7月30日 NHK首都圏ネットワーク
東京調布市。
7月に市内で行われたアート展。
作品によく目を凝らすと調布ならではの宝が隠されている。
迫力ある顔つきの恐竜は
手はゲーム機のコントローラー
腕はコーヒーの空き缶。
“廃材アート”である。
市内のお店や家庭などで不要となったもので作られている。
調布ならではの宝がわかるウミガメ。
甲羅や足が映画のフィルムを保管するケースで作られている。
このフィルム缶を提供した創業65年の現像所。
調布は映像関連企業が40社以上集まる“映画の街”なのである。
この会社のように今もフィルムを扱う会社は全国でも数えるほどだという。
(東京現像所)
「徐々にこういうフィルム関連のものも無くなっていく中で
この調布の中でアートとして形になって残っていくのはうれしい。」
調布の宝はまだある。
展示されているバイオリン。
音楽が街の宝なのである。
調布市は毎年国際的な音楽祭が開かれる“音楽の街”でもある。
使われなくなったバイオリンを提供したのは
市内でバイオリンの製造や修理を手掛ける工房。
(調布ヴァイオリン)
「調布は音楽の街ということで
アピールになっていけばうれしい。」
(アート展を主催 調布市文化・コミュニティー振興財団)
「作品を見ながら
それに使われている素材を見て
街の魅力をそこから発見してもらえるとうれしい。」