疲れすぎると、目が冴えてしまう。
精神的に負担が増えると、寝付けなくなる。
どうしても朝のために眠らないといけない時は、睡眠導入剤を使う。
介護職は、睡眠バランスが崩れ易い職業なのだ。それでも夜勤をしないだけまし。
施設の玄関に家族が活けてくださった桃の花が開いている。
さすが、プロ!という腕前で、銀座などで教えておられる方である。
著明な画家の傍系にあたる出身のようだ。
個人的にも親しく信頼して付き合ってくださっている。
ドアの内側には、これも寄贈していただいた雛壇が飾ってある。
お内裏様を右か左かで、毎年盛り上がる(笑い)。
関東と関西は逆なので、それと、向かって右か、そのまま右か?でももめている。
右近の橘、左近の桜・・・。わかんなくなってきた。
ド~でもいいわ、話題になっていいだろう。話のタネよ。で、落ち着いた。(笑)
クレーマーの原因になった方の家族と面談。現状と今後のかかわり、家族へお願いしたいこと、医師面談をしていただくことなどを話し合う。
認知症の周辺症状(BPSD)が「暴言。暴行」という形で出て、自己抑制できない方は、本人にそのつもりがなくても怖がられ、問題視される。
自分の思うことをいいたくても語彙が少なくなり言葉として表現できないので、手が出る形になるのだ。スタッフでさえ理解できる人ばかりではないのだから、入居者や家族はなおさらである。
その上、このタイプの認知症はストレスにとても弱く、周囲の環境変化に大きく左右されてしまう。
同じフロアの入居者の顔が変わったこと、スタッフの入れ替わりが何人か続いていること。
全てが「環境」となる。
では、どうするか?
精神薬をこれ以上使いたくない。その人の人格が無くなるようなことはしたくない。個別に接すれば、何の問題もない方なのだ。
共同生活、それも、自立混在だから問題となってしまう。
私たちスタッフの関わり方で気分転換と、家族の来訪を増やしていただくこと。
「あなたのことを、いつも見ていますよ」
安心感が必要なケアだと分かっている。
面談を終えた途端、別のフロアで急変が起きた。
駆けつけたときには、もう脈が触れない。下顎呼吸,どころか浅くて・・・。
呼んでも、呼んでも、返事はなかった。
ついその前まで、奥様と息子さんと会話を交わしたという。
息子さんが帰った後の急変。
ほとんど苦しまず、あっけない最後だった。
オープンから2年目、施設でターミナルを看取って3人目。
3人とも目の前で看取れている。
これだけ重症者を預かっている施設、ということ。
若いスタッフばかりの施設なので、「人の死」を目の前で体験すると、しばらく立ち直れなくなる。
スタッフのターミナル教育や精神的フォローをしないといけないようだ。
続けて、面談をもう1件終え、日常業務に就く。
頭と心の切り替えが必至の仕事である。
精神的に負担が増えると、寝付けなくなる。
どうしても朝のために眠らないといけない時は、睡眠導入剤を使う。
介護職は、睡眠バランスが崩れ易い職業なのだ。それでも夜勤をしないだけまし。
施設の玄関に家族が活けてくださった桃の花が開いている。
さすが、プロ!という腕前で、銀座などで教えておられる方である。
著明な画家の傍系にあたる出身のようだ。
個人的にも親しく信頼して付き合ってくださっている。
ドアの内側には、これも寄贈していただいた雛壇が飾ってある。
お内裏様を右か左かで、毎年盛り上がる(笑い)。
関東と関西は逆なので、それと、向かって右か、そのまま右か?でももめている。
右近の橘、左近の桜・・・。わかんなくなってきた。
ド~でもいいわ、話題になっていいだろう。話のタネよ。で、落ち着いた。(笑)
クレーマーの原因になった方の家族と面談。現状と今後のかかわり、家族へお願いしたいこと、医師面談をしていただくことなどを話し合う。
認知症の周辺症状(BPSD)が「暴言。暴行」という形で出て、自己抑制できない方は、本人にそのつもりがなくても怖がられ、問題視される。
自分の思うことをいいたくても語彙が少なくなり言葉として表現できないので、手が出る形になるのだ。スタッフでさえ理解できる人ばかりではないのだから、入居者や家族はなおさらである。
その上、このタイプの認知症はストレスにとても弱く、周囲の環境変化に大きく左右されてしまう。
同じフロアの入居者の顔が変わったこと、スタッフの入れ替わりが何人か続いていること。
全てが「環境」となる。
では、どうするか?
精神薬をこれ以上使いたくない。その人の人格が無くなるようなことはしたくない。個別に接すれば、何の問題もない方なのだ。
共同生活、それも、自立混在だから問題となってしまう。
私たちスタッフの関わり方で気分転換と、家族の来訪を増やしていただくこと。
「あなたのことを、いつも見ていますよ」
安心感が必要なケアだと分かっている。
面談を終えた途端、別のフロアで急変が起きた。
駆けつけたときには、もう脈が触れない。下顎呼吸,どころか浅くて・・・。
呼んでも、呼んでも、返事はなかった。
ついその前まで、奥様と息子さんと会話を交わしたという。
息子さんが帰った後の急変。
ほとんど苦しまず、あっけない最後だった。
オープンから2年目、施設でターミナルを看取って3人目。
3人とも目の前で看取れている。
これだけ重症者を預かっている施設、ということ。
若いスタッフばかりの施設なので、「人の死」を目の前で体験すると、しばらく立ち直れなくなる。
スタッフのターミナル教育や精神的フォローをしないといけないようだ。
続けて、面談をもう1件終え、日常業務に就く。
頭と心の切り替えが必至の仕事である。