天気が不安定で、なかなか遠出の登山ができませんでしたが予報では天気が持ちそうなので増毛の暑寒別岳に行ってきました。一番の目的は初夏の高山植物なので箸別コースを登ることにしました。
箸別コーストラック図。
ふるさと林道箸別線から見た暑寒別岳。気分が高まります。
箸別避難小屋横のトイレはトイレットペーパーが装備されていて臭いもあまりしませんでした。ありがとうございます。
登山口に置かれている入山簿には先客が1組。いま、6時半だけどこれから来る人いるのかな?
歩き始めてすぐに泥んこの洗礼。復路ではすこし遠巻きしてささやぶを歩きました。
多くのブロガーがなかなか到着しないと嘆いている1合目。7合目まではなだらかなので標高が稼げずボディーブローのようにじわじわ効いてくる筋肉疲労を実感することになるのです。
まだまだ先は長~い。
2時間40分ぐらい歩いてやっと5合目。山頂まで行けるかなぁ。
7合目まで来てやっと展望が開けると思ったら雲で何も見えません。へなへなと座り込む私でした。
7合目からしばらく歩くとお花畑が現われました。
シナノキンバイ。緑に黄色が映えます。
お花畑を見て元気を取り戻した私。
チシマギキョウ。
タカネナデシコ。
八合目。
ミヤマリンドウ。
ミヤマアズマギク。
9合目まであと少し。
9合目で一休みしていると・・・
エゾシマリス君が足元まで挨拶に来てくれました。
暑寒コースとの合流地点に到着。
山頂付近は雲がかかっています。雲が切れるといいな。
期待に反して山頂は雲の中。北島選手風に言うと「なんにも見えねぇ」。
恐怖のだらだらの長い下りの前にお花畑で気持ちを癒やしておきましょう。
やれやれなんとか登山口までたどりつきました。入山簿を見ると入山時と同じく先客が1組。本日このコースを登ったのは途中ですれ違った道外のご夫婦と私たちだけでした。
難しいところはなく、ただひたすら緩やかな斜面を黙々と歩かされる登山でした。雨竜沼湿原や南暑寒岳、郡別岳、浜益岳などの景色は見ることができませんでしたし、高山植物も時季が少し遅かったようです。きっと山の神様が「またおいで」と言ってくれているんだろうと山行を思い出しながら湯上りのビールをグビグビッと飲みました。「うまいっ!!」。このビールが楽しみで山登りはやめられないのです。