行雲流水の如くに

漂流する国会、与党も野党も腰が定まらぬ。

解散をもてあそんだ岸田政権は、国民からその不誠実を見抜かれたのか支持率が急落した。

公明党の下駄をはいてかろうじて政権を維持している自民党が、公明党抜きで戦えるはずもない。

一方立憲民主党の泉代表は、「解散風」におびえたのか、腰が定まらぬままだ。

2年前の総選挙が終わった時点で次に備えるべきなのに、150人程度の候補者しかまだ決まっていない。

維新や国民民主党は「与党の補完勢力」という真実をさらしたわけで今後大きな期待は持てないだろう。

自民党よりも右寄りの勢力がもう一つできるなどというのは、

夏の夜の「怪談話」だけにして欲しいものだ。

 

たいした議論もないままに問題含みの法案が軒並み通ってしまった。

特に問題なのは、防衛財源確保法だ。(防衛費倍増)

必要以上にウクライナや台湾海峡を持ち出して危機を煽り、再び戦争をする国を目指すのか?

戦争の痛みを知らない政治家が危険な「火遊び」をするつもりのようだ。

 

他にも問題含みの法案が次々と通ってしまった。

入管難民法・改正マイナンバー法・LGBT理解増進法など推進した自民・公明は問題なのだが、維新の会や国民民主党なども賛成したのは、この法案の問題点を指摘し、より多くの国民が納得できるよう修正を求める野党の役割を放棄したに等しい。


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、今日は。
私は戦前の生まれですが、実際の戦争体験はありません。
しかし実際に体験した人たちの話を聞いておりますし、本などもかなり読みました。
だから「戦争は2度としてはいけない」と堅く心に決めています。

ところが残念なことに与党はもとより野党も軍事費増強の流れに飲み込まれています。
野党第一党の立憲民主党がもっと覚悟を持つ必要があります。
ピリッと締まるためには執行部改造が必要かもしれません。
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
文中「戦争の痛みを知らない政治家が危険な火遊び」とありましたが「戦争を知らないやつが出てきて日本の中核になったとき、怖いなあ」と語った田中角栄氏の言葉に相通じるものがあります。また「立憲民主党の泉代表~腰が定まらぬ」は代表になった時からそう思っていました。立憲民主党がこれでは次の総選挙でも敗北か消滅の危機を迎えてしまいます。
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