評価
再読(前回2016年12月10日)。
ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。杉山、村崎、石井、猪熊の4人はさくら通り商店街引っ越し、商店街の再生に取り組む。放火事件に巻き込まれたり、提案が長老に拒まれたりと悪戦苦闘する4人と商店街の人々との交流が微笑ましい。
うぅ~む、初読の時は「これは面白い!」と思ったのだが、「そうでもないな~」が今回の感想。直木賞作家に向かって、こう言うのもなんだが・・・荻原浩の文章はくどい!「XXXのような」などという比喩的表現が多すぎてテンポが悪い(奥田英朗や乃南アサのように簡潔な文章で話が進む作家が私は好きだ)。しかも、ストーリーのポイントがどこにあるのかさっぱりわからん。商店街立て直しなのか?光照(寺の息子)と初音(教会の娘)との淡い恋なのか?杉山と娘の早苗との父娘の絆なのか?仕事に燃える杉山の男気なのか?散漫とし過ぎ。最後の祭りの場面に出て来るパンクロックグループの場面も理解に苦しむな~。
と、いうことで、次回は奥田英朗。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます