解散をもてあそんだ岸田政権は、国民からその不誠実を見抜かれたのか支持率が急落した。
公明党の下駄をはいてかろうじて政権を維持している自民党が、公明党抜きで戦えるはずもない。
一方立憲民主党の泉代表は、「解散風」におびえたのか、腰が定まらぬままだ。
2年前の総選挙が終わった時点で次に備えるべきなのに、150人程度の候補者しかまだ決まっていない。
維新や国民民主党は「与党の補完勢力」という真実をさらしたわけで今後大きな期待は持てないだろう。
自民党よりも右寄りの勢力がもう一つできるなどというのは、
夏の夜の「怪談話」だけにして欲しいものだ。
たいした議論もないままに問題含みの法案が軒並み通ってしまった。
特に問題なのは、防衛財源確保法だ。(防衛費倍増)
必要以上にウクライナや台湾海峡を持ち出して危機を煽り、再び戦争をする国を目指すのか?
戦争の痛みを知らない政治家が危険な「火遊び」をするつもりのようだ。
他にも問題含みの法案が次々と通ってしまった。
入管難民法・改正マイナンバー法・LGBT理解増進法など推進した自民・公明は問題なのだが、維新の会や国民民主党なども賛成したのは、この法案の問題点を指摘し、より多くの国民が納得できるよう修正を求める野党の役割を放棄したに等しい。