ASIAの独り言

   

汗に嘘はなく、余計な解釈をはさむ余地もない。

2008年05月24日 11時52分00秒 | スポーツ




女子バレーボール日本代表、
ひとまず、オリンピック出場出来て良かった。
「格下相手に」とか「日本開催の疑問」とか云々……
いろいろ言う人もいるけど、
選手たちの頑張りには関係がない。
興味薄い人ならではの、外野のつまらない野次だ。
そんな力ない言葉など、ものともせず、
選手たちは光っている。輝いている。カッコいい。

佐野選手が一旦レギュラーから外され、
そこから這い上がったエピソードには胸打たれた。
選手ではなく、裏方として皆を支えた時期がある。
このときの気持ちを考えると、グッとくる。
どんなに試合に出たかったろう。
どんなにプレイしたかったろう。
仲間の活躍を間近に見ながら、
プレイ以外のこまごまとしたことに従事するのは辛かったろう。
いろいろな思いが浮かんでは消え、唇を噛んだことだろう……

それらを乗り越えてのレギュラー入り。
選手として、チームプレーに徹する、その姿は、
裏方のときと変わることはないはず。
インタビューで復活や活躍に触れられても、
「まだまだこれから」を繰り返し、今までを振り返らない。
バレーを出来ない恐怖を肌で知ってるから、浮かれない。驕らない。
その彼女が昨日見せた涙は、まさしく言葉にならない気持ちを表していた。
(インタビュアーが無理強いした感じも、多少あるけど)

木村選手の亡き後輩への思いも含め、
人によっては、安っぽいメロドラマの設定って言う人もいるかもしれない。
(実際、そういう意見も耳に、そして目にした)

私は、そういう、ひ弱な皮肉を好まない。
内野に入れない者の僻みだ。

「みんな泣いてるけど、あんなの安っぽいメロドラマだ。
自分は、その安っぽさに気付いてるぞ。
それに気付かず、流されて泣かされてるバカとは違うぞ。
自分はしっかり物事を見ることの出来る、賢い人物なんだぞ」

…… So what?
そういう意味なら、私は、バカでいい。
そんなに賢くなくてもいい。
人から言われない限り、賢いかどうかなんて考える必要もないし。
エピソードが安っぽかろうが、そうでなかろうが、どうでもいい。
何に心動くとバカかどうか、他人の評価を考える必要もない。
そんなもので、エピソードが持つ、人の心を動かす力は弱まらない。

外野のもの欲しそうな愚痴が届かないところで、
選手たちの活躍は光り輝いている。

北京でも頑張れ!










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