いています。
確かに、ほんとに、どうかしてしまったのかと思うこともありましたが、そうではなく、長い長い自民党政権の間に、どうかしてしまうように、用意周到に毒されていたという一面もあると思います。
目覚めて欲しいです、本当に。
知らないままでいたら、考えたり判断したり、そしてそれをもとにして行動する、というような、個々の人間としての当たり前のことができません。
きーこさんのように、毎日、必死で発信してくださる方を、できるだけ応援していきたいと思っています。
こちらこそ、読んでくださり、ありがとうございました。
と、わたしが言っていいのかどうか……。
すべては、とんでもない時間を割いて文字起こしをしてくださるきーこさんのおかげです。
あんまり申し訳ないので、とりあえず、彼女の文字をもう一度打ち直して転載させていただいているのですけれども……。
福島に住んで保育士をしています。斉藤良です。
私もブログでこの番組のことは書きました。
報道ステーションに敬意を表しています。
https://www.youtube.com/watch?v=UF5oLDqjLfU&app=desktop
甲状腺エコーなんて、専門であれば個人クリニックでも可能な範囲の検査だ
新幹線に乗れば数時間じゃないか
福島県立医大に行っても意味が無い
データ集めの材料にされるだけだ
レントゲン撮影の結果甲状腺に腫瘍ができている人がたくさんいることを知らずに、原発事故で放射線が甲状腺がって騒ぐ段階で、「私は無知です」で言っているようなもんなんだよ。
先ずは、原発事故の放射線が怖いと騒ぎたいなら、病院や健康診断でのレントゲン撮影をなぜ無条件で受け入れるのか説明した方が建設的だと思うけどね。
レントゲン撮影の結果、甲状腺腫瘍で摘出手術を受けた人間が言ってみる。
漏れ出る放射線を封じ込められないからと、その被害に苦しむ人を福島だけに封じ込めるつもりなんでしょうか。
あらゆる論法を駆使して、原発との関係性を否定する様を見ていると、「この人たちはヒトの皮を被ったなんとかだな」と思います。
膨大な真偽入り乱れた情報と、中身の無い欲望に満ちた現代において、善良な人さえも見るべきものを見失い、聞くべき声に気づかない。
目的を見失った日本人には、もう悪しきをただすために立ち上がる力は無いのでしょうか。
それにしても、話に聞いていた以上に陰謀論を振りかざした反吐の出る報道ですね。これ以上人の傷口を開いて塩を塗り込むようなことはやめてほしいです。
発信してくださり感謝です。
左翼マンセーなら信じるのは勝手だけど。
国は調査すべきだが、福島の放射線量は、チェルノブイリとは比較にならないほど低いということもあわせて伝えてね。
などなど、いろいろな考え方について読んでいます。
以前のように、そんなことあるわけがない、というような受け取り方をしなくなりましたし、有り得るかもしれないというふうにも考えてはいます。
けれどもまだ、自分自身で十分に咀嚼できていないことについては、文字にしようとは思っていません。
隠したいという気持ちもありません。
どんなに大変な量でも、コツコツと、しかもものすごい早さで、文字起こししてくださるきーこさん、
このおふたりにはいつも、頭が下がりっ放しです。
本当にありがたいです。
特に、わたしのように、ネットでしか情報を得られない者にとっては。
以下のようなイエスズの事は
隠したい内容ですか。
http://blog.livedoor.jp/gotagotashita/archives/50397158.html
http://ameblo.jp/pinkglalem-kingfisher/entry-11794263249.html
https://twitter.com/izimo_ssp イエズス人脈を良く語ってます。
きーこさんまうみさんありがとうございます。