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備忘録。

読書の記録 2021年2月25日

2021-02-25 23:18:13 | 読書

注文していた『大伽藍』のほかに、定期購読している『版画芸術』の最新号も届いちゃいました。
積読を最近減らせてきていたのに、これでまた本が増えてしまった。
まあ、本音を言えば、本が増えるのは楽しいんですけど。

『写真のボーダーランド』(浜野志保、青弓社)を読み始めました。
心霊写真や「流体」、オーラなど、「目に見えないものを留めるもの」としての写真を扱う本です。
というと、現代だと突拍子もない発想だと思ってしまうんですけど、
レントゲンや顕微鏡の写真、サーモグラフィなど、確かに写真は「視覚で認識できないもの」を捉えることができるメディアですし、その流れで行くと、霊体などが映ると考えても不思議ではないようです。
なかなか面白いテーマで、読んでいくのが楽しい本。


※以下、2021/1/31以降の記録


■ 購入
文字のきほん 2021/2/6
20世紀デザイン グラフィックスタイルとタイポグラフィの100年史 2021/2/6
デッドプールVol.5:ウェディング・オブ・デッドプール 2021/2/10
遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム 2021/02/13
バットマン:梟の法廷 2021/02/13

図録 ヴィクトル・ユゴーとロマン派展 2021/02/13
ダンジョン飯(10) 2021/02/13
図録 松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて 2021/02/14
エレンディラ 2/19
フォントのふしぎ 2/19

デッドプールVol.6:オリジナル・シン 2/19
図録 サントリー美術館所蔵グランヴィルコレクション ポスター芸術100年展 2/19
英語リスニングの鬼100則 2/20
ドイツ怪談集 2/23
近代から現代までのデザイン史入門 2/23

近代デザイン史 二十世紀のデザインと文化 2/23
クリエイティブの処方箋 2/23
版画芸術 No.191 2/25
大伽藍 2/25


■ 読書中
馬のような名字
写真のワンダーランド


■ 読了
図録 20世紀のポスター[図像と文字の風景]-ビジュアルコミュニケーションは可能か? ※2/3読了
デッドプールVol.2:ソウル・ハンター ※2/4読了
デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー ※2/5読了
デッドプールVol.4:デッドプールVS.シールド ※2/5読了
文字のきほん ※2/6読了

20世紀デザイン グラフィックスタイルとタイポグラフィの100年史 ※2/6読了
デッドプールVol.5:ウェディング・オブ・デッドプール ※2/10読了
ロシア構成主義 生活と造形の組織学 ※2/11読了
ダンジョン飯(10) ※2/13読了
私の好きなタイプ 話したくなるフォントの話 ※2/14読了

世界服飾大図鑑[コンパクト版] ※2/15読了
名作椅子の由来図典 ※2/17読了
図録 松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて ※2/18読了
ベスト・オブ・スパイダーマン ※2/19読了
デッドプールVol.6:オリジナル・シン ※2/19読了

図録 ヴィクトル・ユゴーとロマン派展 ※2/23読了
彼方 ※2/23読了


■ 積読の状態 ※2021/1/31からの差分
+2冊


読書の記録 彼方

2021-02-24 12:47:25 | 読書
前の記事で書いたと思うのですが、『彼方』(J-K・ユイスマンス、創元推理文庫)読了しました。
 
『さかしま』や、ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』でも感じたことですが、
自然主義+衒学趣味というべきなのか、
「完璧ではない性格の男性が、趣味にいそしみつつも色々悩む」みたいな作風が好きかもしれません。
デュルタルもデ・ゼッサントもドリアンも、自身の興味の対象への造詣は深いものの、
性格的には多少の難ありというか、少なくとも完璧人間ではなくて、
自分勝手だったりすぐ考えが変わったりしているところが、かえって人間らしくて好感が持てるなと。
 
『彼方』の序盤でのデュルタルとデ・ゼルミーとの会話にもあるように、
こういう人物描写を、趣味が悪いとか、下品なものばかりに注目しているとか、
大衆迎合的とか評することもできると思いますが、それでも私はこういうの好きです。
少なくとも、取ってつけたような、読者にとってどうでもいい悩みをうだうだ繰り返すような主人公よりは、
内容が下賤だったとしても、読者に多少なり共感や反応を引き起こすような描写のほうが良いように思います。
 
作品と直接関係しない話ですが、
訳者の田辺貞之助が、『さかしま』でのデ・ゼッサントの趣味を「幼稚」と一蹴していて、
私が『さかしま』を読んだときには意識していませんでしたが、そう言われても仕方ないかとも思いました。
 
田辺自身は「幼稚」と評する理由について触れていませんが、
デ・ゼッサントがやっていたことの多くは既存のものの模倣だったり、
単なる派手もの好みだったりして、一貫した美学というものを感じにくい、というところに理由があるのかなと。
デ・ゼッサントの中では考えがあったかもしれませんが、
外から(読者として)見る分には、筋が通っていない思い付きが多いように見えるのは確かな気がします。
 
ただ、『彼方』でのデュルタルの描写などを踏まえると、
こういうデ・ゼッサントの趣味の限界も、ユイスマンスの技量不足によるものなのかどうか、疑問に思いました。
つまり、デ・ゼッサントについてのこういう描写も意識的にされたものなんじゃないかなと。
デ・ゼッサントもデュルタルも、理想化された「趣味人」としてではなく、
平々凡々な人間が、あえて趣味や興味を突き詰めようとする(そして失敗したり横やりが入ったりする)過程を、
自然主義的な描写で(自然主義に詳しくないので、こう評する資格が自分にあるかは分かりませんが)描く、
というところが目的だったりしないのかな……と。
詳しい人から見たら、私のこの見解も全然見当外れなのかもしれませんけど。
 
さておき、ユイスマンスの小説が気に入ったので、平凡社ライブラリーの『大伽藍』も通販で購入してみました。
ユイスマンスの作品、『さかしま』以外は新刊で入手できるものがあんまりないんですよね……
創元社でも平凡社でもどこでもいいですが、新しく出してくれないかなー。


読書の記録 2021年2月24日

2021-02-24 05:23:49 | 読書

24日も始まったばかりですが、時間があるので記事を書いておきます。

23日に4冊新たに購入。
これまで順調に積読を崩していましたが、これでチャラにしちゃいました。

今読んでる『馬のような名字』は短篇集なので、そう遠くないうちに読み終えられると思います。

『馬のような名字』は少し前に買ったんですが、読後感がよくないというべきか、
登場人物の悲惨なその後を想像できてしまうような作品が目立つので、ちょっと中断してたんですよね。
表題作の『馬のような名字』自体は完全なコメディなので良かったんですが。
もともと気分が落ち込みやすい人間なので、あえてそれを助長したくないなと……
最近は割と気分が安定しているので再開してみました。

 


※以下、2021/1/31以降の記録


■ 購入
文字のきほん 2021/2/6
20世紀デザイン グラフィックスタイルとタイポグラフィの100年史 2021/2/6
デッドプールVol.5:ウェディング・オブ・デッドプール 2021/2/10
遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム 2021/02/13
バットマン:梟の法廷 2021/02/13

図録 ヴィクトル・ユゴーとロマン派展 2021/02/13
ダンジョン飯(10) 2021/02/13
図録 松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて 2021/02/14
エレンディラ 2/19
フォントのふしぎ 2/19

デッドプールVol.6:オリジナル・シン 2/19
図録 サントリー美術館所蔵グランヴィルコレクション ポスター芸術100年展 2/19
英語リスニングの鬼100則 2/20
ドイツ怪談集 2/23
近代から現代までのデザイン史入門 2/23

近代デザイン史 二十世紀のデザインと文化 2/23
クリエイティブの処方箋 2/23


■ 読書中
馬のような名字


■ 読了
図録 20世紀のポスター[図像と文字の風景]-ビジュアルコミュニケーションは可能か? ※2/3読了
デッドプールVol.2:ソウル・ハンター ※2/4読了
デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー ※2/5読了
デッドプールVol.4:デッドプールVS.シールド ※2/5読了
文字のきほん ※2/6読了

20世紀デザイン グラフィックスタイルとタイポグラフィの100年史 ※2/6読了
デッドプールVol.5:ウェディング・オブ・デッドプール ※2/10読了
ロシア構成主義 生活と造形の組織学 ※2/11読了
ダンジョン飯(10) ※2/13読了
私の好きなタイプ 話したくなるフォントの話 ※2/14読了

世界服飾大図鑑[コンパクト版] ※2/15読了
名作椅子の由来図典 ※2/17読了
図録 松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて ※2/18読了
ベスト・オブ・スパイダーマン ※2/19読了
デッドプールVol.6:オリジナル・シン ※2/19読了

図録 ヴィクトル・ユゴーとロマン派展 ※2/23読了
彼方 ※2/23読了


■ 積読の状態 ※2021/1/31からの差分
±0冊


読書の記録 2021年2月23日

2021-02-23 10:54:25 | 読書

『ヴィクトル・ユゴーとロマン派展』の図録と、『彼方』を読み終わりました。
ユイスマンスの小説は私の波長に合っているかもしれない……
平凡社ライブラリーの『大伽藍』も古書店の通販で注文しちゃいました。
次は何を読もうかな。


※以下、2021/1/31以降の記録


■ 購入
文字のきほん 2021/2/6
20世紀デザイン グラフィックスタイルとタイポグラフィの100年史 2021/2/6
デッドプールVol.5:ウェディング・オブ・デッドプール 2021/2/10
遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム 2021/02/13
バットマン:梟の法廷 2021/02/13

図録 ヴィクトル・ユゴーとロマン派展 2021/02/13
ダンジョン飯(10) 2021/02/13
図録 松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて 2021/02/14
エレンディラ 2/19
フォントのふしぎ 2/19

デッドプールVol.6:オリジナル・シン 2/19
図録 サントリー美術館所蔵グランヴィルコレクション ポスター芸術100年展 2/19
英語リスニングの鬼100則 2/20


■ 読書中
(なし)


■ 読了
図録 20世紀のポスター[図像と文字の風景]-ビジュアルコミュニケーションは可能か? ※2/3読了
デッドプールVol.2:ソウル・ハンター ※2/4読了
デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリー ※2/5読了
デッドプールVol.4:デッドプールVS.シールド ※2/5読了
文字のきほん ※2/6読了

20世紀デザイン グラフィックスタイルとタイポグラフィの100年史 ※2/6読了
デッドプールVol.5:ウェディング・オブ・デッドプール ※2/10読了
ロシア構成主義 生活と造形の組織学 ※2/11読了
ダンジョン飯(10) ※2/13読了
私の好きなタイプ 話したくなるフォントの話 ※2/14読了

世界服飾大図鑑[コンパクト版] ※2/15読了
名作椅子の由来図典 ※2/17読了
図録 松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて ※2/18読了
ベスト・オブ・スパイダーマン ※2/19読了
デッドプールVol.6:オリジナル・シン ※2/19読了

図録 ヴィクトル・ユゴーとロマン派展 ※2/23読了
彼方 ※2/23読了


■ 積読の状態 ※2021/1/31からの差分
-4冊


読書の記録 『ヴィクトル・ユゴーとロマン派展』図録

2021-02-23 04:57:45 | 読書

『ヴィクトル・ユゴーとロマン派展』の図録を読みました。

同時代の様々な書籍で取り上げられ、多数の肖像写真や肖像画、彫刻が作られるなど、
当時の(今でも?)ユゴーが「巨人」として扱われていたことがよく分かります。

正直に書くと、私にとってはユゴーは『レ・ミゼラブル』の作者で、
政治活動とか、『レ・ミゼラブル』以外の作品はほとんど分からないので、
そのあたり、この図録を読んでいても把握しきれないところはありました。
ざっくりした書き方をするなら「すごい人だったんだなー」という感じ。

余談ですが、東京富士美術館って創価学会が関わっていたんですね。
創設者として池田大作の名前が出てきて、こんなところで名前を見ると思わなかったのでびっくりしました。

余談の2つ目。
『アデルの恋の物語』という映画、名前だけどこかで聞いたような……というくらいだったんですが、
ユゴーの娘を主人公にした話だったんですね。
だからどうしたという話ではあるんですが、意外に感じたので書きました。