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ヘンリー・ハサウェイ監督『砂丘の敵』

2009-12-17 16:12:00 | ノンジャンル
 山田宏一さんが著書で言及されていた、ヘンリー・ハサウェイ監督の'41年作品「砂丘の敵」をDVDで見ました。
 ケニアの巨大な「サイの岩」近くの草原に降り立つ飛行機に乗っていたサファリスタイルの女性(ジーン・ティアニー)は、迎えの部族に今回もまたマニエカに向かうと告げます。英国領マニエカの駐屯地ではクリフォード長官が総督府から来たクームス(ジョージ・サンダース)を迎え、反乱の危険があるシェルジ族に銃が渡ったという情報が伝えられます。そこへオランダ人の鉱物学者カイペンズがやって来て、クームスに雇われます。長官らは偵察中に銃で襲われ、奪った銃を調べるとチェコ製でした。銃を仲介していると思われる現地人のハムドを追及しますが口を割らないので、長官は泳がせることにします。そこへ隊商がやってきますが、それを率いるのは若い白人女性のジア(ジーン・ティアニー)でした。ジアの振るまいでイタリア人捕虜の誕生日パーティが行われますが、明朝までに白人が1人死ぬという予言が現地人の間になされ、皆去っていきます。ジアは銃を流しているのはカイペンズだと明朝長官に教えてくれと捕虜に告げ、カイペンズとともに姿を消しますが、捕虜はカイペンズに射殺されます。ジアの隊商はカイペンズとともに大きな洞窟に入っていくと、そこにはアジトがあり多量の銃器が貯えられていました。カイペンズの残した鉱物標本からそれが採取される場所へ猟師のデューイ(ハリー・ケリー)と長官が行くと、隊商がキャンプしていて、荷を調べると銃でした。彼らはそれを爆破した後、湖に銃を運んでいる水上飛行機を発見しますが、長官はカイペンズに捕まってしまいます。同じ牢に入れられたジアから、自分は総督府から送られたスパイであり、明日サイペンズらがマニエカを攻撃することを知らされた長官は牢を脱出しカイペンズらと銃撃戦になります。そこへ現れた最後の荷を運ぶ隊商は、クームスらが偽装したものでした。クームスはカイペンズと相撃ちになり、反乱は事前に防がれます。ロンドンではクームスの父である司教が演説し、前日に結婚した長官とジアとを祝福し、息子からの手紙を読んで英国が必ず勝利を収めると言うと、長官もその言葉を繰り返すのでした。
 戦意昂揚映画だということがラストで分かりましたが、それまではターザン映画のような見事なセットと風景、それにジーン・ティアニーの美しさ(ビキニスタイルにもなる!)に魅せられました。なにげなくハリー・ケリーが出演しているのも見どころの一つです。ジーン・ティアニー・ファンは必見です。