ケイト・ウィンスレットが脱いだ!なんていうのはちょっと大げさなのかも・・・・・。
彼女がこういう役を演じるのは「えぇ~~!」って感じだった。私個人の印象は上品なイメージだったし・・・・。かなり濡れ場も多いです。結構かな?でも体当たりに演じているケイトに、役者魂を感じました。イメージで見てはいけませんね
あるライターさんのお話、ケイト・ウィスレットの“物言う肉体”
目の前にいる実物のケイト・ウィスレットはほっそりしているのに、カメラを通すとどうしてあんなに存在感のある雄弁なボディになるのだろうか?見かけとは随分違うケイト、インタビューやレセプションなどで出会う度、お行儀が悪いとは知りつつも、思わず彼女に見とれてしまうそうだ。相変らずスレンダーがで女優さんたちもスリムに競い合っているけれど・・・・・。ケイトや彼女より少し若いサマンサ・モートンのように、若くしてオスカー・レースの常連の女優は、この“物言う肉体”の持ち主なのだ。知らなかったけど、ケイトは結構きわどいシーンの映画にも出演しているようで・・・・。監督から、かなり強烈な要求にも答えているらしい。その作品は「カーリー・スモーク」、女性監督ジェーン・カンピオン。「監督の言うとおり、ちゃんと思い出して演じたわよ」というケイト。やはりタダ者ではないようだ。
そんなケイトが主役の“リトル・チルドレン”はサラ(ケイト・ウィスレット)とブラッド(パトリック・ウィルソン)の不・倫のお話郊外の住宅地に暮すサラとブラッド。それぞれの家庭を持ちながら、満たされない思いを抱いていたふたりは愛し合うようになるが・・・・・・
3歳の娘ルーシーと公園デビューでしたサラ、しかし主婦の集まりに溶け込めない。離婚歴がある会社員の夫リチャードとともに、母が遺してくれた大きなに暮している。にこもりきるのも耐えられないが、主婦同士のS・E・Xや育児の話題にも関わりたくない。
ある日、運命的な出会いが主婦たちがひそかに「プロム・キング」と呼ぶハンサムな主夫、彼も息子を連れて公園へ・・・・。皆にけしかけられ、サラは話しかける。彼の名はブラッド、司法試験に2回失敗したと話してくれた。そんな彼に新鮮な魅力を感じるサラわざと主婦に見せつけたキスはいつのまにか忘れられなくなる・・・・。
初めて会って突然キスやるじゃん
キャシー
ブラッドの妻キャシー(ジェニファー・コネリー)は映像作家。息子アーロンを産んだ後も体形を維持している才色兼備のキャリアウーマン、カッコイイ毎晩、ブラッドを図書館に送り出すでもブラッドは勉強をする気になれずスケートボードをする若者達を眺めて時間を潰す。
サラとのキスが頭の中をよぎる~~~そんなある日、長らくご無沙汰だった友人ラリー(ノア・エメリッヒ)と再会。学生時代、アメフトの選手だったブラッドはラリーの誘われ、地元のナイターチームに加わる。
ラリーは以前警官だった。重大な事件を起こしてやめたラリーは自ら立ち上げた「子どもを守る会」の活動に熱を入れていた
未成年への性・犯・罪で服役していたロニー(ジャッキー・アール・へイリー)が最近出所して、家に戻った。住民たちは不安を感じる。そんなロニーを異常なまで敵意を燃やすラリー。嫌がらせ同然の行為にまで及ぶ。
サラは夫がアダルト・サイトにはまって、○○○ーをしている現場を目撃通販で赤い水着を購入して、ブラッドの通うプールに通い始める。子どもを遊ばせながら、ブラッドと過ごす。
親しくなるつれて、彼に触れたい、触れて欲しいと願うが、一緒にいる幸福を失わないためには、毎日16:00に握手をして別れるのだった。
ある日、ふたりは一線を越えるロニーがプールに現れ、皆がパニック陥った日だ。に遭ったふたりはサラので・・・・・。ブラッドはいけない事だと思う。サラはそう思わない。次第にふたりは昼下がりの情事を繰り返す。
一方、ロニーの年老いた母メイ(フィリス・サマーヴィル)は息子のために、デートのお膳立てをしていた。恋人が出来れば、性心理障害は治るのでは?という考えだった。しかし子どもにしか興味のないロニーは相手の女性を傷つけてしまう。
サラとブラッドは、キャシーと彼女の母親の監視を上手くすり抜けるも、秘密の関係に疲れてきたアメフトの試合に勝った「一緒に逃げよう」と真剣に言うブラッド、喜んで応じるサラ。しかしふたりの関係は思わぬところで、悲劇を起こすきっかけに
ロニーの悲しみ
ラリーとの約束を守らなかったブラッドに、激怒するラリーは怒りの矛先をロニーへ向ける。
果たしてサラとブラッドは???そしてロニーやラリーは???人生の新たな段階への一歩を踏み出せるのか・・・・・
今とは違う幸せがきっとあるはずーーー。大人になりきれない現代人の渇望を鋭くも温かく描き出した、「リトル・チルドレン」
いくら年を重ねても、人は心の奥底に子どもぽっさを秘めている。ほとんどの大人が社会性を身につけて生きていても、ふとした拍子に「子ども」の顔になる・・・・。
何不自由なく暮している人たちだけど、満たされているのか?といえばそうではないわけで・・・・・。何かしらもっと他にハッピーな人生があるのではと思うことってある。そんな時、ふと訪れた出会いや出来事で、人は子どもに変わるのかもしれない。
さて貴方はどうでしょうか?満たされていますか?現実から逃たい?自分はどうだろうか?とこの映画を観て、自分の生活や環境を見直すきっかけになるような気がしました。いけないことだと分かっていても、突き進みそうなサラとブラッドは、心の思うままに行くのか・・・・・。ラストに分かります。
ルーシーを抱くサラはやっぱりお母さん。
追記:◎ジャッキー・アール・ヘイリー、奇跡の復活、元性・犯・罪・者ロニー役を挑んだジャッキー・アール・ヘイリーは13年ぶりにカムバックするまでの間、リムジンの運転手から警備員まで、あらゆる仕事をして生計を立てていた。自分の出演作の編集者にピザの配達もしていたという。2004年10月、スティーブン・ザイリアン監督が「オール・ザ・キングスメン」のシュガー・ボーイ役のために彼を探し始めた。最初は不可能と思われたが、ザイリアン監督はついにフランスで、ハネムーン中のヘイリーを見つけ出した「信じられなかったよ」とヘイリー。「まるで夢みたいだった。今も自分をつねっているよ」「オール・ザ・キングスメン」撮影後、俳優活動を再び続ける決心をした。トッド・フィールド監督がロニー役を探しているということで、オーディション用の20分のビデオテープを作って送った。このテープはフィールド監督に衝撃を与えたそうだ。ジャッキーの役作りはまったく独自のもので、予想外だったと・・・・。ケイトも「オール・ザ・キングスメン」に続いてまた会えたことに喜んで声をかけたそうだ。撮影が始まると、その迫力に打ちのめされたと。あまりにもパワフルなのでしてしまったと話すケイト。
※9月18日、京都シネマにて鑑賞。記事を書くのがかなり遅くなりました