芽生のお散歩日記

季節の話題や日常の気づきを発信します。
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窯を借りる

2010-09-20 15:58:25 | Weblog

きゃあーっ、今日もお菓子がいっぱいだわァー
                   美味しそうワンねぇ~

今日のパッケージも可愛く。
ケーニヒスクローネのゾウさんです。
いえいえ、クマ さんです。
私は、どうもこのクマさんをババールと勘違いしてしまい、
「ほら、あのゾウ可愛いよね」
「ゾウって。あれ、クマやんなぁ~。ケーニヒスクローネはクマやで」
「えーっ、うそやん。ゾウやん???」
「クマやって」
そんなこんなの押し問答の末、クマということが発覚したわけで....
この事件、ケーニヒスクローネの存在を知ってから、かなり経ってのことでした。


今日は、ちょっと大阪市内に出かけようと思っていた矢先に、用事が出来てしまい。
またまた、断念。
ただ、一番の目的であった大阪市立図書館への本の返却を妹ちゃんのお願いし、
無事完了したので、良かったよかった。

イベントが終了しホッとしていたのですが、今は秋。
あらぁ、ひょっとして山の作品締切って...
あの土は、乾きにくい性質。しかも、買ってこないと足りないではありませんか!!
明日は、早速、買いに行かなくてはなりません。

そして、年末に向けての作品作りを形にしていかなくてはなりません。
土練り、土練り。



『芽生のお散歩日記』の愛読者(?)の方なら、
大体の様子は検討がつくかと思いますが、私は陶芸用の持ち窯がありません。
「じゃあ、どうやって焼くのぉ~っ?」
「陶芸店での貸し窯をお借りしています」 とお答えしたものの、
ひょっとしたら誤解されているかも知れないのでこの場をお借りして補足説明です。

陶芸店などで焼成を依頼する場合は、
作品を持ち込み、素焼から釉薬掛け・本焼の過程をトータルで陶芸店の方で
お願いするケースが多いと思います。

それじゃあ、陶芸店にお任せで焼いてもらってるのよね。というお話になります。

私自身は、(陶土を取り扱いひとつの作品を完成するということにおいて)この状況では、
「私が作りました!(焼きました)」とは言いがたいです。
素焼きは陶芸店にお任せしますが、本焼きにかかわることはすべて自己責任において作業するのです。
ようは、本焼時に窯をひとつお借りするのです。
(私の行きつけの陶芸店では、素焼は他の方の作品と一緒に焼いてもらっています。)

私がお借りする焼き窯は電気窯なので、温度調整はマイコン管理。
なので機械にお任せです。
(登り窯等を使用の方からすれば機械が焼いてくれたんやんということになります。 笑)
それでは、『どんなことをするの?』 ということになります。
大まかな作業としては、釉薬掛け・窯詰め・窯出しとなるのかな?
陶芸をされたことのある方ならもう十分おわかりだと思いますが、
釉薬を掛けるのってとっても難しいんですよ。
どれだけ、いい感じで土を形にしていても、釉薬のかかり具合でイメージが全く変わってくる。
『わぁーっ、こんなんじゃなかった』 と落胆することもたびたび
現に陶芸店で依頼された焼成の焼きあがりは、
釉薬の扱いやセンスが良いためか
その作品の持ち味を十分出した仕上がりとなっていることが多いです。
(『作陶も良いけど、釉薬の掛け方、さすがやなぁ~』と感心します。)

そして、窯詰めもいかにうまく入れるかによって、変わります。
棚板や支柱の大きさなども考えて、
一度にロスなく詰め、釉薬の移りなども考えて詰めなければなりません。

そしていよいよ、完成品とのご対面。
窯出しです。
作品に当てないように棚板や支柱を注意深く取り出し、作品も出していきます。
そして、底の部分を研ぎ石ややすりペーパーをかけ、焼成で出てきたざらつきを取ります。

この一連の作業は、謝った扱いをすれば作品が壊れるだけでなく、
窯の故障を引き起こし大損害を被ることもあるため、
多くの陶芸店では焼成を引き受けるという形をとっている場合が多いのです。

一連の作業を任せてもらえる ひと窯 をお借りすることが出来るのですから、
窯を持ちたいとおもうことはたびたびですが、
一連の作業をする場所、窯の設置場所などを考えた時、いまの状況では無理なんです。
そんなこんなで、今は貸し窯制度を利用し窯をお借りしています。


そんなわけで、私の作品の多くは、
背中に背負って 陶芸店に行き、
背中に背負われて お家に帰り、
背中に背負われて販売の場所まで運んで います。

かなり甘えん坊な作品たちですが、私にとっては大切な大切な作品です。


「割れものですので、お気をつけて...」との、うるさすぎる私の言葉に
「もし、取れたらボンドでひっつけるからなぁー」 と何人ものお客様が返答してくださいました。
大事にしてくださるお客様の気持ちを感じ、『良かったぁ~』と安堵。

ただね、必要でなくなる時もくるかも知れません。
修復が出来ないくらい破損する場合もあるでしょう。
一つの役目を果たして、去っていくだけのことです。
そんな時は、落ち込まないで欲しいですね。


         語り過ぎるお姉で、申し訳ないワンです。  by めいく

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