実はほとんど鑑賞していない中国・香港映画。今回は非常に気になっていたもので、今週月曜日、「エグザイル・絆」を鑑賞してきました。主演を務めるアンソニー・ウォンも、名前は知っている程度です。だけど、名前と顔が一致しない(汗)どの人??近々、オダギリジョーと共演した「プラステック・シティー」が公開するそうです。
結局パンフレットを購入することにしました。おぉ~この人が、アンソニー・ウォンか!えぇ~私より若い?老けて見えるな。そうそうあの「ディパーデッド」の本家である、「インファナル・アフェア」シリーズにも出演していた方らしい。ということでまったく何も分からず観ることにあいなりました。
10年後、20年後まで語り継がれる最高の男たちの至福の映画。
ベネチア、香港、台湾、東京、ハリウッド・・・・・。
世界中の映画ファンを興奮させた傑作がついに公開!
ベネチア映画祭でのワールド・プレミアで、「インファナル・アフェア」以来の最高傑作と絶賛され、香港公開での堂々の初登場1位。台湾ほか、アジア全域の映画賞も数々受賞!凄いことだ。そいでもってアメリカ公開でも全米メディアがこぞって賞賛を送り、ハリウッド・リメイクも決定とのこと。日本では、昨年の東京フィルメックスで上映されるや、“10年に一本の面白さ”、“何度でも観たい”と男女問わず映画ファンを興奮させた傑作!
観た感想は・・・・。筋書きはいたってシンプルだと思いました。日本の仁義物、アメリカやアジアでは、マフィア物なのでしょうね。男たちの生き様には、利害関係を超えた仲間意識の強さは何かいいなあと。その辺が共感を呼ぶのかもしれませんね。撃ち合いシーンはなかなか凄く迫力があります。かっこいい男たちのガン捌きもこの映画の見せ場なのだと思いました。
さて登場するキャスト陣の紹介をしながら、この作品のおさらいを・・・・。
まずは5人の男たち
アンソニー・ウォン(ブレイズ)
ブレイズは、長年の友であったウーをボスのフェイに殺せと命じられ、ジレンマに陥る。寡黙だが、仲間に頼られる存在を演じた。ウォンは1962年生まれ、今年47歳ですね。香港出身。「言えない秘密」(07)ではジェイの父親役を演じる。近作にハリウッド大作「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘密」(08)にも出演
フランシス・ン ( タ イ )
たとえ組織を裏切ることになろうとも、親友のウーを守る。そのためブレイズと対立する。えぇ~!ウォンより年上?1961年生まれ、今年48歳らしい。甘いマスクなので、お若く見えます。同じく香港出身。「インファナル・アフェアⅡ無間序曲」などに出演。
ロイ・チョン(キャット)
シャープな狙撃手の腕を持ち、タイと行動を共にする。夢は拳銃の店を開くこと。
1964年生まれ、今年45歳。香港出身。彼も若く見える。長身を生かして85年からモデルを始めたそうだ。
ラム・シュー (ファット)
ブレイズの相棒。フーセン・ガムをふくらますのがトレードマーク。美しい女との出会いが何より楽しみ。ロイ・チョンと同い年の1964年生まれ。この人も実際より老けて見える。天津出身。コメディ系なキャラですよね。15歳に香港へ。撮影現場スタッフとして映画界に入ったそうです。
ニック・チョン ( ウー )
かってボスのフェイの命を狙って組織を離れる。逃亡生活に疲れ、妻子のために金を残そうとマカオに戻る。1967年生まれ、香港出身 この人がウォンかな?と思ってました。何となく堺 雅人似の甘いマスクのニックです。刹那さな人生が哀愁を感じます。
ジョシー・ホー (ウーの妻)
4人の男が訪れるまでは、ただ幸せな家庭を望んでいただけだった。しかし後半は、胸に赤ん坊を抱き、その手には拳銃を握り、4人の男を探す。作品に登場する数少ない女性のひとり。1974年、マカオと香港で育つ。94年に台湾で歌手デビュー、人気アーティストに。その後女優活動をスタート。
その他のキャスト陣
サイモン・ヤム (ボス フェイ)
マカオを手中に収めようと目論む香港マフィアのボス。かって自分を狙ったウーを許さず、配下のブレイズに殺しを命じる。1955年、香港出身。セールスマン、モデルを経てテレビ局の俳優養成所に。テレビドラマに多数出演後、79年に映画デビュー。ハリウッド大作「トゥームレーダー2」にも出演している。
ラム・カートン (ボス キョン)
マカオの若きボス。香港から手を組もうとやって来たフェイに敵意を抱く。1966年、香港出身。アンディ・ラウの会社の所属俳優。
リッチー・レン (チェン軍曹)
1トンの金塊を護送するマカオ軍警察の軍曹で、銃の腕は一流。ブレイズたちと意気投合する。ハーモニカも上手い!1966年、台湾出身。アジア全土で人気を誇る大スター。人気シンガーソングライター
監督・製作:ジョニー・トー
香港の鬼才ジョニー・トー監督が「ザ・ミッション 非情の掟」の主要キャストを再結集し、熱き男たちの絆とロマンをスタイリッシュに描き出したノワール・ムービー。返還目前のマカオを舞台に、それぞれの使命を帯びて対立する裏社会の男たちが辿る予測不能の運命を、ユーモアを織り交ぜつつ往年のマカロニ・ウエスタンを彷彿させるケレンたっぷりのカメラワークで綴ってゆく。(allcinemaより)
皆で晩餐した後、何故か記念写真を撮ることに・・・・・。
絶対絶命のウーを助け出すタイとファットだが・・・
以下、お話にはネタバレが あります。
STORY
かつて香港の組織にいたウー(ニック・チョン)はボスのフェイ(サイモン・ヤム)を狙撃し、逃亡していた。逃亡生活の中、家庭をもったウーは、いま安らぎの場を求めて妻子と共にマカオに住んでいる。そんな中、ブレイズ(アンソニー・ウォン)とファット(ラム・シュ)が、ウーの殺害をフェイから命じられてウーの家にやってくる。一方、タイ(フランシス・ン)とキャット(ロイ・チョン)は、ウーを守るためにやってきた。5人は一緒に育った間柄。強い絆で結ばれていたが、今は立場を違えていた。ウーが部屋に入ると、続いてタイとブレイズも家の中へ。3人は2階に上がり、同時に撃ち合うが、彼らはウーの赤ん坊の泣き声を合図のように銃を下ろす。その夜、男たちはウーの妻(ジョシー・ホー)も交えて晩餐を楽しんだ。妻子に金を遺したいというウーのため、5人は仲介屋に出向き、仕事を斡旋してもらう。選んだのは、マカオのボス、キョン(ラム・カートン)の殺害。5人はキョンを呼び出したレストランに向かうが、その場にキョンと手を組もうと企んでいたフェイが現れる。ウーがまだ生きていることを知り激昂するフェイがブレイズの胸に銃弾を撃ち込み、熾烈な銃撃戦が幕を開けた。ウーは腹部を撃たれ、車の中で息絶える。遺体を家に運んだ4人にウーの妻が銃を向け、弾が切れてもなお銃の引き金を引き続けた。4人は荒れた山地に向かい、夜、焚火を囲みながらそれぞれの夢を語り合う。そこに、フェイからブレイズに電話が入る。復讐のため4人の行方を捜しているウーの妻と子がジェフのホテルにいるが、今夜12時までに来なければ妻子の命はないという。ホテルに乗り込んだ4人は、バーの酒をらっぱ飲みし、大はしゃぎ。そこへフェイとウーの妻子が現れ、フェイはブレイズだけ残してあとの者は去れと言う。だが、男3人はウーの妻子だけ外に出し、扉を閉めた。驚いたフェイが空き缶を投げつけると同時に、銃弾が激しく飛び交った
(バラエティー・ジャパンより)
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