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フランシス・フォード・コッポラ監督『レインメーカー』その1

2015-09-13 05:11:00 | ノンジャンル
 茨城 栃木における今回の水害への国の対応の無策ぶりにあきれていたところ、文化放送で吉田照美さんも同じようなことをおっしゃっていました。必要のない防衛費は年々増やす一方、本当に国民の安全を守る治水対策の費用はまったく増やす考えを安部政権は持っていないようで、安保法制が90日ルールを使って来週成立した後、安部政権はアベノミクスとやらにまた着手するつもりらしいのですが、バブルと格差社会の拡大しか産んでこなかった、これまでのアベノミクスもそろそろ賞味期限が切れ始めるはずで、来年の参院選でいかに自民党に痛い目を合わせてやるか、いかにして反自民勢力を野党が結集できるかが当面の課題になると思っています。私は民主党の後藤さんや社民党の福島さん、現在一人で奮闘していらっしゃる山本太郎さんらが中心となって、古賀さんらも巻き込み、新党を結成し、一大野党勢力を新たに作って、参院選に臨むのが一番いいと考えていて、実現すればいいなあと夢見ているのですが、果たしてどうなるのでしょう。野党が乱立する現状では、低投票率のもと、自民はまた勝ってしまうかもしれず、せいぜい公明党に愛想をつかしている創価学会の組織票に期待するぐらいしかなく、いくら共産党が議席を伸ばしても、反自民の一大勢力になるとは考えづらいところです。とりあえず、今後の政局を見守りたいと思っています。
 さて、WOWOWオンラインデマンドでフランシス・フォード・コッポラ監督の’97年作品『レインメーカー』を見ました。
 公民権運動での活躍を見た私ルーディ(マット・デイモン)は、弁護士を目指し、家庭内暴力の父に反対されるも、メンフィスのロースクールを卒業しました。卒業者の多くはコネで大手の法律事務所に入りましたが、私はバーでのバイトで知り合ったブルーザー・ストーン“悪者”と呼ばれる弁護士の事務所に入り、「月に経費として千ドル渡すからそのうちの3分の1がお前の取り分だ」と言われます。私は資産家の老婦人の遺言状作成と“G(グレイト)・ベネフィット”という保険会社相手の訴訟にまず取りかかります。ストーンから相棒として付けられたのは、大手保険会社の経験はあるが、司法試験には通っていないチビで大食漢のデック(タニー・デルヴィーノ)でした。私はストーンに当面、資産家の老婦人の遺書作りと、保険会社を相手に起こした一般家庭の訴訟の仕事を現在抱えていることを報告し、事務所を出ます。保険会社相手の訴訟で戦っている家を訪ねると、家族とともに白血病の青年ダニー・ケイが迎えてくれますが、契約書を鼻血で汚してしまいます。資産家の老婦人バーディ(テレサ・ライト)は、子どもには一銭も残さず、全額テレビに出演している宗教家に寄付すると言うのでした。
 日ごろ事故報告書を警官からもらっているストーンは、病院が職場だと言い、デックに連れられた私は怪我人から契約の委任状を取って回ります。ストーンと警官プリンスに脱税疑惑があると書かれた記事を新聞で読む私。私は病院でDVの被害者であるケリーと出会います。夫のクリフは来週出廷して無罪になるとのことでした。
やがてケリーと親しくなった私は、夫の暴力からケリーを守ってやりたいと強く思うようになり、離婚訴訟を起こそうと言いますが、ケリーはそんなことをしたら殺されると言います。
バーディの離れを借りることになった私は、ある日部屋が荒らされているのに気づき、バーディの子供たちが遺産のことを知って乗り込んで来たことを知ります。ダニーとドライブし、ケリーと夫が野球場で親しくしているのを見る私。
私はダニーとバーディと司法試験の合格を一緒に祝い、ダニーの訴訟相手、G・ベネフィット社側からの棄却申し立ての査問会に臨むことになりますが、ストーンは祝い金として5500ドルを私とデックにくれます。現金をストーンがくれることを怪しんだデックは、ストーンの元パートナーが昨日大陪審で証言したことを持ち出し、私に2人で逃げ出して、独立しようともちかけます。
結局私たちはそうすることにし、ストーンの事務所の前はFBIの警官だらけになります。逮捕状はストーンだけでなく、プリンスにも出ることになりました。(明日へ続きます……)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/