先日、ホームセンターにちょっとした買い物に出向た。
店は「広島港」に程近く、周辺は建築中のマンション、自動車メーカーのショールーム、ショッピングセンターが景観を損なう事無く建ってる。
空き地も多くあり、そのうち、この広大な「埋立地」に高層の建造物がツクシの如くニョキニョキと顏を出して、一つの街が出来るのだろうなぁ・・・
買い物を済ませた後、折角だから連れてきた犬の散歩を兼て周辺を「探険」してみる事に・・車で海岸線に移動し、貨物船が着岸する広大な港に向かった。勿論、港内に入ることは出来ないので、金網越しにその港を覗いてみる。
そう言えばこの岸、先月も日本最大の豪華客船「にっぽん丸」が寄港していた。それに日本が世界に誇る世界一美しいとされる帆船、「海王丸」が着岸する事でも知られている~(因みに私は知らなかった)
遠くには瀬戸内に浮かぶ島々と、往来の絶えない大小様々の色んな船舶が見え、とても風光明媚な所だ。港内の倉庫も規則正しく建っていて、海の青と人工物のコンクリの灰色が、くっきり分かれていている様子も、これはこれでとても綺麗・・
暫し、そんな調子で歩きながら周りの景観を楽しんでいると、一軒の「木造家屋」発見。それは明らかに周りの建造物とはかけ離れ、浮いた存在の「廃屋」(なんだか~「ホーンテッド・マンション」みたいだ・・)
近づくと、周りをロープで囲ってあって、どうやら立ち入り禁止みたいだが・・その廃屋をよぉ~く観察すると、この建物「旧・港湾振興局」らしく、裏に新しい「港湾振興局」が建っていた(看板でわかった)。
昔の公共建造物は(学校・郵便局等)皆形が似ている。郊外ではこういった類の廃屋と結構遭遇するが、街の真ん中で発見したのは之が初めてで少し驚いた。
暫らく眺めていると、何故かしら不思議と趣のある温かさを感じる~・・ 世の中、この「廃屋」のように朽ちて行くものもあれば、反対に近代建築の粋を集合させて建築される「屋」も在る。時代の移り変りとは、こういう事なのでしょうね~
今回街中で、その両方を間近で見れたことは、少しの驚き・・そして複雑な気持ちになったのは正直な気持ちです・・
さて~明日の休日は、久し振りに犬達を連れて山にでも出向きますかぁ~!因みに「00港湾振興局」又は「00港湾局」とは、港湾に関する公共事業(港・埋め立て等)を管理する国土交通省管轄の団体・・・やはり、天下り先なのかなぁ~??