かつて、とある著名メディカルアロマスクールさんのインストラクターさんよりご質問がありました。
こちら様では数年前よりKENSOジェルナチュレを使用、15%まで精油を入れて使う使い方をしています。
「JMAAではなぜ、精油をジェル(ナチュラルモイストジェル)と混ぜる前に、ハイブリットオイルと混ぜるのですか?」
みなさんならどのように回答しますか?
1)混ぜるのではなく、“乳化させる”ことに意味があることを知っておいてください。
2)乳化とは?
A)乳のような、ねばりのある液になる(する)こと。
B)二つの混ざり合わない物質を一時的に混ざった状態にすること。
≪ご参考≫ (三丸機械工業様 公式ブログより)
http://sanmaru-m.co.jp/blog/2015/03/26/82
•乳化とは、本来は混ざりあわないものを混ぜ合わせることをいう
•乳化食品だけではなく、医薬品や化粧品の分野でも必要な処理である
•乳化は混ぜ合わせるだけで行えるが、より高度な乳化には専用の機械を使う
おわかりいただけましたでしょうか。
実は乳化とは学生の頃の理科等で学んでいたことなのです。
一般的に混ぜるということとは異なり、また乳化させることには目的があるのです。
■ JMAAでは、生後6か月の乳児(※下記注釈)から、老化による乾燥した弱い皮膚に対しても利用できるジェルレシピがあり、そのレシピは完全乳化されていないと、精油の分子による刺激は人それぞれ異なるものになるでしょう。
■ またJMAAでは、朝晩、日に何度も使用するような美容系、メンタル系、フィジカル系のお悩みに対応することができるジェルレシピをご紹介しています。
完全乳化がいかに重要かは、これらの点からご想像は容易かと思います。
※5歳といえども、体躯の大きな5歳もいれば、小さな5歳もいるということから、人間の心肺蘇生法(CPR)にも言えることですが、「(従来の)AED使用は5歳以上」と限定されています。
そして最近では子供にも使用できるAEDがすでに開発されていますが、それでも危険な幼児の場合にはどうするかという昔からの質問と対応が心肺蘇生法の国際ガイドラインには必ず記載されています。
メディカルアロマで生後6か月をどのように判断するかにお迷いになりました際には、認定アドバイザーやスペシャリストにお問い合わせください。
では...直接にジェルに精油を入れた時には、ジェル内部ではどのようになっているのでしょうか。
ほとんどの精油は薄い色が付いた液体であることから、透明なジェルの場合には“混ざった”または乳化したように“見える”ということです。
見えるだけなのです。
敢えて色の濃い精油、カモマイルジャーマンやタナセタムのように、濃いグリーンの精油を使用すると分かることは、精油に含まれる成分のカマズレン(アズレン)の粒が容易に目視できます。
これすなわち素肌に塗布した際に、その粒が直接に素肌表面に塗りつぶされることが想像できるでしょう。
(実際にお試しください)
注: 最新ロットのプラナロム社製カモマイルジャーマンの成分表からは、ケトンが消えていましたが、だからと言って刺激が無いというわけではありません。
やむを得ずアトピーの方などに利用したい場合には、認定アドバイザーやスペシャリスト、または協会本部へ取扱い方法をお尋ねください。
成分表には現れない(見られずとも)、小数点第三位の範囲でさらにたくさんの成分が含まれているのが精油であるという基本に立ち返りましょう。
昨今、どのアロマテラピー組織様もメディカルアロマに名称が変わって来ています。
半年前まではこの数十年常にダントツでトップであった検索ワード“アロマオイル”が、現在では下記のような日々の結果となっていることからも、消費者の目はより正しいものを探していることを如実に物語っています。
【昨日の検索ワード結果】
アロマオイル: 13,000,000 件/日
精油: 67,800,000 件/日
エッセンシャルオイル: 17,600,000 件/日
情報は常にご自身のJMAAのメディカルアロマと比較して、「なぜ?」を考えることが重要です。
次回は...昨日のメディカルアロマ『実践講座』でも語られた、
「なぜ?他のアロマテラピーやメディカルアロマでは“%”で精油を表記するのに、JMAAは%じゃなく滴数なの?」
この良く頂戴する質問についての回答について書いてみたいと思います。
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