二人のマジシャンの確執が悲劇をもたらす
「X-MEN」でお馴染みのヒュー・ジャックマンがマジシャンで登場。おイメージ一新って感じで新鮮そして迎え撃つライバルマジシャンはクリスチャン・ベイル、よく見ると、結構強面な感じ。いまだあの「マシニスト」の365日眠れない男役が重なる。「バッドマン」より、インパクトがあるかも・・・・。
ということで、6月12日に、MOVX京都で鑑賞して来た。時間が経ったので、ちょっと記憶が薄らいでいるが。タイトルにもした“アブラカダブラ”とベイルが呟くところが、いまだに、印象深い。
THE PLEDGE(確認)
19世紀末のロンドン、と歓声が鳴り響く舞台の下。男はそこに設置された水槽のなかに、まさに溺れ死なんとするライバルの姿を見て驚愕する。
その男、「THE プロフェッサー」と呼ばれた奇術師、アルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベイル)は、長年のライバル、「グレート・ダントン」ことロバート・アンジャー(ヒュー・ジャックマン)を溺死させた疑いで法廷に連れ出された目撃者として証言台に立ったのはマジックの考案者でアンジャーの協力者、カッター(マイケル・ケイン)。彼はふたりの確執が生まれた過去へと思いを馳せる。
THE TURN(展開)
実はアンジャーとボーデンは中堅どころの奇術師ミルドンのもとで共にしのぎを削りあいながら、修行をしていた。ある日、アンジャーの愛妻で助手のジュリア(パイパー・ぺラーボ)が水中脱出に失敗、溺死する事故から始まった。
彼女の手をロープで結んだのはボーデン。この悲劇はアンジャーを復讐の鬼に変えた。以降ふたりは常に競い合い、いがみ合い、時に血なまぐさい争いを繰り返す
やがて、ボーデンもサラ(レベッカ・ホール)と出会い結婚娘も誕生!アンジャーには美しい娘オリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)が助手として現れるも・・・・。そのオリヴィアも彼の心を癒すものにはならなかったライバルの幸せはアンジャーをより不幸にし・・・・。復讐に走らせるわぁ~~恐ろしい
そんなアンジャーの気持ちを逆なでするような出来事がまた起こる~~ボーデンの新マジックの披露だ。一瞬のうちに、左のドアから右のドアに移動する『瞬間移動』まったくトリックが判らないアンジャーはかなり焦るカッター(マイケル・ケイン)はそっくりな人物を使っているに違いないという同じトリックを使いアンジャーも瓜二つの三流役者ルートをスカウト、負けじと『新瞬間移動』と銘打ってボーデンを上回る人気を得ることに・・・・。アンジャーはパフォーマンスとしての華があったから
そんな名声にも満足できないアンジャーボーデンの『瞬間移動』のトリックに疑問を持ち続けたそこで考えたのは助手のオリヴィアにボーデンの助手になって、トリックを探らせるという事だ。
.戸惑いながらも、ボーデンの助手として働き始めたオリヴィア。やがてふたりはそんなある日、オリヴィアはトリックの事が書かれているだろうと思われるボーデンのを持ち出し、アンジャーに差し出す。かなり複雑な解説にボーデンとの取引きのなか、ついにトリックを暴くキーワード「テスラ」を聞き出すことに成功
テスラとは?エジソンと肩を並べる科学者、二コラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)のこと。ロンドンで電気の公開実験を行ってる、凄い科学者
ボーデンの“瞬間移動”はテスラの開発したの技術が大きく関与していると推測早速テスラのアメリカのコロラドにある実験所へ向かうアンジャー。テスラと会うことが出来たアンジャーは、瞬間移動装置の制作を頼むそして出来上がった装置は想像以上に凄いものだった
アンジャーは装置とともに、ロンドンへ・・・・。カッターと再会したアンジャーは100回のみの約束で上演を組む。世紀の“瞬間移動”がいよいよ始まるスハークする電気のなかで、アンジャーが消え、次の瞬間、観客の後ろから姿を現すというマジックある日ライバルが完成させた驚愕のトリックの秘密を求めて舞台裏に忍び込んだボーデンは、そこで溺死するアンジャーに遭遇するのだった
THE PRESTIGE(偉業)
アンジャーを溺死させた疑いで鎖に繋がれたボーデンは驚くべく真実を知ることにある日貴族コールドロウ卿の代理人オーエンズが訪ねて来る。奇術のタネを高価で買い取る、また娘の世話を申し出るのだ。そして、そして・・・・・。何とアンジャーのを差し出した。これには信じられない驚愕な真実がテスラがアンジャーに残したものとは???人間を複製できる装置まさかうそのような話だが・・・・。それによって“瞬間移動”が行われていたとはどうも増殖することを避けるため、わざと溺死させる仕掛けにしたわけだ。カッターさえも知らない、この事実。偶然にこの場に居合わせたボーデン、カッターによって殺人鬼と間違えられたのだ。それがこの事件の真相
アンジャーは生きている。貴族コールドロウ卿として。娘を連れて現れたコールドロウ卿はアンジャーだったのだ「アンジャーは生きている!」と叫ぶボーデン。しかし時すでに遅し・・・・。
ボーデンの死刑執行の日が訪れた忌々しいライバルもこの世から貴族コールドロウ卿として、テスラの複製装置も手元に取り戻し・・・・これで長年の復讐劇も終篤となるはずだった。だが・・・・。
さてこの後、大どんでん返しが待っているとはかなりお話は複雑です。どうぞシアターでこの続きをご鑑賞下さい。ちょいと?いやぁ~かなり頭の中がパ二クリます。目も回るかもしれません。
主な登場人物
アンジャー役ヒュー・ジャックマン ボーデン役クリスチャン・ベイル
オリヴィア役スカーレット・ヨハンソン カッター役マイケル・ケイン
ニコラ・テスラ役デヴィッド・ボウイ
デヴィッド・ボウイ、歌手の彼はかなり派手なイメージが、記憶に残っています。今回の役柄ではかなりの渋いイメージで、いやぁ~このボウイも魅力的だなと思いました。こんな事をいうと年がバレバレですね
豪華キャストを迎えての謎解き映画、この作品を映画化するのに、かなりの時間をかけた、クリストファー・ノーラン監督。原作を映画用に脚色、スタジオに、この企画を売り込むのも、大変だったらしい。いやはやお金と時間がかかった作品ですね。ヒュー・ジャックマンは「XーMEN」のイメージが大きかった。この役では、かなり嫉妬深くて嫌な男を、上手く演じていた。それに迎え撃つクリスチャン・ベイルも只者じゃないっていう感じをかもし出していた。結構怖い顔つきなので、ちょっとそれだけで怖さが!!!!今回、スカーレット・ヨハンソンはあまり印象に残らなかった。
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