手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した岡崎京子さんの「ヘルタースケルター」を読みました。
整形に整形を重ね美しい肉体を得たりりこは、若い女性に絶大な人気を誇るトップモデルです。しかし、私生活は酒とドラッグと男にまみれた乱れたもので、肉体も定期的に再手術を受けないと整形による副作用で崩れてきてしまいます。
結局、りりこは精神的にも肉体的にも崩壊し、彼女の泊まっていたホテルには、彼女のものと思われる血のりと一個の眼球が残されたまま、消息を絶ってしまいます。
そして数年後、りりことライバル関係にあった吉川こずえは、ロケでメキシコに行き、そこでフリークス(怪物)が次々に出るショウの出演者の1人として、チャイニーズドレスを着た片目のりりこに再会するのでした。
岡崎さん独特の崩れた女性の表情のすごさは、やはり圧倒されます。世界としては「Pink」に共通するものがあると思うのですが、こちらの方が主人公の生き方がすさまじく、確信犯的なところがあるだけに、救いようがないのですが、ラストで崩れた美貌を武器にたくましく生きる主人公を見せたところに、一筋の光がさした気がします。
岡崎さんのファンの方で、まだ読んでいない方には、オススメです。
整形に整形を重ね美しい肉体を得たりりこは、若い女性に絶大な人気を誇るトップモデルです。しかし、私生活は酒とドラッグと男にまみれた乱れたもので、肉体も定期的に再手術を受けないと整形による副作用で崩れてきてしまいます。
結局、りりこは精神的にも肉体的にも崩壊し、彼女の泊まっていたホテルには、彼女のものと思われる血のりと一個の眼球が残されたまま、消息を絶ってしまいます。
そして数年後、りりことライバル関係にあった吉川こずえは、ロケでメキシコに行き、そこでフリークス(怪物)が次々に出るショウの出演者の1人として、チャイニーズドレスを着た片目のりりこに再会するのでした。
岡崎さん独特の崩れた女性の表情のすごさは、やはり圧倒されます。世界としては「Pink」に共通するものがあると思うのですが、こちらの方が主人公の生き方がすさまじく、確信犯的なところがあるだけに、救いようがないのですが、ラストで崩れた美貌を武器にたくましく生きる主人公を見せたところに、一筋の光がさした気がします。
岡崎さんのファンの方で、まだ読んでいない方には、オススメです。