歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

出前コンサート IN 溝の口

2008-06-30 21:34:11 | Weblog
雨脚が強くなる中、初めて訪問する施設へ。
駅から距離があるので、お天気と人数から、タクシーにしました。
予定よりかなり早く着いてしまいましたが、
歩きとバスだったら迷子になったでしょう。

66床の施設。
スタッフのほとんどは20代。と、うちより若い!
入居者の要介護度は、平均要介護2くらいかな。
ナ~ンテ、
ツイ職業意識が先に立ってしまう私でした。(笑い)


出前コンサートの常として、喋りは私。
職業柄、慣れてますしね。
思いがけずバリトンの彼が、入居者がそろう待ち時間にピアノで懐かしい歌や童謡などを弾いてくれました。
さすが現役の音楽の先生!なんか歌う前に入居者の心をつかんでしまったようです。
ホントに音楽を楽しんでいる人なんだなあ!
釣られて、私までいい気になって歌ったり喋ったり。
本番前に張り切りすぎ(笑い)、
声を使いすぎました。
男声2人と合わせるので声量が必要なのに、最後の3重唱は私が負けていたような。


帰りは駅前ではやめの夕食を一緒に食べて打ち上げ。
お仕事でのストレス交じりの疲れと全く違う、熟睡できる疲れです。
おなかもいっぱい、満足でした。

夜、先方からお礼の電話があり、また来て欲しいとの事。
よかった!

音楽練習

2008-06-25 22:53:29 | Weblog
7月のステージ向けの音楽練習の日でした。
そして、今日は誕生日。
おめでたい年ではありませんので、いつもと同じ時が過ぎました。
昨年の今日も音楽練習でした。私にとってのシアワセな時間・・・。

2ヶ月ぶりに出演者全員揃っての立ちをいれた練習です。
「さすがア、みんな暗譜してるじゃないの!」(私も、ネ)

29日は依頼されている、居酒屋系の老人ホームでのコンサート。
はじめていくところなので楽しみです。
私がこういう仕事なので、介護繋がりから、音楽友達も普通では観られない老人ホームの中を見る経験をします。
不思議な感覚のようですよ。

メンバーの1人に系列会社勤務の人が偶然います。
親会社勤務になります。
その人の上司が私の会社の会長として横滑りするらしい。
私を紹介しておくといっていますが、
一介の現場勤務のスタッフですから、会うことがあるかどうか?
でも、こんな偶然は利用しない手はないので(笑い)、
系列の中で「オペラ演奏のスポンサー」になってもらおうと話しています。
系列Mグループには「オペラサークル(声楽サークル)」はありません。
オケはあるんですがね。
うちの会社には、ジャズというかオールデイズみたいなバンドはあります。
けど、クラシック畑からすると聞くのが辛い(笑い)。


7月13日のステージは、練習する地元の合唱祭。
昨年は「魔笛」から「5重唱、セリフ・芝居付き」という、合唱祭はじまって以来!ノミニミニオペラステージを演奏しました。
今年は何をやってくれるのか?と、期待(?)されてるみたいなので、
ご期待に応えます。
オペラ「こうもり」から「シャンパンソング6重唱」です。
もちろん舞台いっぱい動きます。


湿度85%

2008-06-21 00:48:43 | Weblog
湿気が高い梅雨時は最も苦手な季節。
身体も心も、ドヨ~ンと重くなる。
声を出す気にもならなくなる・・・。

施設のケアマネとアクテイビテイとケアワーカーを兼任しているので、
並みのスタッフの数倍多忙です。
それプラス、
入居者への色々な聴き取り、若すぎる責任者(?)のフオロー。

今朝は自分の怒る夢で目が覚めました。

「そんなにあの人(問題のスタッフ)の言うことを信用して、私の言うことが聴けないのなら私は必要ないんでしょ!転属願いを出すわよ!」
私の深層心理ですね。
改めて認識しましたので、冗談めいた皮肉として、この夢のセリフを伝えました。
責任者曰く、「聞かないこともありますが・・・、必要です。」だって。


全て切り替えて、すっきりするのはいつのこと?

知らない人の中に入りたくなって、ずっと前のチラシに挟まっていたサークルに電話してみました。
来月あたり見学に行ってみようかしら。
歌う場を増やしたくなったのです。

恒例の男声八重唱

2008-06-06 22:42:53 | Weblog
毎年、必ず出かけている音楽会です。
埼玉県の私立高校の音楽科のコンサートです。

音楽と言うと、女性と思いがちですが、なぜかココは全員が男性教師。
今日は16回目のコンサートでした。
観客は、もちろん生徒、父母、学校関係者がほとんどなのですが、中には私のような友達関係で参加(笑い)している者もいるでしょう。
陰でリクエストをするのですが、なかなか応えてくれません。
けれど久しぶりにオペラアリアをしみじみと歌ってくれました。

シモン・ボッカネグラ「悲しい胸の思いは」

他にも大好きな椿姫から「燃える心を」「プロヴァンスの海と陸」など。

8重唱は、独自の編曲をしてあります。
「いつからか野にたって」
「死んだ男の残したものは」
大好きな曲なのですが、聴いているうちに涙が滲んできました。
宗教曲と黒人霊歌も毎回あります。

アンコールの最後には、これも恒例の「うちにお帰り」。


久しぶりに会うと、ひげに白いものが混じっているのが見えました。
私も老けて見えているんだろ~ナア・・・、と。


再び選曲

2008-06-04 01:38:36 | Weblog
コンサートをするにしても、いきなりお呼びがかかっても、すぐ取り出せるように普段の練習では歌える曲を溜めておく必要があります。

月に2回、それも組んだ相手が必ず来るとは限らないのです。
女性と組むと、私は気が向かなくても低音部を歌わざるを得なくなるので、
自分が選ぶのは、なるべくテノールかバリトンとの二重唱ないしは三重唱。
練習だけの遊びなら何のパートでも良いけれど、
人前で、それもわざわざ呼んでくださるところに行くのなら、
気分良く楽しんで歌える曲にしないと!

フイガロから、1幕の二重唱、三重唱、4幕の二重唱。スザンナとフイガロです。
椿姫から、ジエルモンとの二重唱もリクエスト。
プロバンスの海のアリアもステキですよね!
バッハの二重唱曲集から。(10年前より上手になってると思う)


まわりで鬱病になり、依願退社希望が受理されず、他拠点に移動させられるスタッフがいるが、好きな音楽活動を続けていたら乗り越えられたかもしれない。
環境を変えたら戸会社側は軽く見ているのだろうが、
そういう程度なら抗うつ剤は処方されないだろう。
うちの会社、鬱になり長期欠勤や、このような移動になる社員が知る限りでも何人もいる。
介護の現場は不規則勤務なので、鬱になりやすいといわれているが、
現場以外にも存在するというのは何か問題があるのではないだろうか。
現場で精神的に追い詰められるのは、人間関係が最も大きい。

私も20代の頃、社会人5年目くらいの時、鬱になり1ヶ月以上会社を休んだ。
その当時は鬱病だとは自分も回りも気づかないまま、何が原因なのかわからなかった。内科に通院していたが、処方されていたのはビタミン剤だったか?

今でも同じような症状が出るときが疲れるとあります。
自分自身で注意していること、
目標を作って忙しくしておく!
ボーイフレンドをたくさん持つこと!
気分の切り替えを早くすること!
自分の信念は通すこと!

移動が決まった同僚に話しておきたい。