西風~年がら年中真っ黒け~!

340/~春雨・春の雨(はるさめ・しゅんう・はるのあめ)~?

昨夜から降り出した雨は今朝になっても止む気配は無く・・予報では夕方には晴れると云うのだが・・

 この時期に降る雨の事を「春雨(はるさめ?しゅんう?はるのあめ?)」と言うのだろうか?一雨ごとに暖かくなって春が来ると云うからやはり「春雨」で良いのだろうか?

そこで、「春雨(はるさめ・しゅんう・はるのあめ)」について調べてみた・・

A1 確かに寒くは無かったが、春物では肌寒いか・・?

春雨

 春は低気圧と高気圧が交互にやって来る為、天気が変わりやすい季節。

春の天気は「春のあらし」「春一番」の強風のように荒れ模様になることもあれば、一方で「風光る」「うららか」「のどか」と、云った言葉が春の季語になっているように、穏やかな印象もある。

このように「春」を現す言葉は色々あるが、春の季語の一つに「春雨(はるさめ)」がある。春雨とは音も無く降り続く春の雨の事で、柔らかな雨がシトシト降る様子は人々に風情を感じさせる。

春雨は降り方が弱く、その時の気温は比較的高い事が多い為、割と温かな雨になる。昔の劇の中でも「春雨じゃ濡れて参ろう~」と言う台詞もあるくらいだ。

これは、春雨に濡れるのは風情があり、濡れても大した事の無い弱い雨だからと云う理由と、春雨は傘をさしても横から入り込んで来る為、傘が役に立たないと云う二つの理由からきた台詞と云われている。

色々な新しい出会いや別れのあるこの時期、春雨は何となく心に滲みる気がする。(豆知識参照)

A2 シトシト降る雨の雫を久し振りに見た気がした・・

春の雨

春の雨には「春雨」の他にも様々な呼名がある。その一つに「木の芽おこし」と呼ばれるものがある。

これは木の芽が出てくる春の初めに降る雨を指す言葉で、別名「木の芽萌やし(きのめもやし)」とも呼ばれ。

春、木の芽が膨らむのを助けるように降るため、このような名が付けられたと云う。

因みに九州地方では、この時期の長雨を「木の芽流し(きのめながし)」と表現している。

また、「春の雨」の表現には「桜ながし」と云うのもある。「ながし」と云う言葉は、何日も降り続く雨を意味し、桜ながしとは桜の花を散らしてしまう長雨を表現している。

「桜」は、日本人にとって非常に親しみ深い花である。他にも桜と春の雨を表す言葉として「桜雨」「花の雨」がある。

木の芽や草の芽を育て、時には花を散らす春の雨を、昔から日本人は感性で表現してきたのですね。(豆知識参照)

A3 軒下には小さな水溜りが出来ていた・・其処に雫が落ちて麗な波紋を描いていた・・

と云う事らしい~やはり日本人は、遠い古の時代から“情緒・風情”を大切にする民族なんですね。ならば、私もこの雨に濡れて参ろうか?~(≧∇≦)/ ハハハ~

(絶対風邪惹くぞ!愚か者の西風!~と、心の声が叫んでいた・・(涙)

 

コメント一覧

西風
うおてつさん おはようございます。
http://meran21.blog.ocn.ne.jp/meran21/
うおてつさん おはようございます。

ここ数年、日本語(言葉)が乱れているといいます・・。
確かに、近年、日本語(言葉)がないがしろにされがちですが、
もう一度正しい言葉を勉強し直さなきゃいけない時期かもしれませんね。
将来の子供たちの為にも・・

ええ~此処は厳島神社(宮島)に在る五重塔ですよ。
雨雫を撮ってみたかったのですが、上手くいきませんでした~(>_<)

はい、今日も一日元気にいきましょう~宜しくです~(^^♪

うおてつ
おはようございます。
おはようございます。

日本語の季節を表す言葉の多彩さは、他の言語の比ではありませんね。
誇ることができる文化だと思います。

こういう言葉を使いこなすことができる「素敵な大人」になりたいと願うのですが、なかなか難しいです。

この立派な塔を持つお寺はどこですか?
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