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クエンティン・タランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』その2

2017-07-21 06:42:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 クリス「サンデイ・スミザーズ将軍? 情け無用の? (敬礼して)マニックス大尉です」「北軍によるとここは自由な国だ。君の父は知らんが、信念は尊敬する」「俺のコーヒーも毛布も差し上げます。なぜワイオミングに?」「数年前に息子がレッドロックで死んだ。兵役を終えた後だ。一財産作るために山に入り、消息を絶った。レッドロック墓地に墓所を買ってある」。ボブとマーキス、部屋に入って来る。マーキス、将軍に「バトンルージュの戦いにいたな?」「ああ、一個師団を率いていた」「俺もあそこにいた」「北軍の軍服姿のニガーなどなかった」オズワルド「ここで戦争を再現すべきでなはい。戦争は済んだこと。いい解決策がある。北軍側と南軍側に部屋を分けよう。暖炉は象徴のジョージア州。バーはフィラデルフィアだ」。
 ジョン「あの中の1人か2人が女を逃がすために皆殺しする気だ」ドメルグ「勝手に言ってな。お前たちが眠るのを待ってる」。
 ジョン、ジョーに「銃をよこせ。用心のためだ。ちゃんと守ってやる」「丸裸にされた感じだ」銃を抜こうとするジョーの背後からマーキス、ナイフを首元に。ジョー、銃をジョンに渡す。ジョー「あきれたクソ野郎だ」。ジョン、オズワルドの銃も取り上げ、銃を分解する。ジョン「O.B.、クソ小屋で桶の中身をぶちまけて来い」。
 シチューを食べる各自。ジョン「食べる間だけ手錠は外してやる」。「女をよく吊れるな」「悪党がいる限り」。O.B.、部屋に駆け込んでくる。「俺を殺す気か!」。毛布を被り暖炉の前へ。ジョン「マーキスはリンカーンと文通していた。手紙も持っている」。笑う南軍側。「自分を守るためのウソだろう」。ジョン「嘘だったのか?」。うなずくマーキス。「おかげで馬車に乗れた」。
 マーキスと将軍。ピアノを弾く者。将軍「戦争後でも両手両足があるんだから満足。妻のベッツィの持参金で果樹園を始めてた」「あなたの息子を知ってる。死んだ日も。それは俺と会った日だ」。将軍に拳銃を渡すマーキス。「奴はニガーを追って来た。賞金は5千ドルと自慢する権利だけ。うまい話に大勢やってきて“宝探し”。相手は俺。いろいろな命乞いを見た。二度とワイオミングに来ないと言って。あなたの息子のチェスターはすべて話した。バトルルージュでニガーを虐殺した男が父だと。寒い日だった。俺は服を脱がせ、素っ裸にした。2時間で寒さで倒れた。また哀願したが、哀願したものはもう命ではなかった。毛布だった。奴は俺のナニをくわえてきた。俺は高笑いしてやった」。将軍は拳銃を手に持ち、マーキスを撃とうとするが、先に撃ち殺される。
 “第四章 ドメルグには秘密がある”の字幕。「さっきから15分後、ジョーとO.Bは立ち話し、クリスとジョンとオズワルドは“正当防衛殺人”について議論していた。自信を持つ少佐はそれを無視していた。クリスは将軍のコートを手に入れ、死体をオズワルドと一緒に外へ出した。(中略)将軍を撃つ40秒前に誰かがコーヒーに毒を入れた。それを見てたのはドメルグだけ。だからこの章のような名前になっている」。ジョンの許しを得てギターを弾いて歌うドメルグ。ジョン「いい歌だ。もっと歌え」。別の歌を歌うと、ジョンはギターを叩き壊し、再び手錠をする。音楽、盛り上がる。クリス、コーヒーを飲もうとすると、既にコーヒーを飲んでいたジョンが血を吐く。ドメルグを殴るジョン。逃れようとするドメルグ。O.B.も血を吐いて死ぬ。ドメルグ、ジョンを射殺。マーキス、ボブ、オズワルド、ジョーを銃で脅して並ばせる。「俺の言う通りにしろ。でないと死ぬぞ。マニックス、こっちへ。この銃を抜け。奴らに向けろ」「やっと保安官と認めたな」「お前はコーヒーを飲もうとしていたから毒を入れた犯人じゃない。(ドメルグに)手錠の鍵をよこせ。お前らの何人かが女と組んでいる。この女の価値が分からない。じっくり考えよう。ミニーはいつ出かけた? さっきのシチューは確かにミニーのシチューだった。1週間前に出かけたことと矛盾する。スイート・デイヴもこの椅子を置いていくはずがない。(カバーを取り除き)やっぱり血痕がある。(中略)ある時点まではジョン・ルースを襲う計画だった」ジョー「想像力豊かなニガーだな」「ミニーは犬とメキシコ人はお断りだった。それなのにメキシコ人のお前に仕事を任せる訳がない」。マーキス、ボブを射殺。床下からマーキス撃たれる。オズワルド、クリスを撃つが、すぐに撃ち返される。(また明日へ続きます……)

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