歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

梅雨は屋根の下にも?

2009-07-04 01:10:54 | Weblog
夏のボーナスが削減され、制服が新しくなって支給された。
え?これって、ボーナス削減分なの?

もちろん男女兼用、ポロシャツはパステルカラー4色。
ズボンにキュロットスカート、ベスト。
私のサイズでSでも肩が落ちる。
初めて着用し、
今日はピンクを着てみた。
「よく似合ってますよォ!」(あら、意外といいんじゃない)
なんと、今日はピンク着用がほとんど。お天気のせいかも。
「施設内が明るくなった。」とも。
あらら、アジサイカラーだよね!そーいえば。

今まではみんな同じ色だったので、カラーのバリエーションがそれぞれだと人間違いをしてしまう。(笑い)
私も別人だと思われて「タメ口」で言われビックリ!
年長者なので普段タメ口はない。
私も着ているのを見てから顔を見て確認する始末。(笑い)
お互い様か・・・。


この1週間、日記が書けずじまいだった。
パソコンを開くのも億劫になる。
日勤(9~18時)だと、満員電車がイヤで6時半には家を出る。
18時に帰ることは皆無で、仕事が終わってから会議や相談、打ち合わせになる。
家に着くのが22時。
食生活が乱れてきた。

施設入居を拒んでいるご本人に、自宅介護に限界が来ている家族。
本人は心を閉ざしてしまっている。
長く介護をしている家族は、まわりの家族ともうまくいかなくなるケースが多い。
特定疾病を抱える方は、身体能力が落ちてきて、やがては動けなくなる。
そうなる前に家族が頑張れなくなる。
86歳の本人は親の介護を自分の手でしておられる。
自分は親を看取ったのに、なぜ子供は自分を介護できないのだ?
そういう葛藤もあるだろう。
お酒が好きで自宅では飲んでいたと言うかただが、来られてからは全く飲んでいない。要求もない。
「スタッフいますから、酔っ払っても大丈夫ですよ。」と、初日にお会いしたとき話してある。
要介護4、今後、もっと重度になるのがわかっている持病の方である。


本格的に受け入れて3ヶ月の方の家族面談。
毎月ケアプラン面談をしている唯一の方だ。もちろん問題が多いから。
認知症は本来の性格を変えてしまう。スタッフも恐る恐る関わっている。
仕事だから、仕方ないから、先輩の自分がしなければ・・・、
少しづつ関わりが前進しているが、そのストレスは計り知れない。
家族はスタッフの努力は評価している。
しかし、向精神薬には敵対心をもっているようだ。
アルツハイマーは脳の病気。
病気に薬が必要なのと同じ。
ケアの力だけでは、本人の精神的不安は取れない。
施設は常時個別ケアをするところではない。みんな同じお金を頂いている。
私は、その人と他の入居者とのトラブル発生を回避する義務がある。
3ヶ月前から、この方に最も時間を割いている。


原因はともかくとして、入居者と言い争い感情的になってしまったスタッフがいる。
1人に限定した盗られ妄想。そのスタッフだ。
直に本人を非難するようになり2度目。
「限界だね・・・」
こんなことで辞めたくないと言っていた。
なるべく個別のケアから外していたが、完璧には無理。
チーム内ではこれ以上できない。
原因は事実ではないとしても感情的になってしまうのが最大のマイナス。
人事権を発動してもらうしかないだろう。


限られた空間だからこそのトラブルなのだと思う。
広い施設なら起きないで住むトラブルも起きる。
私もこれ以上の変化(へんげ)は出来ないよォ。