長い夜が明け、翌日の朝一。
その日は私の義姉・あーみんの保護観察所の面談予定だったので、ひとまず担当の監察官に事情を説明し、代理で同居人・しおちゃんが行く許可を頂きました。
私はというと、いつもの如くズレズレな発想に身を委ね、ワンパターン化しつつある循環器内科へ泣き寝入りの当日予約を入れました。
猫野だけに猫まっしぐらです(寒っ)
『あのねぇ…分かってると思うけど、うちは専門外なんですよ?(困惑)』
普段、穏やかで親切な循環器内科の先生の怪訝な顔は今でも忘れられません。
で…すよね(汗)
この時はまだ内科と付くだけで内臓に関することは全て把握出来ていて取り扱っているものと思っていた猫野。
内科といえども、こちらは風邪や喘息を主に診ているクリニックです。
上半身のレントゲンであれば検査も可能ですが、下腹部に於いては機械そのものがありません。
エコーでなら胸に当てる線をお腹に伸ばせばいけるかも?だなんて、ド素人の私の発想はただのアホ丸出しな発想でしかないのです。
しかし、ヘイ ドクター!
そこを何とか。
痛み止めだけでもプリーズ!!
もう嫌な患者でいい。
出禁になっても構わない。
アイ ウィッシュだよ、先生ー!!!
戸惑う先生に猫野は更なるムチャぶりをし続けました。
『あの…痛いってことはどこかで炎症が起きてるかもしれないってことですよね?
ここのホームページにコロナ以外の感染症の検査を受付してると書いてあったと思うんですけど、それって受けることは出来ませんか?』
斜め上の発言に先生はドン引き。
それは、ノロ・カンピロバクターなど胃にウイルスや細菌感染の疑いがある時に受ける検査だったからです。
身に覚えも無く無理を言う私に、先生は小さな溜息をついた上で渋々了承して下さいました(感謝)
炎症検査は、採血で別途追加項目という形になるようです。
そこから怒濤の急展開を迎えました。
狭い廊下を看護師さんがバタバタ。
改めて呼ばれた診察室には先程の怪訝な顔ともまた違う真剣な表情を浮かべる先生の姿がありました。
『猫野さんね。検査の結果、とんでもない数値が出てしまってます。
今から紹介状を作ってお渡ししますから、そっちで必ず診て貰って下さい。いい?分かった?』
『え?あ、はい。そうなんですか?じゃあ、なるべく早く行ってみます。それより鎮痛剤は…』
『いや、すぐですよ!すぐ!!』
『えっと…後日じゃダメなんでしょうか?』
『このあと何か急ぎの予定でもあるの?』
『いえ…ありません』
先生が看護師さんを呼んで何やらゴニョゴニョ。
『もうタクシー手配させたから今から行って貰うよ!』
うーん。紹介状って…
とんでもないとか大袈裟じゃない?
1日〜2日経ってから行ったってさほど変わらんでしょうに。
どういうこと??
比較的痛みが和らいだ気になったところで調子こいてチャリに乗って来た私の思考は無敵でした。
廊下に出てお会計を待ってる間にも看護師さんが忙しなく行ったり来たり。
突如、足元に跪いた看護師さんに渡された体温計で計った熱は、起床時とあまり変わらず37℃後半。
『大丈夫?付き添うから安心してね。タクシー待てる?』
『いえ、一人で大丈夫ですし待てるんですけど、自転車が…』
『置きっ放しでいいから!(苦笑)ホントに一人で平気?』
もし、あの時に戻れるのなら自分で自分にツッコんであげたいです。
オメェは何の心配をしてんだよ!と。(←戻りたいとこまでおかしな人)
※余談
我が家のチャリはしおちゃんが勤め先からお借りしている借り物です。
クリニックの前は大通りだし、クリニックにかかるご迷惑も心配の種でした。(ムチャぶりしておいて今更)
語彙力も文章をまとめる力も皆無な私のブログを覗いて下さり、ありがとうございますm(_ _)m
嬉しいものでとても励みになっています。
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