ななきたのご隠居~野崎 幸治

千葉市美浜区で行政書士をしています。
地元では「ななきた(磯辺7丁目北自治会)のご隠居」と言われています。

伊豆大島の旅(波浮港)

2015年03月19日 | 旅行

三日遅れの便りを乗せて 船は出ていく波浮港

いくら好きでもあなたは遠い 波のかなたに行ったきり

ご隠居一行も元町から路線バスで約30分(岡田港からだと元町乗換)波浮港にやってきました。

想像していたよりかなり寂れた感じです。定期観光も来ていないのか観光客もまばらです。

波浮港の町並み

第一町人発見! と言いたいのですが誰も外に出ていません。犬猫のたぐいも見かけません。

踊り子の里資料館(旧港屋旅館)

「文学の散歩道」という坂を登っていくと旧港屋旅館(現在は資料館)がありました。

川端康成の「伊豆の踊子」のモデルになった大島の旅芸人一座に関する資料館です。

中に入ってみました。無料です。

大きな時計がありました。繁昌していた頃が偲ばれます。

人形です。少し不気味です。無料だから文句も言えませんが。

スイッチを押すと人形がと動きます。

廊下から波浮港が見えました。小雨模様でさびしくてかつての繁栄の姿も思い描けません。

坂をさらに登ると港の全容が見えてきます。前方白く見える建物が展望台です。

かつては火山の火口湖でしたが大津波で海につながりました。さらに港口を広げ水深の深いいい港になったそうですよ。

電線が邪魔な感じです。

甚の丸邸

かつて遠洋漁業の中継港であった大変なにぎわいでこの旅館も繁盛したそうです。

再三くどいようですが無料だから文句も言えませんがもうちょっと手入れしてほしい。

踊り子坂を登り切ったあたりを散策してみました。

日曜日なのに人がいないなあ。

写真撮ろうと思う場所に電柱が邪魔になります。

やっぱり島です。どこからも海が見えます。

波浮の港の歌碑

再び港に戻りました。野口雨情作詞、中山晋平作曲の「波浮の港」の碑です。

この二人のコンビは日本中に素晴らしい抒情歌を残していますね。

毎度うすらぼんやりと景色みて美味しいもの食べて酒飲んで帰ってくるだけではもったいない気持ちにもなります。やっぱり質の高いブログ作りを目指そう!

 

さて3時30分の高速艇で帰ろうと岡田港に3時ごろ着くとターミナルはすごい人です。

天候不順で欠航や遅延が出ているみたいです。あんこさんが無料のあら汁など振舞っていたのでそれを飲んで落ち着きました。

2時30分発東京行きさるびあ丸がまだ丸くて可愛いお尻をこちらに向けて接岸しています。

椿祭りのシーズンはあんこさんがテープを持って見送りしてくれるそうですが寒い中30分以上も薄着で岸壁に立っていてお気の毒。

でも船が出てしまうとがっくり岸壁は寂しくなってしまうのでしょう。観光協会のあんこさん、観光バスの運転手さん、旅館の人、みんな「やれやれ今度の週末はどうかな」と思うのかな。

 

ダイヤが乱れたおかげでしばらくの間高速艇とさるびあ丸が並行して航行しました。

さるびあ丸はひとたび外洋に出ると白い船体に長い舳先、5000tの巨体で白波を立てて航行している姿は頼もしい感じです。

(カメラのバッテリーが切れて写真い撮れませんでした) もう少し先、本当に暇になったらさるびあ丸に乗って八丈島でも行ってみたい。

 

これで伊豆大島の旅はおしまい。東海道線や伊豆急行線に乗っていると車窓から大島が良く見えます。

今まではぼんやりと見ていましたがこれからは椿油を造ったり三原山をガイドしたり島の人たちが懸命に生活しているのかなと想像できます。

 

下のyoutubeはカメリア丸(3750t)の接岸風景です。上陸するにも波が荒いと大変です。


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