空売りのセット・アップとして天井を付ける形には色々あって、その典型はヘッド・アンド・ショルダーであるが、今回はダブル・トップの事例で、以下は現在いくつかショートしている内の、最近エグジットした2つの個別株のケースである。
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1つ目は、7342ウェルスナビ。
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3段上げでダブル・トップを付け、3月5日に5日移動平均線を下に抜けたので、例のごとく翌朝寄り成りでエントリー。5000-0
なお、後で挙げる7003三井ESほど明確ではないので図にラインは引かなかったが、過去20年の4月と8月に、ここら辺りで2回天井を打っていることも、エントリーの理由の一つである。つまり、ここら辺りにレジスタンス・ゾーンがあると想定される訳だ。
週足
利確ターゲットの目安は、ネックラインが2076なので、レフト・トップの2500、ライト・トップの2420という数字から計算すると、それぞれ1652、1732という目標値が出てくるが、上昇時に窓を開けているので、これを埋めることが出来るかどうかも頭に入れて置く必要があろう。
3月21日 ずっと下げて来て、3月15日に1755円で一旦底を打って、5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れる。まだ目標値に達していないので、下げ目線。5000-1000
3月25日 5日移動平均線を陰線で下に抜けたので、ヘッジを切ってその分売りを増やす。6000-0
3月29日 前日に1636円を付け目標値に到達。ここで利確したテクニカル・ショーターが多いためと思われるが、この日は大きく上げて5日移動平均線の上に出た。しかし、5日移動平均線の傾きが今だ急であるので、まだ下げるのではないか、従って青い100日移動平均線で跳ね返される可能性も十二分にあると考え、下げ目線継続。ということで、ヘッジを入れると共に、売りも追加。7000-1000
4月1日 やはり、100日移動平均線で跳ね返され、5日移動平均線を陰線で下に抜ける。ヘッジを切ってその分売りを増やす。8000-0
4月19日 その後、下げて来て、黒い300日移動平均線を抜けられずに跳ね返され、陽線で5日移動平均線の上に抜ける。5日移動平均線もほとんど水平になって来たし、すでに日柄もエントリーから33日も経っているので、ここでエグジット。0-0
終わってみれば、地合いにも恵まれたせいか、大きな戻りもなく、非常にやり易かったトレードであった。
次は、バズッたというべきか、何かと話題の7003三井ES。
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3月8日 普通は5日移動平均線を割ったのを確認してからエントリーするが、いささかフライング気味にエントリー。話題になっていた銘柄だけあって、出来高が多いので、スケベ心を出して、ロットを少しばかり上げているが、後になって考えてみるといささか前のめりであったように思う。10000-0
それは、これも3段上げで綺麗なダブル・トップになっているということもあるが、それだけでなく、チャートに引いておいた青い線のレジスタンス・ラインで、2度もオーバー・シュートして、結局戻されてダブル・トップになったように見えるからである。というのはこのラインで過去に2度、2009年8月31日に2640円、2014年11月28日に2600円で天井を打っているからで、つまり、このレジスタンス・ラインで都合4度跳ね返されているということに成る訳である。
月足
目標値は、計算上1936と1928になる。これも窓を開けているので、窓を埋めるかどうか、また窓明け後にちゃぶついているところー小さなボックス(オレンジで図示)も抵抗帯になると思われるので、ここら辺りで一旦戻しが入りそうである。
3月11日 5日移動平均線を割り、大きな陰線。フライング気味のエントリーだったので、やった!というよりも、少しホッとしたというのが、この時の偽らざる心境。
3月12日 1800円まで下げ、あっさりと目標値に達するが、日柄から言ってもまだ下げの序の口、上下に髭をつけた短い陽線で終わったのは、テクニカル・ショーターの手仕舞いであろうか。
3月18日 あまり下げずに、5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れる。なかなかと強く感じられたので、ヘッジを多めに入れる。やはり、ボックスが抵抗帯になっているようだ。10000-3000
3月26日 大きな陽線。酒田新値2本目なので、ツナギを入れる。13000-3000 つまり3月18日に入れた買いの3000に対して売りの3000でツナギを入れたという恰好である。
酒田新値について、詳しくは以下の本を参照されたい。
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3月28日 5日移動平均線を割ったので、ヘッジを切って売りを追加。16000-0
4月8日 結構下げてから陽線で5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れると共に、5日移動平均線の上に出るのが2度目なので、6000を利確。10000-3000
4月12日 25日移動平均線を超えられずに、5日移動平均線を陰線で割る。弱い。13000-0
4月24日 3段下げ完了で、あまり下げないで、5日移動平均線の上に出た。これも日柄としては33日経っているので、ここでエグジット。0-0
終わってみると、7342ウェルスナビと比べて、あまり下げず、やはりと言うべきか、シクリカル銘柄の強さを体感したトレードだったと言わざるを得ない。或いは次の上昇相場を牽引する先導株になるのかも知れないとも思われるので、監視銘柄に入れて置く。
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1つ目は、7342ウェルスナビ。
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3段上げでダブル・トップを付け、3月5日に5日移動平均線を下に抜けたので、例のごとく翌朝寄り成りでエントリー。5000-0
なお、後で挙げる7003三井ESほど明確ではないので図にラインは引かなかったが、過去20年の4月と8月に、ここら辺りで2回天井を打っていることも、エントリーの理由の一つである。つまり、ここら辺りにレジスタンス・ゾーンがあると想定される訳だ。
週足
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利確ターゲットの目安は、ネックラインが2076なので、レフト・トップの2500、ライト・トップの2420という数字から計算すると、それぞれ1652、1732という目標値が出てくるが、上昇時に窓を開けているので、これを埋めることが出来るかどうかも頭に入れて置く必要があろう。
3月21日 ずっと下げて来て、3月15日に1755円で一旦底を打って、5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れる。まだ目標値に達していないので、下げ目線。5000-1000
3月25日 5日移動平均線を陰線で下に抜けたので、ヘッジを切ってその分売りを増やす。6000-0
3月29日 前日に1636円を付け目標値に到達。ここで利確したテクニカル・ショーターが多いためと思われるが、この日は大きく上げて5日移動平均線の上に出た。しかし、5日移動平均線の傾きが今だ急であるので、まだ下げるのではないか、従って青い100日移動平均線で跳ね返される可能性も十二分にあると考え、下げ目線継続。ということで、ヘッジを入れると共に、売りも追加。7000-1000
4月1日 やはり、100日移動平均線で跳ね返され、5日移動平均線を陰線で下に抜ける。ヘッジを切ってその分売りを増やす。8000-0
4月19日 その後、下げて来て、黒い300日移動平均線を抜けられずに跳ね返され、陽線で5日移動平均線の上に抜ける。5日移動平均線もほとんど水平になって来たし、すでに日柄もエントリーから33日も経っているので、ここでエグジット。0-0
終わってみれば、地合いにも恵まれたせいか、大きな戻りもなく、非常にやり易かったトレードであった。
次は、バズッたというべきか、何かと話題の7003三井ES。
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3月8日 普通は5日移動平均線を割ったのを確認してからエントリーするが、いささかフライング気味にエントリー。話題になっていた銘柄だけあって、出来高が多いので、スケベ心を出して、ロットを少しばかり上げているが、後になって考えてみるといささか前のめりであったように思う。10000-0
それは、これも3段上げで綺麗なダブル・トップになっているということもあるが、それだけでなく、チャートに引いておいた青い線のレジスタンス・ラインで、2度もオーバー・シュートして、結局戻されてダブル・トップになったように見えるからである。というのはこのラインで過去に2度、2009年8月31日に2640円、2014年11月28日に2600円で天井を打っているからで、つまり、このレジスタンス・ラインで都合4度跳ね返されているということに成る訳である。
月足
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目標値は、計算上1936と1928になる。これも窓を開けているので、窓を埋めるかどうか、また窓明け後にちゃぶついているところー小さなボックス(オレンジで図示)も抵抗帯になると思われるので、ここら辺りで一旦戻しが入りそうである。
3月11日 5日移動平均線を割り、大きな陰線。フライング気味のエントリーだったので、やった!というよりも、少しホッとしたというのが、この時の偽らざる心境。
3月12日 1800円まで下げ、あっさりと目標値に達するが、日柄から言ってもまだ下げの序の口、上下に髭をつけた短い陽線で終わったのは、テクニカル・ショーターの手仕舞いであろうか。
3月18日 あまり下げずに、5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れる。なかなかと強く感じられたので、ヘッジを多めに入れる。やはり、ボックスが抵抗帯になっているようだ。10000-3000
3月26日 大きな陽線。酒田新値2本目なので、ツナギを入れる。13000-3000 つまり3月18日に入れた買いの3000に対して売りの3000でツナギを入れたという恰好である。
酒田新値について、詳しくは以下の本を参照されたい。
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3月28日 5日移動平均線を割ったので、ヘッジを切って売りを追加。16000-0
4月8日 結構下げてから陽線で5日移動平均線の上に出たので、ヘッジを入れると共に、5日移動平均線の上に出るのが2度目なので、6000を利確。10000-3000
4月12日 25日移動平均線を超えられずに、5日移動平均線を陰線で割る。弱い。13000-0
4月24日 3段下げ完了で、あまり下げないで、5日移動平均線の上に出た。これも日柄としては33日経っているので、ここでエグジット。0-0
終わってみると、7342ウェルスナビと比べて、あまり下げず、やはりと言うべきか、シクリカル銘柄の強さを体感したトレードだったと言わざるを得ない。或いは次の上昇相場を牽引する先導株になるのかも知れないとも思われるので、監視銘柄に入れて置く。