演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

ステーションの奥の奥

2020年04月16日 19時58分22秒 | 読書

講談社ミスれリーランド第11回配本の山口雅也の作品。
あらすじは講談社BOOK倶楽部から
小学6年生の陽太は吸血鬼に憧れていること以外はごく普通の小学生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。名前は夜之介。陽太の家の屋根裏部屋に居候している物書きだ。そんな叔父と甥が、ある日テレビで「東京駅」が大改築されることを知り、夏休みの自由研究のテーマに選ぶことになる。取材のためさっそく「東京駅」に向かったふたりだったが、迷宮のような駅構内の霊安室で無残な死体を発見してしまう! さらに、その日の夜中、宿泊していた東京ステーション・ホテルの夜之介叔父の部屋で密室殺人事件が発生! しかも叔父の姿は消失していた。連続殺人事件なのだろうか? 夜之介叔父はいったい? 陽太は名探偵志望の級友留美花と、事件の謎を解くべく奔走する……!!

これを読んでいるときに「全県に緊急事態宣言」が出ました。図書館も閉まるでしょうから、ミステリーランドは借りてきているあと一冊までで、残りは当分読めなそうです。

さて、凡庸な私には、伏線があるのかないのか分からない作品でした。特に、留美花と陽太の会話は、伏線のための伏線という感じで(あ、ネタバレになる)、こういうのって、ありなのかな。
血なまぐさい作品ですが、読後感はそんなに悪くありません。
生死感の問題となると、子供には少し難しいかもしれません。
人物設定は面白かったんですけど、ちょっと無理が多いのかな。
好きな人は好きな作品だと思います。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿