知り合いから、現在のある病院でのレポートをお伝えします。
この病院はコロナで最大15人の入院が可能だということです。おととい聞いたところでは、すでに満床になっているとのこと。それでも保健所から入院受け入れの要請がくるそうですが、満床のため受け入れ不可能と答えるしかないそうです。それでも保健所からは「いつ空床ができるのか」と聞いてくるそうですが、コロナ患者の病状は予測できず、答えるのが難しいようです。
医療逼迫が、この病院ではすでに起きている事になりますが、新聞等々では東京都の病床使用率は17.9%になっています。ただこの病院では100%です。どうも数字の設定にカラクリがあるのでしょうか、疑問が残りますが、すでに病院で医療逼迫になっていると感じるそうです。なぜなら第5波の際は満床になることもなく、平均5〜7床程度であったということからです。
また一般の入院自体をコントロールしなければならないし、救急搬送の患者を入院させられない状況にあるようです。つまり全体でも満床状況のようです。
この病院では発熱外来はありますが、夜間時間外には行っていません。マンパワー不足であり、発熱患者を受け入れる体制を時間外に取れないそうです。そのため時間外の発熱患者は、翌日時間内の発熱外来への案内をするそうです。
ところが、連絡もなしに時間外に診察希望でくる患者がいて、発熱している者がいるそうです。基本的には明日の来院をインターフォン越しに伝えるそうです。時間外の救急診療を希望する方は、事前に電話連絡した上で病院にいかなければならないわけです。
それでも発熱患者が直接来院することがあり、その対応をする際、病院職員が直接対応しなければなりません。通常外来では、発熱外来を設置しているので、コロナの防護をして看護師などが最初に対応するそうです。ところが、時間外は事務員が対応しなければなりません。そのため、コロナの可能性のある患者と直の接触をする事になります。
こういう対応をしなければならないある事務員は次のように漏らしています。
「誰かに感染させるかもしれないと考えないのかねえ!?」
なお、この病院では救急搬送の患者に対しては熱があるなしにかかわらず、事務スタッフが直接対応することはないとのことですが、時間外の直接来院する患者の対応については、特に考えていないようです。
レポートを終了します。