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ポール・ヴァンホーヴェン監督『ショーガール』その1

2017-06-24 05:38:00 | ノンジャンル
 昨日報道されたように、市川海老蔵さんの奥さん、麻央さんが若くしてなくなりました。末期ガンであることは知っていましたが、ブログで積極的に自分の状況を配信していたことは知りませんでした。ご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、高橋洋くんが推薦している、ポール・ヴァンホーヴェン監督の’95年作品『ショーガール』をWOWOWシネマで見ました。
ヒッチハイクをする娘。“ラスベガスまで342マイル”の看板。トラックが停まり、娘は乗る。「お前、ツイてるぜ。もっとそばに来いよ」。娘、ナイフを出し、拒み、ラジオから流れていたカントリーをロックへ。「ナイフ、しまえよ。イカれた女に刺されたくない。俺はジェフだ」「私はノエミ。ママはイタリア人。ダンサーになるためにベガスに行く」「男相手のエスコート・ダンサーか?」と男、嘲笑する。
 「俺の叔父が“リヴィエラ”で働いてる。人生はギャンブルだ。スーツケースは金で一杯か?」。
 “リヴィエラ”に着く。「頼んできてやるよ。10ドルやるからスロットでもやって来い」。
 スロットで大当たりのノエミ。店員に「もっとやってみたら?」と言われ、結局全部する。トラックが停まっていた場所に戻ると、ノエミのスーツケースごとトラックは消えている。「あの野郎!」。
 彼女に同情した黒人の女性モリーは、ノエミが天涯孤独なのを知って、自宅に招く。「仕事が見つかるまで」「からかってるの? あなた売春婦?」「いえ」。
 “6週間後”の字幕。紫のネイルをモリーに褒められるノエミ。
 楽屋。モリー「ショーを見ておいで」。客席にノエミが周ると、“女王、クリスタル・コナーズ!”とクリスタルが派手に登場し、見事なセクシーショーを見せる。拍手喝采。魅了されるノエミ。
 クリスタルを絶賛するオーナー。インタビューされるクリスタル。(中略)
 巨大なディスコで踊りまくるノエミとモリー。ノエミのセクシーな踊りは男たちの目を引く。店の用心棒のジャックは持ち場を離れ、「君のダンスは上手だ」と褒めるが、「へたくそだ」と言う男が現れ、ノエミはその男の股間を蹴りあげ、喧嘩になる。警察に連行されるノエミ。
ノエミは保釈される。ジャックは「お前のおかげでクビになった。踊りを教えるからコーヒーを付き合え」と迫るが、ノエミは25セントをコーヒー代としてジャックに投げる。
楽屋。「また妊娠?」「日本人客が来るんだって。嫌ねえ」。支配人のアル「新入りのホープ・ベニーだ」と新人を他のキャストに紹介する。「ホープなんて名じゃないわ」「お前の本名でどいつがファックしたいと思う?」。
巨乳クイーンのヘンリーは乳首をドレスから飛び出させ、「お前の持ち物じゃ、あたしの奥まで届かないよ」と客を挑発する。
 アル「“プライベート・ダンス”に引き込め。“タッチ・アンド・ゴー”だ。手を出す客には用心棒を用意してある。ノエミ「昨夜は生理だった」アル「うんざりだ。俺にフェラしろ。慣れたら飲み込め」。
“チーター トップレス・レストラン”のネオン。客席にクリスタル。踊るノエミ。クリスタルは連れの男ザックに「あの娘、好き?」「君が好きだ」「あの子、買ってあげる」。
アル、ノエミに「ナイティを着て客の間を回れ」とナイティを投げつける。
 クリスタル、ノエミを指名し、「3人でプライベート・ダンスを」。ノエミは断るが、クリスタル「私は見てるだけ。200ドル。500ドル」アル「オーケー。(ノエミに)やってこい」。
 プライベート・ダンスを始めるノエミ。ヤクを吸うクリスタル。ノエミは全裸になり、ザックの股間を自分の股間で刺激し、ザックをイカせる。クリスタル「ありがとう」と500ドルを差し出すと、ノエミは金をつかむとサッサと去る。クリスタル「よかった?」ザック「悪い女だ」。
 ノエミから200ドルを天引きするアル。
 ジャック「君はダンスの天才だ。ダンスはファックじゃない。俺は見てた。なんであんなマネを? 才能がもったいない」とノエミに。
 モリー、ノエミに「Aを取った! あと4回の授業で卒業よ」。
 2人でウィンドーショッピング。ノエミ、ドレスに魅入られ、「お金があるから買いたい」。
 試着するノエミ。(中略)
 激しく踊るノエミ。レズショーで全裸に。ショーの後、「“スターダスト”のフィルだ。オーディションを明日受けてくれ」「クリスタルの指図ね」「違う」。
 帰宅したノエミ。「モリー! モリー! やったわ! オーディション!」。
 オーディションでプロデューサーのトニーを紹介するフィル。フィルは一人ずつに質問し、その段階で何人かを落とす。「よし、これからは何があっても笑顔で踊れ!」とフィル。振付に従って踊り始め、その段階でも一人また一人と帰らされ、3人だけ残る。「今度はオッパイを見せろ! ここはトップレスショーなんだ。よし、とてもいいぞ。みんな綺麗だ。音楽を替えろ。もっと挑発的に。(ノエミに))乳首をピンと立たせろ。自分でつねろ。俺が立ってるのを感じないのか? 」(中略) 「歯科医の団体が来るらしいわ」「不動産屋も」。「オーディション、しくじったのか?」とアル。ジェームズ「こんなショー、オッパイとケツだけだ」。その場でクビを言い渡されたジェームズは制服をアルに返し、ノエミには「お前のおかげでクビになった。一緒に踊ってやる」と言う。
(明日へ続きます……)