チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、先週同様、おもに坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今週は半マイル58秒を少し切るくらいで登坂。走りに硬さはなく、この馬のトモの感じのなかでは状態が良くなりつつあると思います。元気や前向きさがあるのはいつも通り。良く言えば5歳になっても若々しい仕草、悪く言えばもう少し大人になってくれてもいいのかなと思います」
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「良く言えば5歳になっても若々しい仕草、悪く言えばもう少し大人になってくれてもいいのかな」とはまた微妙な表現ですが、これは、若い頃からずっとテラステラを見続けてきた小泉厩舎長ならではの感想でしょう。
ただ、現段階ではすぐに帰厩するほど状態が上がってきてはいないようで。。そうですねぇ、もともと今回の放牧については、時間がかかってもしっかり立て直すのが目標でしたから、あえて急いでいない面はあるかもしれません。
いずれにしても、こちらとしては慌てず騒がず態勢が整うのを待つのみです。テラステラには、できれば昨年並み以上の稼ぎを期待していますし、なるべく万全の状態でレースに臨んで欲しいですから!(^^ゞ
【2024/11/10京都 ドンカスターC(芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
宇治田原優駿ステーブル在厩のマジックブルーは、先週に引き続き、ウォーキングマシン60分で管理されています。
◇井上厩舎長のコメント 「3月を迎えますので、今週の土曜日からロンギ場に入って跨っていきたいですね。ここまで休んでいるぶん、ややボテッとした体つきではありますが、動かしていけばまたスッキリしてくるかと思います。様子を見ながら、徐々に乗り進めていきましょう」
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3月の声を聞く今週の土曜日から、いよいよロンギ場での運動が始まるようです。
もちろん最初は脚ならし、身体ならし程度の運動から慎重に…でしょうが、乗ってみてはじめて分かる感触もあるでしょうし、それも含めて乗り運動開始が復帰に向けた重要な一歩になることは間違いないですからね。
現状、「ややボテッとした体つき」なのは仕方がないとして、全体的にはとても順調に回復していると思いますので、これからも一歩一歩着実に、復帰に向けた道を進んで欲しいと思いますm(_ _)m
エスペシャリーは、26日、チャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇四位調教師のコメント 「第2回中京開催の最終週に芝1200mがありますが、そこはほぼ除外でしょうからね。優先権があるうちの1400mも考えてはみましたが、やはり本馬には1ハロン長いかと。エスペシャリー自身もトレセンに帰ってきて疲れているのか、あまり飼葉を食べてくれませんでしたので、ここはいったん放牧に出させていただき、しっかり仕上げ直したいと考えます。次回は芝1200mの番組がある第1回福島開催(4/12~4/27)に照準を合わせていきたいところ。ベストの距離、ベストの状態にこだわって、勝ち上がりを目指しましょう」
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番組の関係上、続けて1200mを使うとしたら、小倉での連闘策しかない状況でしたからね。
四位先生はエスペシャリーをそういうカタチで使わないと思っていましたし、せっかく1200mで完璧に近い競馬をした直後に距離を延ばすのも、先々を考えると確かに微妙な気もしますので、いったん仕切り直しは致し方なしでしょう。
まあ、平坦、小回りの1200mなら普通の未勝利馬には負けないでしょうから、まずは遠征だった前走の疲れを癒し、しっかり態勢を整えてから福島に向かう作戦は悪くないと思います。(少し待ち遠しいですけれど…)
その代わりと言っては何ですが、照準を合わせた4月の福島ではバシッと良い結果を出して欲しいと思います!
マードラドは、25日、いったん吉澤ステーブルEASTへ放牧に出ています。
◇鈴木慎調教師のコメント 「馬体にダメージはありませんが、メンタル面に配慮してひと息入れてから次走へ。第3回中山開催のダート1800mあたりに使えればと思っています。煩いだけならいいのですが、それが頭の高さにつながってしまう点が悩みのタネ。そうなると体をうまく使えず、ブレーキも利かないですからね。いきなり全部は難しくても、何とか走れる態勢まで持っていきたいところです」
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そりゃあ、鈴木慎先生の悩みも尽きませんよねぇ…。前走でも競馬の内容以前の課題を露呈してしまいましたし、現状、一気に課題を解決する手段が見つかりそうもありませんから。。
その一方で、前走で482kg(プラス6kg)だった馬体はすごく見栄えがするだけに、そう簡単に諦める気にもなりませんし、今は少しずつでも常識を身につけて、「何とか走れる態勢」になって欲しいと祈るのみです。
まあ、やるだけやってダメだったら、それは仕方がないと割り切るしかないですが…。鈴木慎先生、厩舎の皆さん、内田騎手が面倒を見てくれているうちに、マトモなレースを見せて欲しいと思いますm(_ _)m
宇治田原優駿ステーブル在厩のジーベックは、おもに周回コースで軽め2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを乗られています。
◇松山担当のコメント 「2本目はさらに行きっぷりが良く、半マイル57秒0の終い12秒8。ここの坂路で12秒台は優秀な部類ですし、それも舌鼓やステッキなしの馬なりですからね。フットワークも含めて、牧場では本当に言うことがない状況なのですが…。こちらではハロン18秒くらいまで遅いペースになると馬が走りたがって頭を上げる格好に。乗り手との意思疎通がとても大事なタイプと言えそうです」
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先週は松山さんから「馬が逞しくなっているのは間違いなさそう」との話がありましたが、今回は「フットワークも含めて牧場では本当に言うことがない状況」と、ここ数戦結果が出ていないのが不思議で仕方がない…といった感想をお持ちのようです。
ただ、そうは言っても結果が出ていないのが現実ですから、外厩と厩舎でさらに連携をとっていただいて、何とか牧場での良さを実戦で発揮できるよう導いて頂ければと思いますm(_ _)m(言うだけなら簡単なんですけれど(^^;))
いずれにしても、半マイル57秒(馬ナリ)まで進んでいれば、あとは厩舎から声が掛かるのを待つだけでしょう。いったん、本馬の本格化は今年後半と想定したものの、1勝クラスはその前に卒業してもらって全然OKですからっ!
【2024/12/14中京6R 3歳以上1勝クラス(ダ1400m)でのジーベック:公式HPより】
吉澤ステーブルWEST在厩のコンタンゴは、引き続き、おもに周回コースで軽め2400m、坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、15-15程度を乗られています。
◇柴原マネージャーのコメント 「気が入る感じは適度な前向きさとして捉えても良さそうですね。馬体重は変わらず434kg。食欲も含めてもう少し食べたものが実になってもらいたい状況です。先週来場した調教師によれば、『今度は第2回中京開催を意識。そのためにもなるべく体を増やしておいてほしい』とのことでした」
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馬体重は434kgのまま。藤原先生が「なるべく増やしておいて」と仰るのはご尤もと言いますか、15ー15の継続程度であまり身体が増えなくなるようでは、この先の生き残りをかけた戦いが心許なくなってきます。
まあ、それは全体的に幼さが残っている故とは思いますが、これからの未勝利戦はムチャクチャ強い馬が少なくなる代わりに、どの陣営も必死で勝ちにきますからね。こちらもビシッと鍛えて挑まないと、そう簡単にはいきません。
気持ちが入ってきたことは前向きに捉えるとして、とにかくもう少しパンとして欲しいなと。。素質馬であってもひとつ勝つまでは安心できませんし、そのためにも、早く藤原厩舎のスパルタに耐え得る心身になって欲しいと思います!m(_ _)m
【2025/1/25中京5R 3歳未勝利(芝1400m)でのコンタンゴ:公式HPより】