日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

授業に漫才 コミュニケーション力を高めろ

2016-08-18 07:15:00 | 報道/ニュース

7月28日 おはよう日本i


去年6月から
学校全体で授業に漫才を取り入れている埼玉県越谷市の小学校。
笑いをとるには面白い台本を書く思考力や発想力
合い方と息を合わせて発表するなど強調する力が求められる。
漫才の導入を決めた田畑栄一校長。
漫才によって子ども同士の人間関係を円滑にするのが狙いだという。
(越谷市立東越谷小学校 田畑栄一校長)
「いじめやトラブル、不登校
 すべてはコミュニケーションなんですよ。
 コミュニケーションが温かくできれば
 傷つかないし傷つけない
 人間関係が非常に柔らかくつながっていく。
 笑いをとりながら温かい人間関係をつくる漫才に注目して
 学校教育にいま取り入れているところです。」
6年生のクラス。
台本は
漫才の基本であるボケとツッコミの形ができた原稿のひな型があり
空欄を自分たちの手で埋めていけば
低学年の児童でも漫才が完成するように工夫されている。
漫才を作る際には
他人を傷つける内容にしないよう指導されている。
さらにコンビは原則 くじ引きで決める。
あまり親しくない児童が互いに知り合う機会にするためである。
松下紗希さんは初めてコンビを組むことになった友だちと
夏をテーマにネタを考えた。
紗希さんは
漫才に取り組む前は引っ込み思案で
集団行動や友達付き合いが苦手だった。
母親の由美子さんはそういう紗希さんのことが心配だったという。
(松下由美子さん)
「学校に行っても教室になかなか入れなかったり
 運動会で組み体操やソーラン節ができなかったり
 みんなで一緒にやるっていうことがちょっと苦手でした。」
紗希さんは合い方とともに人を笑わせる漫才を考え
時間を共有することで
以前より自分を表現できるようになったという。
(松下紗希さん)
「コンビなった友だちの意外な一面を見られたりして。
 学校だとあまり心の中を外に出さないタイプで
 結構 学校の外だと出しているけれど
 学校の中でも出せるようになった気がする。」
この日 保護者に向けて漫才を披露した。
紗希さんの母親も応援に駆け付けた。
いよいよ2人の出番である。
娘の変化に由美子さんは驚いたという。
(松下由美子さん)
「すごくよかったなって。
 学校に行くのがつらい時期もあったので
 学校でこんな笑顔を見るのは初めてだと思いました。
 以前は人から何か言われると
 学校でこう言われたって気にするタイプだったんですけれど
 それを逆に笑いに変えられるようになったのかなって。」
漫才が培うコミュニケーション力と
笑いによる和み。
小学校で始まった試みはさらに大きな広がりとなりそうである。





コメント