テレビ朝日系で放送されている「ミュージック・ステーション」は今日は4時間ぶっとうしでやるそうです。紅白並みですね。私はとりあえず、aiko のところだけ見ようと思ってます。
ところで、ロバート・アルトマン監督の'85年作品「フール・フォア・ラブ」をWOWOWで見ました。
俯瞰からのズームアップで砂漠の中の小さな町をカメラが捕えます。そこへ馬運車を引いた泥だらけの車がやってきますが、台所仕事をしていたメイ(キム・ベイジンガー)と外の椅子に座って背広姿でハーモニカを吹いていたメイの父(ハリー・ディーン・スタントン)は隠れます。一旦去ったキャンピングカーはメイの車がスクラップになって捨ててあるのを発見し、戻って来て車を運転していた男ジャック(サム・シェパード)はメイの家に押し入ります。それからよりを戻そうとするジャックと追い出そうとするメイの間で、延々と罵り合いが続きます。そこへ黒いベンツで赤毛の女がやって来て、メイを撃ち損ない、ジャックのトラックのフロントガラスを撃って去って行きます。やがて、メイの友人マーティン(ランディ・クウェイド)がやってきて、ジャックは彼を相手に、昔の話しを始めます。父が度々夜に外出するので、ジャックが同行させてもらうと、赤毛の女性のところへ行き、父はその女性と抱き合い、その女性の娘メイとジャックはお互いが母違いの兄妹であることを知らず、恋の落ちます。話を引き継いだメイは、母はエディの母に、自分とエディを会わせないように頼み、銃で自殺した、と語ります。それを聞いていた父はすべてデタラメだ、と言います。そこへ赤毛の女が再び黒いベンツで現れ、拳銃を撃ちまくり、火事を起こします。メイは家を去り、ジャックは馬に乗って車を追いかけ、父はハーモニカを吹きながら、燃えている部屋に入って行く、という話です。
何と言っても、役者がすごいですね。それぞれがいい雰囲気を出しています。特にハリー・ディーン・スタントンは出番も少なく、目立たない役なのですが、存在感があり、改めていい役者だなあ、と思いました。メイとジャックの関係は最後になって明かされますが、それまでは夫の浮気を妻が責める痴話げんかだと思わせる構成になっていて、終わり方が秀逸だと思いました。ただ、ラスト以外はメイとジャックの会話ばかりでかなり単調なので、それを単調だとは思わない、例えば台詞の長いやりとりに慣れている演劇好きの方にはオススメです。
ところで、ロバート・アルトマン監督の'85年作品「フール・フォア・ラブ」をWOWOWで見ました。
俯瞰からのズームアップで砂漠の中の小さな町をカメラが捕えます。そこへ馬運車を引いた泥だらけの車がやってきますが、台所仕事をしていたメイ(キム・ベイジンガー)と外の椅子に座って背広姿でハーモニカを吹いていたメイの父(ハリー・ディーン・スタントン)は隠れます。一旦去ったキャンピングカーはメイの車がスクラップになって捨ててあるのを発見し、戻って来て車を運転していた男ジャック(サム・シェパード)はメイの家に押し入ります。それからよりを戻そうとするジャックと追い出そうとするメイの間で、延々と罵り合いが続きます。そこへ黒いベンツで赤毛の女がやって来て、メイを撃ち損ない、ジャックのトラックのフロントガラスを撃って去って行きます。やがて、メイの友人マーティン(ランディ・クウェイド)がやってきて、ジャックは彼を相手に、昔の話しを始めます。父が度々夜に外出するので、ジャックが同行させてもらうと、赤毛の女性のところへ行き、父はその女性と抱き合い、その女性の娘メイとジャックはお互いが母違いの兄妹であることを知らず、恋の落ちます。話を引き継いだメイは、母はエディの母に、自分とエディを会わせないように頼み、銃で自殺した、と語ります。それを聞いていた父はすべてデタラメだ、と言います。そこへ赤毛の女が再び黒いベンツで現れ、拳銃を撃ちまくり、火事を起こします。メイは家を去り、ジャックは馬に乗って車を追いかけ、父はハーモニカを吹きながら、燃えている部屋に入って行く、という話です。
何と言っても、役者がすごいですね。それぞれがいい雰囲気を出しています。特にハリー・ディーン・スタントンは出番も少なく、目立たない役なのですが、存在感があり、改めていい役者だなあ、と思いました。メイとジャックの関係は最後になって明かされますが、それまでは夫の浮気を妻が責める痴話げんかだと思わせる構成になっていて、終わり方が秀逸だと思いました。ただ、ラスト以外はメイとジャックの会話ばかりでかなり単調なので、それを単調だとは思わない、例えば台詞の長いやりとりに慣れている演劇好きの方にはオススメです。