明治乳業争議団・明治乳業争議支援共闘会議は、この間、株式会社明治戸田工場製造の「学校給食用牛乳異臭事件」の真相を、生産酪農家の飼育環境にあると、また、子どもさんは敏感性が高いことからが原因とみられると見解を発表。異臭騒ぎに発展したとばかりに、原因を押し付けています。新宿区の教育委員会は、明治の説明に納得いかないとして、たのメーカーに切り替えることになりました。
また、高カカオチョコを食べると「脳が若返る」と言った内閣府を巻き込んだ共同研究の成果として、昨年1月に大々的に記者会見で発表して大儲けを企て、生産ラインの増設を行っています。しかし、学者筋から異論が出てから、内閣府は再検証に追い込まれました。争議団・支援共闘会議は、日本共産党衆議院畑野君枝議員のお力を得、内閣府に対し原因究明と何故明治だけとの共同研究に至ったのかなど追求し、カカオを使用している他のメーカーとに不公平な研究ではないかと強く問いただしました。内閣府としてはご指摘される通り反省していることと再検証に全力をあげていきたい。年度末までには決着をつけるとし、この3月に再検証の結果が公表され、研究の初期段階で、論文化もされていない中での発表は勇み足であった。研究は継続するが、共同研究としてきた「株式会社明治」は加えないことにしましたと回答がなされました。この問題に関しては、衆議院消費者問題特別委員会で、先の畑野議員が質問に立っています。
また、学校牛乳異臭問題でも、参議院消費者問題特別委員会で、日本共産党山添拓議員が明治の原因への回答に対し追求の中で、原因が特定出来ているのかに対し、厚労省は、特定出来ておりませんと回答。明治の酪農家、子どもの敏感性に原因としていることと矛盾と問題が浮き彫りになりました。
このような明治の経営姿勢と問題の真相を求める院内決起集会に、「消費者問題特別委員」の衆議院35名議員、参議院25名議員に参加の要請を行いました。
この要請資料に、「30年明乳争議に春を」のパンフレットを提供してきました。16ページの一部を紹介します。
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