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二酸化炭素排出量の削減は待ったなし!

2007-06-08 15:12:42 | ノンジャンル
 以前にも書いたと思いますが、私は「ソトコト」という月刊誌を定期購読しています。この雑誌は「ロハスピープルのための快適生活マガジン」と銘打っています。「ロハス」というのは「Lifestyle of Health and Sustinability」の略で「健康で存続可能な生活スタイル」の略。つまりこの雑誌は、いつまでも人類が滅びないように健康に、しかも生活レベルを下げずに快適に暮らす方法を探って行こう、という雑誌な訳です。
 が、ここで問題になるのは「快適に」の部分です。人によって当然これは感じ方に差がある訳で、この雑誌はというと、例えば、紹介されてる木で作った自転車の値段が約4万円~36万円、紹介されてる家屋は一見して庶民には手がでないようなものばかり、紹介されているファッションが19万のジャケット、紹介されているトータルに電化するシステム・エコキュートのお宅も一見して豪邸、といった具合で、明らかに庶民向けの雑誌作りをしていないことが分かり、見てて腹が立ちます、というか、あきれます。
 確かにロハスを突き進めれば、現時点ではコストがかかるのは分かります。例えば、定期的に木を切って、それで家具をつくり、また木を植えれば、家具は使い続ける間二酸化炭素を中に封じ込める役目をしてくれる訳で、安易に金属を使ったりせずに木で作れるところは木で作れば、二酸化炭素の排出量削減につながります。しかし、手作りで作られる、これからも長く捨てられずに使われるだろう家具というのは、当然手作りになり、途方も無く値段が高い。全部手作りというのでなく、もっと安く、いいものを提供できる方法はないのか、とつい不満の声を漏らしてしまいます。
 もちろん「ソトコト」にはいい記事もあります。二酸化炭素削減の点で大塚製薬がポカリスエットの500mlボトルの重さを27gから18gに減らすことに成功した、というニュースをきちんと取材していたり、また自然の素晴らしさ、自然との共存というテーマでページを割いていることも事実です。
 しかしせっかくロハスを標榜しているのなら、もっと身近で誰でも(貧乏人でも)できるロハスをするキャンペーンを継続的にやってほしいと思うのです。先日世界環境デーに、電球を蛍光電球に替えようというのをメインに、身近な生活の中で二酸化炭素排出量の削減のためにできる8つのことを提案する全面広告が主要新聞に掲載されていましたが、ぜひこうした企画を毎号で特集を組んでやってもらいたいと思います。我々はどうしたら二酸化炭素の排出量の削減につながるのか、知ってるようで知っていません。例えば、その広告で提案されていた水の節約が、なぜ二酸化炭素の削減につながるのか、私は分かりませんが、そう言われれば、節水しなければと思うし、その理由を教えてもらえれば、ますます節水に力も入ることでしょう。
 とりあえず、アイドリング・ストップのキャンペーンを張ってほしいと思います。これから暑い時期なので効力が現れて来るのは秋以降かもしれませんが、自分の車だけアイドリング・ストップしてると、周りの車のアイドリングでどれだけ無駄な二酸化炭素を放出しているのか、が感じられていてもたってもいられない気分になります。これを読んだ皆さんも、今日からでも長い信号待ちに会ったら、涼しい日や夜だけでもいいですので、アイドリング・ストップをしましょう!

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