24年刊。松永正訓 小児外科医著、
61年生まれ、中公新書ラクレ。9割くらい共感。
亡き近藤誠医師も登場した。
千葉大卒、小児外科医。大学病院、民間病院勤務後、44歳で開業。
20年位地元の開業医、医療記事で賞を受賞。何冊か著書あり。
開業医とは、どうしたらなれるか?
率直な語り。病院勤務との違い。
200万しかない時、開業を決意。父母は医師ではない。
政治家で多いが医師も。ここでは世襲でない医師の本音。
ビル診、建て貸しなど方法はいくつかある。
担保なしで千葉で開業できた。
~医師ならお金貸してくれる。
スタッフの雇用は、どう決めたか。
子供はなんで一番死ぬか?事故、次が小児がん。
このがんを見つけるのは難しい。
セカンドオピニオンは保険がきかないので、千葉大では
1回3万だった。これは大学の収入源。
風邪に抗生剤は有害無益。
インフルでタミフルを処方は世界で日本だけ。
~これは知っている。日本は一番抗生剤を出す国では・・
風邪にはきかない、特に子供には。調査では半分は抗生剤は
きかないと知っているが、半分は知らないので、
もらいたがる。薬が出ればよい医者だと思う患者がいる。
開業医の年収、06年、2500万位、平均59歳。
病院勤務医は1500万円。
患者が最も多かった年は18000人位きた。
大学病院では論文を書くのが好き、楽しみだった。
日本語ではなく必ず英語。
近年は虐待かの?児童と発達障害の相談が増加。
千葉には発達障害の専門は1か所しかない。
受診は8か月待ち。
開業医より大学に残り研究し、論文を出したかったが本音?
妻は看護師。たた開業医は稼ぎがあり、60歳で
将来の生活を心配せずにすんだ。
子供二人は医師への道へはいかず勧めてもいない。
笑わない小児外科医。大学などで手術は多数経験(何千件)
しているが開業してからは、ほぼしていない。
●すっきり、辛口、率直、患者には笑いはみせない。
小児科医ではなく小児外科医、この差がある本。
病院勤務時、約20年間、手術が多く
笑うどころではない生活だった?
今はない医師養成システム。インターン、医局と教授。
難しい手術で子供のおなかを開き、見て変更
教授の指示で他の手術に切り替えたこともある。
急に長時間手術となる。すっかり地本に根付いた医師。
病気(病名は不明)があり、自分も大学病院へ通院。
これからもお元気で。
目次、抜粋
どうやって資金を工面しているか
開業医にとり最大のストレスは
危険なドクターショッピング
薬がほしてくクリニックにくる患者さん
開業医という学問はない
名医はどこにいるか
もっとも難しいのは軽症患者
何もしない方が儲かる仕組み
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