外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(1)~旅の下準備編~

2022-08-04 05:36:19 | 海外旅行

 

熱波が延々と続く中、皆様はいかがお過ごしだろうか?(居住地域にもよるだろうが)

 

私はもちろん毎日無為に過ごす廃人ライフを満喫している。今年は去年より熱波のグレードが上がっている気がする。ということは、来年はもっと暑いんだろうか。私は生き延びることが出来るのだろうか。なんかもう、もっと気候のいい宇宙に引っ越したい…

 

そんなわけで、何をする気力もわかないのだが、旅行から帰って来てもう2週間以上経つし、今年も既に8月に突入してしまったしで、そろそろ旅行記を書き始めないと、一生書けないかもしれないと思い、蒸発しかけた脳みそちゃんに頑張ってもらうことにした。今年中に書き終われればいいな…

 

前回の記事で触れたように、今回の旅行では、6月半ば頃から7月半ばにかけて、約1か月でイタリア・ヨルダン・トルコの3か国を回ってきた。前回2019年8月末~9月にかけて3週間でチュニジア・トルコ・イタリアを旅して以来、ほぼ3年ぶりの海外旅行だった。一応日記形式で書くつもりだが、1か月分は長いし、あまり行動しなかった日もけっこうあるので、適当にはしょりつつまとめようと思う。

 

前置きがやたらに長くなったが、今回は旅行前の計画段階の状況を振り返る。

 

 

話に無関係な猫(近づいて写真を撮ったら睨まれた)

 

 

初めは、新型コロナの感染の第5波が収束しているタイミングを狙って、2021年の11月から12月にかけて、イタリア一国に絞って行こうと考えていた。まだコロナのせいで国境移動が煩わしそうだったからだ。しかし、当時は日本の水際対策が今より厳しくて、帰国者は公共交通機関を利用して空港から帰宅することが許されず、移動費がかなりかかってしまうことになるため、しばらく様子を見ることにしたのだ。イタリア入国にもPCR検査の陰性証明が必要で、その費用もばかにならなかった。

 

その後オミクロン君が登場して世界的に感染が爆発し、海外旅行どころではなくなって、いたずらに月日が流れて行ったが、春頃にようやく収まってきて、そろそろ行けるかな、と思えるようになってきた。日本の水際対策も徐々に緩和され、ワクチン接種証明があれば自己隔離は不要で、公共交通機関で帰宅できるようになった。

 

しかし、家でだらだら暮らしているうちに私の優柔不断力が非常にアップしていたため、なかなか行先や期間が決められず、ようやく計画を立てて航空券を取ったのは、5月下旬だった。3か国周遊の旅の航空券を取るのは、けっこう疲れるのだ。ホテルの予約もするべきだとは思ったが、私の中のスピリチュアルな人(通称スピさん)が、「ホテルの予約なんかしたくない」というので、深夜の便で到着するアンマンの最初の1泊分だけ取って、あとは現地で探すことにした。

 

 

話に無関係な猫・その2

 

 

ヨルダンもトルコもイタリアも、その頃にはコロナは収まっていたが、一応入国に必要なものを確認するため、各国の駐日大使館に電話してみた。

 

トルコ大使館は、電話をかけたらすぐに親切な日本人女性が対応してくれて、ワクチン接種証明があれば大丈夫だと言ってくれた。(実際には必要なかった)

 

ヨルダン大使館は、日本語ペラペラのヨルダン人男性が電話に出た(なぜヨルダン人だと分かったかというと、口調がなんとなくエラそうだったから)。彼も親切に色々教えてくれた。説明によると、ヨルダンに入国するためには、入国日の10日前以降に同国政府のHPの英語のページ(これ)に個人データを入力して送信し、QRコードを出して、ヨルダン行きのフライトにチェックインする際に見せる必要があるとのことだった。また、彼には「保険に入ってますか?」と聞かれた。保険に入っている必要があるらしかった。(私のクレジットカードには海外旅行保険が付いているので問題ないと思い、それについては深く考えなかったが、そのツケはローマで払うことになった)

 

後日、教えられた通りに個人データを入力した時、そのページの下の方に「もしヨルダンでコロナに発症したら、5日間の自己隔離措置に従います。違反したら1万ディナール(約189万円)払います。治療費は保険か自費で全部払います」という誓約事項が書いてあることに気が付き、一瞬「ヨルダンに行くのやめよかな」と思ったが、もう航空券を取っていたので後の祭りだった。出てきたQRコードのページは、印刷しておいた。

 

イタリア大使館は、受付時間終了の5分前に電話をかけても誰も出なかったので、翌日早めにかけてみたら、日本語が出来るイタリア人男性が出て、「今担当の者が出かけているので、1時間くらいしてからこの内線にかけ直してください」と言って、内線番号を教えてくれた。1時間後にその番号にかけても、誰も出なかった。後日かけ直してみたが、やはり誰も出なかった。さすがイタリア大使館である。イタリアの水際対策に関しては、ネットで調べればわかるので、もういいことにした。(イタリアの水際対策は、その時点でもうコロナ前に戻っており、ワクチン接種証明も何も必要なくなっていた)

 

大使館に問い合わせる以外には、ワクチン接種証明を取ったり、現地の友人と連絡を取って、手土産を買ったり、ホテルや交通機関、観光情報を調べたり、ベンチ飲みをしたりして出発までの短い日々を過ごした。

 

そうして、荷造りが全く出来ていない状態で出発の朝を迎えた。

 

 

(続く)

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Zhenさんへ (ウンム・キタト・ミチ)
2022-08-05 16:13:56
お待ちいただき、ありがとうございます~

酷暑で頭が朦朧とする日々の中、なんとか書き始めたんですが(これだけ書くのに3日かかった…)、笑っていただけたら嬉しいです~

Zhenさんは栃木に行ってらっしゃったんですね。栃木は行ったことがない(どの辺にあるかも分かってない)ので、興味深いです~

なんだか急に涼しくなりましたね。でも湿気が多くて、やっぱり息苦しいような・・・

時間は売るほどあるので、なるべくテンポよく書けるようにがんばりますね~
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ウンム・キタト・ミチさんへ (Zhen)
2022-08-04 21:45:02
ミチさんの日記、待ってましたよ。

真面目な日記なようで、ちゃんと笑いが盛り込まれている。
ワクチン接種証明を取ったり、・・・・・・・ベンチ飲みをしたりして出発までの短い日々を過ごした。
「クスッ!」
関東の人間には、真似できない芸当ですね。

年内とは言わずに、バンバン書き綴てくれると、うれしいなぁ~、思っていますが、まぁ、適当に流してください。

では、また。
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