歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

梅雨は明けたが・・・インシデントに体調不良

2009-07-15 00:23:11 | Weblog
夜勤にAナースがいて、日勤に私とBナースがいる日は、救急対応に当たる!
Bナースが言うこと!
わお、そ~なんだあ。今まで気に留めてなかったが、だったかも。

昨夜は、転倒と滑落の2件。
肺炎?らしき症状が1人。
滑落の人と肺炎の人を病院受診へ。
主治医の指示で救急車となった肺炎患者に私が付き添うことになった。

付き添いは家族が来るまではなれられなくなる。
状況の説明から看護記録まで病院の医師に伝えなければならない。
在宅酸素を使用していれば、普段の酸素量で血中酸素濃度がどのくらいまで聞かれる。主治医からの最大酸素量が何リットル?なんてことまで聞かれた。
主治医のフアーストネームは?
イヤイヤ、そこまで聞くの?処方箋を探しましたよ。とっさにでてこなくて!(笑い)

10時に出かけ(救急車で)、家族にバトンを渡したのは15時。
大抵付き添いする時は多少のお金と携帯を持っていくことにしている。
おなかも空くし、喉も渇く。
そこまで心配してくれる家族は少ない。

自分の仕事がたまるので、来月のシフト作りに取り掛かっていた。
待つだけではいられない。
とりあえず重症でなかったので・・・。
帰館してから今日の予定のプラン作成をする。
いつなんどき急変があるか分からないので、やれる時にしておかないと山積みになってしまう。


日曜日は大ホールで歌う。
観客は、もう少しほしかったかな。贅沢な物言いだよね。
私も含め忙しすぎて、リハーサルもしていない。
マッタク、ぶっつけ本番!
反響1.5の響きは歌っていてキモチが良い。
自分の声が返ってくる。これが魅力で出演している。

しばらくは声のトレーニング。
来月からボツボツ新曲に取り組む。
フオーレの「タランテラ」、原詩はフランス語なので日本語をつける。
訳詞を作詞?した。盗作にはならないでしょう(笑い)
遊びで歌うには軽やかで楽しい。


ケアマネ現任研修が来月あるので、夏休み分はそれで消える。
仕事はさせても研修費用は自費、参加は有給休暇。
矛盾してる。おかしい!
私が今うるさく文句を言っていれば、次のときには認められるかも。
中途入社は、所詮、捨石みたい。

なんにでも特例はある・・・、か

2009-07-10 23:33:02 | Weblog
前回の日記で取り上げた、
特定施設に入居していて、不定期に数日自宅に帰る利用者が在宅介護を介護保険サービスで利用していた事例。
とてもとても疑問だったが、なんと問題なくクリア!
行政担当者は転属していたが、現担当者も了承してくれたとの連絡があった。
うちとしては問題はないので、今後は在宅の方とも情報共有することとなった。

なんとも割り切れない思いがするが、
区分変更申請などでは、とても厳しい地域。
でも特例は認められるということだろう。
どこが特例とされたのかはわからないまま・・・。


家族連携ができていない問題の多い入居もある。
その都度、私たちが振り回される。
生活相談員という名称のスタッフはいないので、相談し易く見える(?)私にお鉢が回ってくる。
はっきり答えかねる内容も多く、相談なさる本人が決め易いようなアドバイスをするようにしている。
施設内のスタッフで、問題やケア内容の情報共有をするように指示されているが、相談内容によって、判断している。
かなり個人的な内容を聴くことがあるので、スタッフ全員に知らせることは出来ない。

私を信頼して話してくださっている。
その信頼を裏切ることになりかねない。

スタッフを信じきれないでいる私がいる。

これも「特例」?


七夕さまはお月夜

2009-07-08 01:24:01 | Weblog
梅雨真っ盛りの七夕さまは毎年曇りか雨。
帰り道を歩いていると、
あら、まあ!お月様が!金星まで見えるじゃない!
1年待った恋人たちは、さぞ嬉しいことだろう。
なんて、おとぎ話のお話なんですけどね。
施設でも七夕イベントは恒例。
年中行事の1つです。
今年度からアクテイビテイは降ろしてもらったので若手たちが考えてやっている。
新鮮でいいですね。


初耳のビックリした電話があった。
特定施設なので、ほかに介護保険サービスは受けられない。
受けたければ実費になる。
在宅ヘルパーステーションKのケアマネから電話だと取り次がれた。
「Xさんの介護保険証とケアプランのコピーをFAXしてほしい。」
え?なんで?うちは特定施設・・・。
よくよく聞くと、前任のケアマネからXさんが自宅に戻った時に介護サービスを利用しているという。
戻るといっても、ひと月に1泊2日。
「行政からも了承を得てサービス提供をしている。」
今月Xさんは更新なのだが、まだ決定が降りていない。
逆に私から要求。
行政から了承を受けているなら、どなたからなのか名前を教えてほしい。こちらも監査が入った時困ることになりかねない。
「前任者に問い合わせてお返事します。」
いったん電話を切った。

家族からも帰宅時にヘルパーを利用していることは聞いたことがなかったので、オドロキ。
相継いで認定調査員からも電話があり、なんともおかしなこと。
介護保険課の担当者から質問をされたとかだった。
こちらは無事片付いたが、先の件は果たして?
勤務時間内では返事はなかった。

ときどき面白い、イヤおかしな電話もありますが、この結末はどうなる?


2月のコンサートを観てくださった方から写真を送っていただいた。
最近、コンサートの記録をとっていないので、とても嬉しい。
同僚にも始めて何人かに見せる。
私生活をあまり話すことがないので、私にしたら珍しいこと。
綺麗に撮ってくださってありがとうございました!


風雨にさらされれば・・・さて?

2009-07-05 22:26:34 | Weblog
今夜は白いお月さま、13夜くらいかしら?
家路を歩いている時に気づき、ホッと一息ついた。

小規模施設だが、これほど問題が(大小含めて)沸き起こるとは・・・。
1つ解決すると、また小休止する間もなく次が起こる。
同じ入居者で繰り返されてきた「盗られ問題」、
とうとう入居者の我慢が切れ、爆発したようだ。
実際に盗難は起きていないのだが、ただの妄想と片付けるには根が深すぎる。
固定スタッフに向けてなので、人間関係から生じてきたものだ。
これまで何度も個別に話を聴いて治めてきたが、とうとう家族からも目に付かないようにすることの条件を出されたらしい。
その家族の偉いところ、
当事者スタッフに対しては少しも非難せず、労いの言葉があったと、そのスタッフから聞いた。
「ご家族が理解してくれていてよかった。」スタッフは私に言ったが、事実を知ったらどうするだろうか。

「ご入居者やご家族が感謝される言葉をそのまま受けて喜んでいるんじゃないわよ。言葉の裏を受け止めなさい。」
常日頃スタッフに伝えているはずだったが、理解されていなかったようだ。

私は管理者とは立場が違うので人事や入居関連を答える立場にないが、そのとき自分がその場にいたら、と思うことしきりである。
時系列で経過をたどれていない。途中からの参加ばかりなのだ。
必要とされていなかったんだよねエ。
さあ、どうしましょう。相談に乗ってください。なんとかしないといけない。
そういまさら言われても、一緒に悩み考えるだけになりかねない。
抱えている全ての問題が入居当初から隠れていたと思われるからだ。
今また、火種になりそうな予感。
何しろ、入居懇談会6時間!ありえない!休みでよかった!(笑い)


寝ても覚めてもオシゴト。
口の中には舌苔でいがらく、喉は炎症のきらいがある。
足指は、どの靴を履いてもどこかが痛いし・・・どうなっちゃった?

それでも、来年のコンサートのプログラムを考えた。
ドニゼッテイのオペラを主題にする。
椿姫と愛の妙薬では取り合わせがピンと来ない。
狂乱の場に挑戦しようと思う。

第1部:私の愛する歌
    歌曲など、古典もあり、

第2部:ドニゼッテイのオペラ

 *ランメルモールのルチアより「優しいささやきが~」
               狂乱の場  バリトンの応援付き
 *愛の妙薬より
           二重唱~4重唱まで、6曲
           締めは「人知れぬ涙」

出演はソプラノ1人がオペラとかち合い、ソプラノ2人。テノール2人、バリトン1人。バリトンは以前からの友人をもう1人お願いしているが・・・?ここ数年、冷たくされているんで(笑い)。
参加してくれると、愛妙が充実するのでほとんど全曲演奏できる。
ルチアを歌いきれないときの、助け舟になるし!
なんて、早くも逃げを用意している私でした!(笑い)


梅雨は屋根の下にも?

2009-07-04 01:10:54 | Weblog
夏のボーナスが削減され、制服が新しくなって支給された。
え?これって、ボーナス削減分なの?

もちろん男女兼用、ポロシャツはパステルカラー4色。
ズボンにキュロットスカート、ベスト。
私のサイズでSでも肩が落ちる。
初めて着用し、
今日はピンクを着てみた。
「よく似合ってますよォ!」(あら、意外といいんじゃない)
なんと、今日はピンク着用がほとんど。お天気のせいかも。
「施設内が明るくなった。」とも。
あらら、アジサイカラーだよね!そーいえば。

今まではみんな同じ色だったので、カラーのバリエーションがそれぞれだと人間違いをしてしまう。(笑い)
私も別人だと思われて「タメ口」で言われビックリ!
年長者なので普段タメ口はない。
私も着ているのを見てから顔を見て確認する始末。(笑い)
お互い様か・・・。


この1週間、日記が書けずじまいだった。
パソコンを開くのも億劫になる。
日勤(9~18時)だと、満員電車がイヤで6時半には家を出る。
18時に帰ることは皆無で、仕事が終わってから会議や相談、打ち合わせになる。
家に着くのが22時。
食生活が乱れてきた。

施設入居を拒んでいるご本人に、自宅介護に限界が来ている家族。
本人は心を閉ざしてしまっている。
長く介護をしている家族は、まわりの家族ともうまくいかなくなるケースが多い。
特定疾病を抱える方は、身体能力が落ちてきて、やがては動けなくなる。
そうなる前に家族が頑張れなくなる。
86歳の本人は親の介護を自分の手でしておられる。
自分は親を看取ったのに、なぜ子供は自分を介護できないのだ?
そういう葛藤もあるだろう。
お酒が好きで自宅では飲んでいたと言うかただが、来られてからは全く飲んでいない。要求もない。
「スタッフいますから、酔っ払っても大丈夫ですよ。」と、初日にお会いしたとき話してある。
要介護4、今後、もっと重度になるのがわかっている持病の方である。


本格的に受け入れて3ヶ月の方の家族面談。
毎月ケアプラン面談をしている唯一の方だ。もちろん問題が多いから。
認知症は本来の性格を変えてしまう。スタッフも恐る恐る関わっている。
仕事だから、仕方ないから、先輩の自分がしなければ・・・、
少しづつ関わりが前進しているが、そのストレスは計り知れない。
家族はスタッフの努力は評価している。
しかし、向精神薬には敵対心をもっているようだ。
アルツハイマーは脳の病気。
病気に薬が必要なのと同じ。
ケアの力だけでは、本人の精神的不安は取れない。
施設は常時個別ケアをするところではない。みんな同じお金を頂いている。
私は、その人と他の入居者とのトラブル発生を回避する義務がある。
3ヶ月前から、この方に最も時間を割いている。


原因はともかくとして、入居者と言い争い感情的になってしまったスタッフがいる。
1人に限定した盗られ妄想。そのスタッフだ。
直に本人を非難するようになり2度目。
「限界だね・・・」
こんなことで辞めたくないと言っていた。
なるべく個別のケアから外していたが、完璧には無理。
チーム内ではこれ以上できない。
原因は事実ではないとしても感情的になってしまうのが最大のマイナス。
人事権を発動してもらうしかないだろう。


限られた空間だからこそのトラブルなのだと思う。
広い施設なら起きないで住むトラブルも起きる。
私もこれ以上の変化(へんげ)は出来ないよォ。