花粉症気味の鼻先をくすぐる賦香具合
おお
眠たかったのにちょうどいい
なーんて言ってられないのである

「ああっ、ペリ!」
大蔵さんの声が聞こえて
あわててリビングに戻ると
テーブル下をタオルで拭いている彼と
逃げて隠れて姿の見えないペリ
「ははーん…わたしの珈琲かf^_^;)」
朝食をとる前に全ての良い香りの元を
床が飲み込んでしまいますた
ペリにやけどがないのは幸いで
しばらくは珈琲の香りを楽しむことに
もともとテーブルの上だけではなく
シンクの中にもどんどん入っていって
コーヒーメーカーにまで顔をつっこんで
おそらく珈琲が好きなのでしょうねぇ
って
こぼすほど好きだなんて
